第7画.目から顔を描いてもいいんだよ
目から描きますよね。
ここで質問です。
顔を描くとき。
あなたは、どこから描きはじめますか?
猫とか、動物キャラなら。たいてい、顔の輪郭からと答えるのではないかと思いますが。
人物キャラだと、目からというひともいると思います。
私も、昔は目から描いてましたし。今でも「目を描きたい」ときは、目から描きはじめてしまうときがあり。
私たち、「へたっぴ」からすると。
目から描くのが「へたっぴ」で、顔の輪郭から描くのが上級者、なんて感覚あるんですよね(汗)
じゃあ、私たちも顔の輪郭から描けばいいじゃないかって?
いや、たしかにそうなんですけど。
顔の輪郭のなかに、目を窮屈に詰めこむのって、なんか苦手じゃありませんか?
顔の輪郭をさきに描くの。「へたっぴ」の私たちのなかには、抵抗あるひと少なくないはずです。
ところが、ですよ。
これには、解決法があるのです。
前回話した、お絵描きの行程を思い出してください。
①「あたり」をつける
②「あたり」に補助線をいれる
③下描き
④本描き
この①と②の「あたり」にも、私たち「へたっぴ」は、なかなか取り組めないものです。
顔の輪郭をさきに描くのと同様、そこにあてはめて描く自信がないのでしょう。
もう一回、言います。
ところが、ですよ!
この「あたり」というやつをつけることによって。
なんと、顔の輪郭から描くのが苦手という問題が解決——というより、目から描きはじめても問題なくなってしまうのです。
どうするか、というと簡単なこと。
①②で「あたり」をつけたら。
そのうえから③下描き、をするとき。
☆★☆目から描いてしまえばいいのです!★☆★
ええ、何言ってるかわからないかた、いらっしゃるかと思いますが。
顔の輪郭からさきに描くというのは、言い換えれば、顔の枠を確定させてしまうということ。そこに、バランスを考えて、あとから目を描くので、うまく描ける——という理屈ですが。
枠を定めて、バランスよく描くことが目的なら。顔の輪郭を確定までさせなくても「あたり」でじゅうぶんです。
そうして、だいたい、決まった位置に目を描けばいい。
そう。
顔の輪郭を描くまえ(まだ「あたり」だけ)に、目をさきに描いてしまって、かまわないのです。
「あたり」がないときだって、紙・画面の「ここに目を描こう」って、位置を定めて描いてますよね。
紙・画面のまんなかに描くつもりが、いつのまにかはしっこに、なんてことはないはずです。
「あたり」をつけて、目を描く座標(顔のなかの位置ではなく、紙・画面のなかの位置)を定めておいて、目から描く。
それから、顔の輪郭をあとから描いてみましょう。
じつは、私、よくこれやります。
「あたり」をつければ、そのかわりに、顔の輪郭から描くという苦手なことを、ひとつ回避できるのです。
え? そんなんで、ちょっとはうまくなるのかって?
なりませんかね?
なると思いますよ?
少なくとも、私は少しはましになりました(笑)
あなたも、だまされたと思って。いちど、試してみませんか?
試してみて♡