表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
134/753

3話

電車が駅に滑り込むと、むつ、菜々、こさめは、むぎゅむぎゅと押し潰されながらも、どうにか降車口まで行くとぽんっと吐き出されるように出た。


「ふぇ…む、むつ…これ、何の戦い?」


「う、うん…乗り降りの戦い。みんな、基地に帰るんだよ。で、明日はまた出陣…篠田さんも経験してると思うよ?」


「直弥も戦ってるのね…」


「こさめさん、面白い例え方するわね」


くすくすと菜々が笑うと、むつも笑った。こさめは、満員電車で人に酔ったのか、ふらふらしている。


「さ、買い物行こ」


降りた人々が改札を抜け、あたこちに散っていく。あっという間に人が居なくなったが、またすぐに電車が来るようでホームには人が溢れている。


むつは菜々とこさめを連れて、駅の近くにあるスーパーに入っていった。こさめがカートを押し、むつと菜々は蛸を選んだり、ワインを選んだりしてかごにいれていく。菓子も選んだりと、一晩ではこんなに食べられないだろうという量を3人は、かごに入れると満足そうな顔をしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ