恋愛について頭を使ってみた!
ある日の寮の風景。ミナトはベッドに寝転び、天井を見上げながら深いため息をついた。
「うーん…ミコトの告白かぁ…」
普段なら脳天気なまま流してしまうところだが、今回は違った。頭の中でぐるぐると考えが巡る。
「まず、選択肢を整理しよう!」と声に出して宣言する。
<素直にOKする>
「うん、これが一番シンプルだよね。でも…僕、今まで交際したことないし、どうしていいかわからないかも。付き合うって、毎日プリン食べるくらいの頻度で会うの?いや、それは糖分過多か…」
その瞬間、ミナトの妄想スイッチがON!
———
(妄想世界)
突然、部屋の天井が眩しく光り輝き、ポワンと現れたのは、トーガを着た謎の神様。
神様(キラキラと後光を背負って):「そこの悩める少年よ、私は恋愛の神、ラブリオス!」
ミナト(ぽかんと口を開けて):「ラブ…リオス?なんかオシャレなスポーツドリンクみたいな名前ですね!」
ラブリオス(無視して):「お前の悩み、聞こえてきたぞ!告白への答えに困っているな!」
ミナト:「おお、ちょうどよかった!じゃあ恋愛の極意、教えてください!」
ラブリオス:「恋とは、心のコンパス!感情に従って進めばよい!」
ミナト:「おお、心のコンパス…。でも僕のコンパス、プリンの方向しか指してないですよ?」
ラブリオス:「そこは一度置いとけ!」
ミナト:「あ、でも待ってください。恋愛って、プリンみたいなもんですよね?」
ラブリオス:「……どのあたりが?」
ミナト(目を輝かせて):「まず、プリンは甘くてぷるぷるしてるけど、上にはちょっと苦いカラメルがある。恋愛も、甘いだけじゃなくて、ちょっとした苦さがアクセントになると思うんです!」
ラブリオス(真顔で頷きながら):「なるほど…確かに、苦味があるからこそ、甘さが際立つ。つまり、恋愛の試練もまた、愛を深めるスパイスということか」
ミナト:「さらに、プリンは形を保ちながらもぷるぷる揺れる。恋愛も安定してるようで、実は揺れ動いてるんですよ!」
ラブリオス(感心して):「おお…その比喩、意外と深いな…!」
———
(妄想の続き)
ラブリオス(ふと真剣な顔で):「ところで、プリンの完璧な食べ方とは何だと思う?」
ミナト(姿勢を正して):「これは重要なテーマですね!まず、プリンを食べる環境が大切です。静かでリラックスできる場所、自然光が差し込む窓際なんか最高です」
ラブリオス(頷きながら):「ふむ、環境作りか…確かに大事だ。」
ミナト:「次に、冷やし具合。冷蔵庫から出してすぐだと硬すぎるので、5分ほど常温で置いておくと、舌触りが格段に良くなります」
ラブリオス:「温度管理、なるほど」
ミナト:「そして、スプーンの選び方。金属製は冷たさをキープするけど、口当たりを考えると木製のスプーンがベスト。プリンの柔らかさが引き立つんです」
ラブリオス(感心して):「器具選びも抜かりないな…!」
ミナト:「食べ方も戦略が必要です。最初はカラメル部分だけを少しすくって味わい、その後はプリン本体と一緒に。最後の一口は、カラメルとプリンの黄金比を考えて慎重にすくいます」
ラブリオス(拍手して):「お前のプリンへの情熱、まるで愛そのものだ!」
———
現実に戻る。
「結局、答えは出なかったけど…恋愛もプリンも、奥が深いな!」
ミナトは勢いよくベッドから起き上がる。
「よし!考えるのはここまで。恋もプリンも、じっくり味わうのが一番だ!」
脳天気だけど、神様との脱線しまくりのプリン哲学討論を経て、少しだけ成長したミナト。結論はまだ出ていないけれど、“向き合うこと”の大切さに気づいたのだった。
…プリンの奥深さも再確認した模様。




