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第1話 ルドエゴ

東欧の資本主義国家ルドエゴで起きた戦争。

そこには多くの国の思惑が渦巻いていた。

久世 玲司

年齢  43

元MIF所属 現内閣官房 国家安全保障局 ルドエゴ地域 特別捜査官 捜査責任者

医師として国益無き医師団に所属、MIFの専属PMC採用決定により、医療のために過剰な暴力を持つことに疑問を抱き複数の医師と共に決定へ反発しMIFを離脱し、国家公安委員へ、その後国家安全保障局で情報処理のデスクワークをするさえないおっさん。


久世は焦っていた

彼は 内閣官房国家安全保障局 通称NSSに所属している捜査官だ。

今日は室長に呼ばれている。なんだってデスクワーク以外ほぼしなくなった40過ぎのおっさんを呼び出すんだろうか、ルドエゴの件でなんかあったのか?

そうこう言ってる間に室長室についてしまった。

ネクタイを締め直しできるだけの礼節のこもった声で久世は言った

「失礼します 内閣官房国家安全保障局 ルドエゴ地域 特別局員 久世玲司です」

「入りたまえ。」

室長だ、隣には篠宮澪子が座っている。茶髪のポニーテールに整った顔、そして極めつけはタキシードを着ている、女子校とかによくいる王子様タイプだ。

「どーも室長、なんでこの女がここにいるんです?」

「開口一番そんな事言わないでくれよ玲司くん」

篠宮は役職的には上司、久世のことを玲司くんと呼ぶ数少ない人間だ

「久世、とりあえず座れ」

「へーへー」

「お前の態度はどうにかならんのか全く、まあいい。本題に行こうお前を呼んだのはルドエゴ地域の件で進展があったからだ。」

「はあ、あの焼け野原に進展ね。なんですか、軍隊でもいました?」

「そのまさかだ」

久世の冗談は室長の一言でかき消された

「久世、ルドエゴ地域について知ってることを言ってみろ」

「2026年にロスヴィエトに侵攻され30年の停戦の後再開し、ロスヴィエトの戦略核の使用によって首都キオとその近辺が地図からなくなり、幕引きとなった第二次世界大戦以来の大規模戦争です」

「そうだ、その地域に今ロスヴィエトが全領土領有のために再侵攻を始めた」

「まじかよ」

「それに対し、バルゴスナは正規軍の派遣を決定した」

バルゴスナは菊東と第二次世界大戦時に同盟を組んでいた国であり、遺伝子科学の最先端の国である。

「おいおい、まてよ、あそこでまた戦争しようってのか?何万人の被害が出ると思ってる!あの二度の戦争で何億人死んだと思ってる!」

久世は珍しく声を荒げた。

「久世、お前の古巣もその地域に向かってるとの報告が来た。」

「なに、公安が?いや、MIFか?」

「MIFとAEMSだ」

MIF⋯国益無き医師団、久世の元所属していた医療団体であり度の国の利益のためにも動かず、人命救助のためにのみ活動する機関

AEMS⋯Aegis Medical Security、MIF専属で雇われているPMC(民間軍事会社)、MIFの犠牲を出さずに警護し、人命救助に尽力している軍

「あの偽善者どもも動いてるってか、こいつは戦争になるかもな」

「我々はそうなることだけは防がなきゃいかんのだ。そこで久世おめでとう、昇進だ」

「昇進?」

「今日からお前は内閣官房国家安全保障局 ルドエゴ地域 特別捜査官になる、明日からルドエゴに行ってもらう。」

「その言い方だと拒否権はなさそうだな」

「安心しなよ玲司くん、向こうに行ったら僕が君に指令を出す。仲良く行こうね」

「最高だよ⋯篠宮」

どうやら、この年になっても戦地に行くことになっちまったらしい。

極東の国 菊東の捜査官 久世玲司はルドエゴ後に埋まる真実を解き明かすために

ルドエゴに単身で向かうことに!!

ミリオタによる戦争と政治、PMCのフィクション作品

次回 第二話 MIF

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