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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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5話

充電の切れている携帯に充電器をさして、むつは電源を入れるとアラームをセットした。セットしたが、明日は15時までに事務所に行けば良い事を思い出して、結局はリセットした。


「…とりあえず寝るよ。こさめ、布団の上にお菓子こぼさないでよ?」


「ふぁい。もう寝るの?」


「寝るの。寝不足なの」


「2人は適当に遊んでなよ」


ふぁふぁと大きな欠伸をしたむつは、布団を頭の方までかぶって目を閉じた。まだまだ眠くない菜々とこさめは、おやすみと言って電気を消すと、そろそろとリビングに出ていった。


ごそごそと何かしているらしい音がしていたが、2人が仲良く遊んでるならいいかと、むつはすぐに眠りについた。連日の寝不足に疲れが、一気に押し寄せてきたのか、眠りは深かった。


能力が使えない事を話して泣いて、西原との事があって泣いて寝不足で、そのあとは菜々とこさめが来て呑んで騒いで寝不足。その後には仕事を押し付けるように土地神がやってきて。色々な事が次から次へとやってきて、何だかんだと忙しい日々だった。だが、それはそれで充実していた。


くぅくぅとむつが寝息をたて始めると、そろっと菜々とこさめが顔を出した。むつが熟睡している事を確認すると、静かにキッチンに向かっていった。

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