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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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5話

「…女?」


むつの呟きが聞こえたのか、音が止んだ。しまったと思ったむつだが、がさっと植木を飛び越えて道に出た。


「何してるのよ。器物破損だよ…他の2体もあんたがやったの?」


地蔵の前には女が1人立っており、両手で金属バットを握り締めていた。そのバットは、地蔵の肩の辺りに当てられたままだった。地蔵を壊していたのは、この女だったのだろうか。それとも模倣犯なのか、むつには分からないが、今地蔵を怖そうとしていた事に変わりはない。だが、たかだか金属バットでそれもほっそりとした女の腕で石が砕けるとは思えない。


「警察来るから、大人しく…」


バットを取り上げようと近付き、むつが手を伸ばすと女は、ぶんっとバットを振り上げた。

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