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4話
「分かった。その辺は西原君に任せたら大丈夫だろうし…連絡はむつの携帯で良いのか?」
「今日、明日中には調べてメールする」
「うん、お願いしまーす」
「で、谷代君の言ってた防犯カメラな…あるにはあるけど…何にも映ってないんだよな。いや、移ってるけど天気の関係なのか分かりにくくてな」
「あたしらでも見れる?」
「それは流石に無理だな。警察からの依頼なら見せても問題ないけどな…」
「だよね。ありがと」
ぽすっと背もたれにもたれたむつは、うーんと首を傾げていた。
「ま、いっか。明日だね、明日」
「そうですね。明日は防寒しっかりして来ないと…むつさん、今日は早く寝て風邪も引かないようにしてくださいよ」
「はいはい。それさっきも聞いたよ」
今日の仕事は終わりと言いたげに、むつはこつんっと窓に顔をつけると目を閉じた。かなり眠かったのか、すぐにくぅくぅと寝息をたて始めた。
「先に谷代君を送るか…」
むつが眠った事に気付いたのか、先に祐斗を送り少しむつを寝かせといてやろうと呟いた。




