第6画.ちゃんと全身を描いてみよう
今回は、ちゃんと全身を描いてみます。
前回は、顔を描いた延長で、体まで描いてしまおう! でしたが。
今回は、ちゃんと、全身を描くつもりのやりかたです。
行程をこまかくあげると。
①「あたり」をつける
②「あたり」に補助線をいれる
③下描き
④本描き
くらいでしょうか。
では、我らがヒーロー、タスマニアマスクを実際に描いてみましょう。
①「あたり」をつける
まず、だいたいのシルエットを描いてみます。
背景や。ほかのキャラやものがあるときは、その配置やサイズとの調整も必要ですし(そんな高等な!)。なにより、そのキャラの体のバランスやポーズを、描きはじめるまえに、あるていど整えておかねばなりません。
体型のバランスや、サイズと配置は重要なものの(そもそも、私ができてないけど)、ここはざっくりとした「あたり」でかまわないので。
まるなどの図型をならべるかんじで、ぱぱっと描いてしまいましょう。
②「あたり」に補助線をいれる
・頭部から顔面を切り取るように「面取り」する
・顔に、中心線と、横に目の高さの線をいれる
・体に中心線をいれる
・腕脚に、中心線や断面の円をいれる
顔に、中心線と目の高さの十字をいれるのはみたことあるでしょう?
あんな感じの補助線を、身体や腕脚にもいれます。
3DのCGの、ワイヤーフレームをイメージしてもらうといいでしょう。
こまかいことは、また後述。
今回は、顔の十字と、体の中心線だけいれました。
※こちらは本来①の過程の一部なので(わかりやすいように分離した)、さきに補助線を描いてから「あたり」をつけることもあります
③下描き
だいたいですが、ちゃんと描きます。
このうえをなぞって、本描きするので、それなりにちゃんと描いてください。
④本描き
下描きをなぞってください。
本描きなので、ごまかさないで。とは言いませんが。
ごまかすにしても、ちゃんとごまかして描いてください。
場合によっては、本描きした絵の線をなぞったりして太くしながら整えてやると、もっといい仕上がりになることがありますよ。
んで、下描きに消しゴムかけて
色を塗ったら
完成です!
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どうでしょう?
かんたんな絵なら、もっと省略して。
①「あたり」をつける
↓
④本描き
でも、かまいませんし。さいしょはそれで、じゅうぶんとも思います。
慣れないうちはむずかしいでしょうが、慣れればいろんなポーズが描けるようになりますよ。
行程だけ見れば、できそうでしょ?
私にも、それなり(?)にできるくらいなので、あなたにもきっとできますよ。