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よろず屋 -無い物は-  作者: 幹藤 あさ
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3話

「良かったね」


こさめが嬉しそうに言うと、むつから離れた菜々は、こさめの方を向いて頭を下げた。


「この子とね、下で会ったの。エレベータ来てるのに乗らないし、何かうろうろしてたから、声をかけてみたの。そしたら、人に会いに来たけど、連絡もなしに突然職場に行くのは迷惑かけるから、どうしようか悩んでるって言うから」


「そうなの、そしたら…悩むなら行動してみたらいいって言ってくれたの」


「うん、彼氏に会いに行くんだと思ったからね。直弥なら、あとから文句は言うかもしれないけど、喜んでくれるはずだと思ったし」


「で、一緒にエレベータ乗ったら、こちらの方もよろず屋に行く途中って言うから、ご一緒させて貰って…」


「まさか、むつに会いに来たんだとは思わなかったけどね。よろず屋に居る彼氏ってなると…ちょっと悩んだわよ」


「…成る程ね」


何で2人が一緒に来たのか分かったむつは、ふふっと面白そうに笑った。菜々が悩んでいたというのも意外だが、こさめの行動力も意外だった。

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