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小田からの贈り物

甘え、だろうか。

作者: 小田虹里

「あとがき」を読むと、「小田」がよくわかります。

しかし、とても長く……そして、病み、闇。


苦手な方は、本編のみで閉じてください。


このページを開いてくださった方、すべてに……感謝。

甘え、だろうか。


涙が出ることも、それを伝えることも。

傷をつくり、その痛みで自分を保つことも。


甘え、だろうか。


疲れて意識をとばし、眠ることも。

僕を手放し、命を繋ぐことも。


甘え、だろうか。




すべては、誰の責任?


僕は、僕であり続けたい。

僕は、僕を手放したくない。

僕は、僕のものでありたい。




何故、出来ないのだろう?


甘え、だろうか。




本当に、甘えだろうか。


この痛みも、涙も、離人感も、すべて。


病、なのだろうか。

偽り、なのだろうか。

夢、なのだろうか。


甘え、だろうか。




答えは、知りたくない。


それは……甘えだ。


僕の、甘えだ。


 こんばんは、はじめまして。小田虹里です。

 久しぶりに「詩」といえるのでしょうか。そんなようなもので、自分自身を現しました。

 本当は、文字に書き起こすつもりなどなかったのですが……自分の中を整理するためにも、こころを落ち着かせるためにも、思っていることを書きだしてみました。


 ふと、思ったんです。


「あぁ、小田はただ……甘えているだけなのではないか」と。


 でも、薬の力を借りても、意識が揺らぐようになっているのは事実だし。視神経が、外に出ると異常がすぐに出るようになったのも、事実。座っていて、対面で話を聞いているのも、前は何時間でも平気だったのに。「前」とは、一年前の今頃……四時間から六時間ほど、ずっとお説教されたり、会議をしていたりしたのですが、それでも耐えられていました。

 それが、今はほんの何十分でも、辛いときには辛い。視界が揺らいで、次第に、真っ暗になっていく。目の前が真っ黒で、見えなくなっていく。

 眼科では、異常がない。だから、精神的なもの……もしくは、脳なのか。自律神経なのか。それとも、単に疲れがたまりすぎているのか。


 それとも、「甘え」なのか。


 壊れている。

 薬を飲んでいる。


 これは、事実。


 だけど「病んでいる」は、どうなんだろう。


いきなり、精神科にかかったのではありません。大学の二年だか、三年だかのときに、たまたま保健棟に数人呼ばれて。その中に、入っていて。精神科の先生との面談があり、そこで、「あなたは、薬を飲んだ方がいい。でも、ここ(学校)では出せないから、病院へ通ってください」と。それがきっかけで、大学の近くの病院へ行って……診断が下った。


 診断されたことも、嘘ではない。

 今、通院を続けていることも、嘘ではない。

 入院を勧められたことも、何度かある……それも、嘘ではない。


 だけど、入院をしなかったことも、事実。


 一度は……ママが生きていた、いや。もう、死んでしまう月。その初旬。小田は、入院を望んだ。それは、ママの死にゆく姿に、耐え切れなかったこともあるし、きっと、他にも要因は色々あったと思う。病院でも、「入院する?」と、病院を紹介してもらった。だけど、親の同意がないと、入院できない施設で……結果、許可は下りなかった。

 小田がどんな思いをしているのか、どれだけ脳がおかしくなっているか。それは、小田にしかきっと、分からないのかもしれない。また、小田の異常、異様は、他人にしか見えないところもあると思う。


 何が本当で、何が偽りで、甘えで、仕方ないことなのか。


 分からない。


「苦しい、辛い」


 だけど、逃げられないから……。


 二度、小田は本気で死のうとした……らしい。一度目は、全治四ヶ月ほどだった。二度目は、記憶が戻ったのはつい最近のこと。自殺をはかっていたなんて……知らなかった。ただ、入院していた。それは、精神科病棟ではなく、内科。色々と、重なっていたのだと思う。肺水腫も起こしていた。小田は、肺炎で過去にも入院していた。小田のじいちゃんも、肺炎で亡くなっている。


 結局、本編よりあとがきの方がずっと長く、ずるずると来てしまった……。結果は、小田はやっぱり、「甘えている」のだと思う。


 そんな自分が、気持ち悪い。大嫌いだ。それなのに、捨てられない……やっぱり、甘えている。情けない。


 何とかして、奮起したい。このまま死んだら、あの世でママに顔向けできない。いや、パパより先には、死ねないでしょう。


 困ったな……と、思いつつ。


 長々と、ここまで読んでくださった方に甘えて……おやすみなさい。 2017.6.16 


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― 新着の感想 ―
[一言] 人間は生をもて余しているところがあります。 真夏、アスファルトの上にミイラ化したミミズを見かけることがあります。アスファルトが土に変わることがありません。海がふたつに割れるような奇跡は起こら…
2017/10/02 22:09 退会済み
管理
[一言] 甘えかどうかは分からないけれど、よく言うじゃない。 酸いも甘いも噛み分けたいい大人って。 甘えてもいいと思いますよ。 ずっと後に思うでしょう。 後悔も葛藤も甘えでさえも、悪くなかった…
[一言]  甘え、とは何でしょうね。何が甘えで、何がそうでないのか。難しいものです。きっと、小田さんの言っている通り、甘えであるという人も、そうではないという人も、いると思います。  なので、あくまで…
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