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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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5話

「むつ、車使うか?」


「んーあったら助かる。借りていい?」


「おう、今日は使う事ないからな」


「車での観察か…刑事さんみたいだね」


颯介は他人事のように言うと、くすくすと笑った。何とも言えずに、むつは苦笑いをしただけだった。だが、車を使えるとなると、風がしのげる。これだけでも体感温度はかなり違ってくるだろう。


メールのチェックを終えて、やる事がなくなったむつは、西原のメールを読み返しながらカレンダーを見ていた。


最初に地蔵が壊れたのが、神社で殺人が起きる4日前。次が事件の起きた時に発見されているから、かれこれ1週間にもなろうとしている。最初に壊されてから約2週間という事だ。場所が場所だけに、どうしても地蔵が気になっているむつと祐斗だが、それを切り離して考えるべきなのか、だとしたら原因を探るのに手掛かりになりそうな物は1つもない事になる。土地神からの依頼は、元に戻して欲しいとの事だったし、浮遊霊を片付けてしまえば終わる話ではある。

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