超節約大作戦!
ある日、ミナトはスマートリングをかざした瞬間、固まった。
「……478円!?未来のテクノロジーでも、これは増えないのか!」
脳天気な性格ながらも、これは由々しき事態。そこで、ミナトは考えた。
「よし、節約の達人になってやる!」
こうして、残高478円から始まるサバイバルが幕を開けた。
⸻
作戦1:水で満腹大作戦
ミナト:「水は無料!つまり、無限の可能性!」
寮の食堂で大きなコップに水を注ぎ、何杯も飲む。
「……お腹チャプチャプ。でも、満腹感は気のせいかもしれない」
結果:お腹がタプタプするだけで空腹は解決せず。
⸻
作戦2:エア食事法
「想像力で満腹になれるはず!」
空の皿を並べ、フォークで空気を刺す。
ミナト:「おお、これは高級エアステーキ!」
サクラ(通りかかり):「何してるの?」
ミナト:「エア食事中!」
サクラ:「すごい!私はエアケーキ!」
結果:むしろ空腹感が増す。
⸻
作戦3:友達の残り物作戦
昼休み、友達のテーブルへ。
ミナト:「それ、食べきれないなら手伝おうか?」
友達A:「……いや、大丈夫」
友達B:「…お腹空いてるなら言えばいいのに」
結果:気まずい空気だけが残る。
⸻
作戦4:迷子のふりで試食ゲット作戦
近くのモールで、試食コーナーへ。
ミナト(心の声):「ここはグルメパラダイス!」
店員:「どうぞ、お試しください!」
ミナト:「おお!まるで味の楽園!」
二周目でバレる。
店員:「二回目ですね?」
結果:試食は一人一回までがルール。
⸻
作戦5:ツバサの助言で正攻法
ツバサ:「ミナト、バカなことしてないでバイトすれば?」
ミナト:「バイトか!なるほど、働いたらお金が増えるって仕組みか!」
ツバサ:「今さら気づいたの?」
結果:近所のカフェで短期バイト開始。
⸻
エプロンを装着した瞬間、心の中で「おお、これで俺もカフェ界のレジェンド…!」と謎の自信満々。でも現実は、砂糖なしのブラックコーヒー並みに苦かった。
<開店準備>
ミナト(心の声):「テーブル拭き?余裕だろ。これはもう、拭き界のエースの誕生…!」
→ 勢い余って水をこぼし、床がミニプール化。
サクラ(登場):「おお!新しい室内ウォーターパーク?」
ミナト(心の声):「いや、これがウォーターパークなら、俺は世界最速でオープンさせたぞ…!」
ミナト:「違う!未来型床冷却システムだ!」
ツバサ(冷静に):「ただのミスね。冷却というより、単に濡れてるだけ。」
ミナト(心の声):「その冷静さ、氷より冷たい…!」
<注文ラッシュ突入>
ミナト(心の声):「よし、集中…ラテ、アイスコーヒー、レモネード…余裕!」
→ ミルクの代わりにレモネードを注ぐ大ミス。
サクラ:「おお、新感覚ラテモネード爆誕!」
ミナト(心の声):「爆誕しなくていい!味覚のフロンティアを開拓する気はない!」
ミナト:「いや、普通に間違えただけだから!」
ツバサ:「味の冒険というには、無謀すぎるわね。」
ミナト(心の声):「冒険した覚えはないんだが…!」
さらにドリンク運搬中。
サクラ:「落とさないでねー!」
ミナト(心の声):「そのフラグ、立てないでくれ…!」
→ 氷が勢いよく飛び出す。
サクラ:「おお、氷の舞!芸術的!」
ミナト(心の声):「その芸術、冷たさ全開なんですが!」
ツバサ:「ただの重力の勝利ね。」
ミナト(心の声):「物理法則、今日だけお休みしてくれ…!」
<閉店後>
足は棒どころか、もはや化石レベル。でもお客さんの「ありがとう」でHP全回復。
サクラ:「今日のミナト、失敗数でギネス狙えるね!」
ミナト(心の声):「そんなギネス、誰も欲しくないだろ!」
ミナト:「いや、全然狙ってないから!」
ツバサ:「逆にここまでミスを量産できるのも、一種の才能かもね。」
ミナト(心の声):「才能って、そんな方向性で発掘されるものだったっけ?」
こうしてミナトのバイト初日は、心の声とツッコミの嵐。でも、友達と一緒なら、失敗すらも立派な思い出になるのだった。
⸻
ミナト(給料を手にして):「ふむ、努力の味はプライスレス!」
サクラ:「で、結局何買うの?」
ミナト:「………プリン。」
ツバサ:「成長してない……。」
こうして、ミナトの節約(?)大作戦は、新たなプリンで幕を閉じたのだった。




