表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/71

屋外実習というバトルフィールド

転校してから1ヶ月、新しい環境にもすっかり馴染んできたミナト。座学中心だった日々も終わり、ついに屋外実習がスタート。体力測定を含むこの実習は、ミナトとツバサの果てしない対立をさらに白熱させる舞台となる。


ミナト:「全力で走れって?全力ってなんだろう…心の全力?それとも足の全力?」


ツバサ(即答):「物理的最大出力。それ以外は自己満足だ」


ミナト:「自己満足って最高のエネルギー源じゃない?僕、自己満足で宇宙まで行ける気がする!」


ツバサ:「君が宇宙へ行けば、地球の論理密度が上がるだろう」


サクラ(突然マイク風のペンを取り出して):「さあ、始まりました!『ミナト vs ツバサ:全力論争バトル2025』!実況は私、サクラがお送りします!」


ミナト:「おお、実況つき!盛り上がってきた!」


ツバサ:「いや、これは単なる実習だ」


サクラ:「ツバサ選手、冷静なツッコミでスタートダッシュ!しかし、ミナト選手は脳天気パワーで応戦中!」


ミナト:「脳天気パワーって何!?新しい必殺技みたいでカッコいい!」


ツバサ:「いや、必殺技どころか、ただの思考放棄だ」



ミナト(走りながら):「よし、次は“変則ステップ走”で記録更新だ!」


ツバサ(真顔で):「シャトルランは規則的なペース配分が重要だ。変則は非効率極まりない」


サクラ:「おっと、ここでツバサ選手の鋭いロジックアタック!しかしミナト選手、全く意に介さず逆方向に…え、逆?!」


ミナト:「逆走も新しい記録になるかも!」


ツバサ(苛立ちながら追いかける):「ルールを理解しろ!」


サクラ:「まさに混沌のバトルフィールド!ツバサ選手が理論の剣を振るうも、ミナト選手は“直感シールド”で全て回避!」


ミナト:「そんなシールド装備してた覚えないけど、ちょっとカッコいいな!」


ツバサ:「君は実況に同調してどうする!」


そんなこんなで反省会を開催した。


ミナト:「今日の反省?うーん、“効率冒涜”はまだ未完成だったことかな!」


ツバサ(深いため息):「反省するべきは冒涜の概念そのものだ」


サクラ:「ここでツバサ選手、冷静な分析コメント!しかしミナト選手、反省どころか新たな冒涜理論を展開中!」


ミナト:「新たな冒涜理論って響きが哲学的でいいな!」


ツバサ:「いや、それは哲学ですらない。ただの混乱理論だ」


サクラ:「観客席(※実際はクラスメート)も大爆笑!まさに“反省のない反省会”開幕です!」


ミナト:「開幕しちゃったの!?閉幕はいつ?」


ツバサ:「そもそも閉幕しなくていい。むしろ最初から始めるべきじゃない」


サクラ:「おおっと、ツバサ選手、まさかの“否定フィニッシュ”宣言!」


クラスメートたち:(拍手と笑い)


こうして、ミナトとツバサの対立は、サクラの実況と二人の絶妙なツッコミ応酬で、実習以上にエンタメ性を極め、周囲に笑顔と活気を届け続けるのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ