表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
239/753

5話

むつは寒さを忘れたのか、ぐいっと袖をまくった。緊張のせいなのか、手は汗でびっしょりと濡れている。むつはそれをズボンで拭った。


女は祐斗には目もくれずに、むつだけを見ている。地蔵を壊すのを邪魔したのが、そんなに悪かったのだろうか。


祐斗は半歩ほど下がった所から、女同士の戦いだと思い、緊張しながら今は2人を見守るしかない。むつがどう思っているのか、祐斗には分からなかったがタイミングを見計らって助けに入らなければ、確実にむつが大怪我するのが目に見えていた。


むつと女は睨み合っていたが、先に痺れを切らせたのは女だったのか、バットを振り上げて、むつに迫ってきた。緊張した様子のむつだったが、冷静さを取り戻したのか、自分に向けて降り下ろされるバットを見ていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ