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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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6話

むつに呼び出されてから仮眠も取らずに働いている冬四郎と西原は、眠そうに目をしょぼつかせている。


「大丈夫?」


「ん、あぁ大丈夫だ。お前よりはな…検証終わってもまだしばらくは立入禁止になるから。悪いな」


「うん、それはいいよ全然」


頷いたむつは冬四郎と西原の姿をまじまじと見た。何か気になる事でもあるのだろうか。


「…寝間着のまんま来てくれたのね」


冬四郎はスウェットにパーカー。西原はサルエルパンツにジャンパーという仕事をするにしては、ラフすぎる格好だった。


「仕方ないだろ?ちゃんと手帳は持ってるから問題ないだろ。むつと祐斗君は一旦帰って休みなさい」


むつと祐斗が揃って返事をすると、冬四郎と西原は出ていった。地蔵が壊されたり、殺人未遂があったりで新たに仕事が増えて忙しいのだろう。


「大変そうだよねぇ」


「えぇ。仕事を増やす原因に俺らも含まれてると思いますけどね」


どこか他人事のようなむつは、それでも冬四郎と西原が出ていった方を寂しそうに見ていた。



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