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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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3話

がさっと買い物袋を持った3人は、きゃあきゃあと話をしながら、マンションに向かっていく。


「確認する、ついてきてるか。遠回りするよ」


「うん」


菜々には聞こえないように、むつが呟くと、こさめは頷いた。そして、わざとらしく、きゃあきゃあと話をしながら角を多く曲がるような道を選び、くねくねと歩いていく。


「足音、1つ。スーパーからずっと」


「おっけ…」


むつの隣を歩くこさめは、こそっと耳元でささやいた。むつは、そっと後ろを見た。角の所に人が居るように見えた。むつは少し早足に歩き、角を曲がりまたすぐに角を曲がった。


「走って」


むつとこさめは、菜々の手を掴むと一気に走った。菜々は、訳が分からない様子だったが、2人に引っ張られるようにしてついてくる。


「こさめ、この先、次の角、右。交番行って」

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