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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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5話

むつはしばらく後部座席から外を見ていたが、運転席に戻ってくるとエンジンをかけた。


「移動ですか?」


「うん。向こうの…十字路の公園沿いの方が道は広いし。夜はもう車も通りそうにないもん」


「車、公園の中に入れたらどうだ?」


「いいの!?」


進入禁止のポールがあると祐斗は言っていたが、狛犬は公園に車を停められるような言い方をしている。


「公園のトイレの横は、清掃用の車を停める駐車場になってる。1台分だけあるぞ?ちゃんと見てないのか?」


「見てない」


「大通り側の方に林があるだろ?その横にトイレがあるんだ。ここの公園は、そこそこ広いぞ」


「…ちゃんと見ておけば良かった」


はぁと溜め息をつきながは、むつはゆっくりと車を走らせて、狛犬に教えて貰いながら公園の中に車を入れた。林もトイレのあるから、道からは車は見えにくいだろう。だが、ここからだと地蔵の後ろ姿だが、はっきりと見える。少し離れたし、ここからの方が周りには周りも見れるだろう。

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