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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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8話

電話に出る事もなく、相手を確認する事もなかったむつだが、尻の所でぶるぶると震えている携帯には、やはり気を取られるようで、片手でポケットを押さえつけた。


視線が少し女から反れた所を狙うように、振り上げられたバットが目の前に迫っていた。後ろに下がろうとしたが、すでにかかとは台座に触れている事を忘れていたのか、むつは襟を引っ張られるようにして尻餅をついた。


もろに当たると、腕を交差させて目を閉じたが当たる事はなく、その代わりにがつーんっと大きな音がした。女のバットが、地蔵の肩辺りにめり込むようにして当たっている。


あっと思った時には遅く、女は振り上げたバットを2回続けて地蔵に打ち付けた。びきっと音がしてひびが入り、細かな破片がぱらぱらとむつにもかかった。

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