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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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3話

菜々とこさめもメニューを決めたのか、むつが店員の女性を呼んだ。先程、むつに手を振って見せた中年の女性だ。


「むつちゃん、久しぶりね。全然、顔見せないいで…元気にしてた?」


「うん、ちょっと忙しくてね」


「はいはい。で、ご注文は?」


「えっと、冬季限定のスープスパ麺少々、海鮮餡掛けスパ、Cランチ…どっちも麺普通で」


「…むつちゃんが麺少々?」


「う、うん…ちょっと胃の調子が。でも、デザートとコーヒーも欲しいから少なめで」


女性は、ぐいっとむつの方に顔を向けると、じろじろとその顔を見た。むつは愛想笑いを浮かべるだけで、少しずつ身を引いていっている。


「顔色、悪いもんね。コールスローおまけしてあげるから、みんなで食べな」


「うん、ありがと」

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