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四季の徒然  作者: 美貝
4/4

次候 霜止出苗 *しもやんでなえいずる*

第十七候 穀雨 次候

霜止出苗 *しもやんでなえいずる*

Approx. 4/25-4/29


晩春の暖かさで、ようやく霜もおりなくなり、苗代で稲の苗がすくすく生長する頃。


「八十八」の字を組み合わせると「米」ができあがるため、立春から八十八日目の「八十八夜」は縁起のいい農の吉日だそう。


ただ、「寒の戻り」や「八十八夜の忘れ霜」に遭遇する可能性があるため、十分なる注意が必要だって。


どんな時でも油断に足を掬われるって事だよね。


教育者としても油断を誘っちゃいけないって教えてもらう、この数日だった。

敢えて厳しくしていたからか、教え子たちが今日素晴らしい頑張りを見せてくれた。

ある程度の緊張感を与えないと、人は育たないって学んだ。

だって、一生懸命になれないからね、ある程度は厳しくしないと。


また、来週の真ん中に大きな舞台を控えているけれど、それに向けての練習も日本人ばりに頑張って練習してるアメリカ人たち。


それも、油断を排して万全を期するって事だよね。


この頑張り、本当に尊敬する!

アメリカ人にとって、これだけ徹底して頑張るってどういう事かすごく良く分かるんだよね。


やっぱり教え子は可愛いわ。


はらわた煮えくり返る時もあるけれど、基本的に愛情を傾けた分だけ愛情を返してくれる。


それを忘れてるから、数週間辛かったんだろうなぁ。


そもそも、相手のパフォーマンスによって自分の愛情の度合いを変えるってどういう事?


相手が何をしようが、自分には関係ないじゃん。

自分がベストと思う事をするのが一番大切なんじゃん。


彼らが頑張る頑張らないは、私の責任じゃない。

でも、彼らに対してどう振る舞うかは完全に私の責任だ。


私の中からも苗が芽吹いて、すくすく育ちだしてる気がする。


今は、教え子に対する嫌な気持ちが消えているもの。


もっともっと、愛情持ってこう、自分。

他人じゃないよ、全部自分がどうするかだし、どう思うかだ。


あとは、この決意に対して寒が戻って来ないように、日々決意を新たにするのみよ。


やーしかし眠い!

今日はもう寝て明日に備えよう。

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