表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
157/753

4話

「宮前さん、何て言ってたんですか?」


「今から来るってさ」


「あ、そうなんですか?」


ふーんと祐斗は言っただけだったが、何か心当たりでもあるのか山上は首を傾げていた。むつは、もう興味を牛なかったかのように、また画面とのにらめっこを始めていた。


顔色が悪いうえ、食欲もないし、冬四郎が来るというのに表情1つ変えないむつを祐斗は、不思議な物を見るように、こっこりとパソコンに隠れるようにして観察していた。能力が使えなくなったという事を話した時には、あんなにもころころと表情が変わっていたのに、それ以降のむつはあまり表情の変化がない。笑ったりはするものの、周りが笑うから、とりあえず笑ってる感がいなめない。本人はそれに気付いているのだろうか。何となく、周りに流されているだけのように見え、祐斗にはそれが気がかりだった。だからといって、何か出来るわけでもなく、こっそりと溜め息をつくしかなかった。


祐斗の心配に気付いているのか否か、むつは目を細めて画面を睨んでいる。やり直しても、どこで間違えているのか、なかなか進まないようだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ