表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
133/753

3話

満員電車初体験なのか、こさめは立っていられず。揺れるたびに、あっちにふらふら、こっちにふらふらしている。見かねたむつが、こさめの腰に手を回して自分に掴まるようにさせている。菜々も慣れていないようで、むつの腕を力強く握っている。


「ねぇ、こさめ?何かさ…視線を感じるけど…さっきのとは違う気がしない?」


「うぅ…こんだけ人居たら何が何だか…でも、気配はないね。今度は違うのに、つけられてる?」


「…かも。あたしらだけなら、まく自信あるけど、菜々は…運動音痴なんだよね」


「とりあえず、スーパーで考えよ。ねぇ…まだぁ?早く、降りたい」


「次の次だから…菜々、次の次で降りるよ」


「はぁい…」


菜々もこさめも満員電車に疲れたのか、会話する元気もないようだ。普段乗らないなら仕方ないが、普段から電車を使うむつでも、満員電車は嫌いだし慣れる物でもなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ