表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
283/753

6話

「もしかして彼氏待ち?」


「来ないって言ったら不安そうな顔した。あー彼氏、来ないのか…諦めようよ」


「そうそう。いつまで待ってても仕方ないって」


仕事で来れなくなったなら、それはそれで連絡してくるはずだ。だが、携帯は鳴っていないはずだ。ポケットに入れたまんまで気付かなかったのかもしれない、そう思うと取り出して確認したかったが、男たちの前でそれはしたくなかった。


むつはうつ向いて、唇を噛んだ。男たちのにやにやとした、むかつくような視線から逃げたかった。だが、ここから移動して逃げるのは負けな気がして、そうはなりたくなかった。


ずっと黙っているむつに対して、飽きもせずに男たちはへらへらと笑いながらの声をかけてきている。しつこく、鬱陶しいさに加え毎回、毎回遅い西原に対してと、むつはイライラしてきていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ