表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
189/753

4話

土台があり、並んでいる地蔵は2体。本来なら、ここにもう2体の地蔵があるはずだが、その2体は壊されている。神社で殺人事件があった日に壊されたと思われるものと、その前に壊されたものだ。


「こんなに壊れてたんですね」


地蔵の前まできたのは初めての祐斗は、もう霊の事など着にもしていないのかしゃがみこんで、まじまじと見ている。


「まだ片付けてないんですね」


祐斗の言うように、砕けた石があちこちに転がっている。むつは地面に膝をつき、丁寧に手を合わせた。


「みたいね…何でだろ?警察に触らないようにとでも言われてるのかしら?」


「ですかね?でも、道にも転がってますよ?ここ、一通みたいですけど車道ですし」


標識を指差し祐斗が言うと、むつはそれに初めて気付いたような顔をしていた。一方通行とは言えど、先には民家もある。そうなれば、生活の為にこの道を使う人も居るだろうに、片付けはされていない。


「滅多に車が通らないのかしら?」


「でも、公園ありますよ?子供が遊ぶ場所の近くですし…このまんまじゃ危なくないですか?」


「だよねぇ…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ