1話 出会いとクロス
久しぶりです。
随分と間が空きましたがやはり書きたくなったため
書き始めました。
お読みください。
スマホで書いてるため読みにくいかもしれませんがお優しい指摘などお待ちしてます。
「ボクずーっと〇を待ってたんだ来てくれるって〇なら戻って来てくれるって信じてた!」
「あぁ! 俺も待ってた気がする……一緒に戦ってくれ〇〇!」
在り来り過ぎだろこんな展開のアニメしか最近はやってないのか……。
俺の名前は夏牙凪28歳だ。変わった苗字なのは家の家系が少し特殊だからだ。実家は少し古いが大きい一軒家でお手伝いさんも居たりするぐらいだ。
ま、今の俺は、親と色々ありもう一年部屋に引き篭ってるニートのアニメを見漁るオタクだ。
「これもつまらない」
「駄作駄作駄作!」
「何で面白いアニメが無いんだよ! ドンっ」思わず机を叩くこのままじゃつまらな過ぎて死んでしまういや、いっそもう死んでもいいかもしれない……。
そんな事を考えながら作品を探していたら突然画面が光りだし俺は、真っ白な空間に浮遊していた。
「ここはどこだ? 体が浮いてる?」
「やっと来ましたか貴方がここに来るのをずっと待ってましたよ」と白い服のフードに包まれた女性に話しかけられる。
「待ってた? 俺を? それよりここは何なんだ?」
「ここは貴方と私、白神を繋ぐ空間です。待っていたのは厳密には私というよりあの子何ですがね」
「あの子?」
「あの子は貴方と会えて嬉しいようですよ? そろそろ時間が無くなりそうです後は現実世界に戻ったらあの子に聞いて下さい。」
そう言った瞬間また光りに包まれた。
俺は、気が付くと元の世界に戻ってきていた。
「何だったんだ……?」そう言いながらスマホを見た。
「ん? なんだこれ?」そこには、何か見た事無い何かが映っていた。
「あっ! 待ってて今出るから! んんー!」と言ってオレンジ色の何かは画面からぐりぐりと出てきた。
「はぁー! 出れた! ボクはクロ宜しくね!」
いや、オレンジ色やん!と丸い形をして大きい目をしたクロという生き物にツッコミそうになる所をなんとか堪える。
「お前は何なんだ? 見た事ないぞ?」
「ボクも人間ちゃんと見るの初めて! ねぇ、お腹空いたー」
一先ず敵意は無いようだな。俺は、クロという生き物にお菓子をあげた。
「バリバリっうん! おいしーおいしー凪ありがと」
「あれ? 俺、お前に名前教えたっけ?」
「白神様に聞いたよ! 凪ちゃんと名前で呼んでよ!」
よく分からんやつは妙に馴れ馴れしい。
「嫌だね」
「呼んでー呼んでー」と俺の周りをぴょんぴょん飛び跳ねる。俺は、お菓子の袋を開け少し離れた所に置いた。
「凪! 食べていいの? 食べるよ?」
何なんだコイツは……。
俺がトイレから戻るとそこにはオレンジ色の球体から黒の獣のような腕が生えていた。
「な、お前何した!?」
「お前っていう凪には教えなーいもう折角ボク進化したのに……」
「進化?」その瞬間だった。窓ガラスを突き破り何かが入り込んで来た。
「凪ボクの後ろに!」後ろに移動し話しかける。
「お前の仲間か? 鳥みたいな姿してるけど?」
「ううん! 敵だよ悪魔族!」悪魔族?などと考えている内に俺に向かってきた鳥をあいつが跳ね腕で捕まえて必死に押さえ付けている。
「凪、今のボクには時間稼ぎするだけの力しか無いみたい今の内に逃げて!」尚も暴れる鳥を押さえ付けながら言う。
「わ、分かった」俺は、急いでドアを開け階段を駆け下りる途中であいつの姿を思い出す。鳥の爪や嘴に傷を付けられながらも俺を名前すらまともに呼びもしない俺を助けてくれてるあいつを。
「こんな俺に何が出来るか分からないでも……このままじゃあいつは……クロは……」俺は、急いで階段を駆け上る!ドアを開けると傷付き血を流しながら必死に足にしがみついてるクロが居た。
「クロ!」
「えへへやっと名前で呼んでくれたねこれで思い残す事無いよだから逃げて……」
「クロだけ残して逃げれるかよそんな傷だらけに待ってろ助けてやる!」
「凪……スマホを見て!」
俺は言われた通りスマホを手に取るそこにはクロスと表示されていた。
「凪そこに書いてある言葉を言って!」
「く、クロス!」
俺とクロが橙色のオーラに包まれ一つになる。そのオーラに包まれている中クロに話しかけられる。
「ボクずーっと凪を待ってたんだ来てくれるって凪なら戻って来てくれるって信じてた!」
「あぁ! 俺も待ってた気がする……一緒に戦ってくれクロ!」
橙色のオーラが無くなり視界が広がる。鏡に映ったのはクロと合体した俺が居た。腕が黒色で爪が尖っていて牙も生えている。何故かは分からないが胸の中心から温かい物と勇気が広がっていく。
投稿ペースは基本2日に1話でいけたらと思ってます。