第3画.「へたっぴ」な今こそがチャンス!
今回は、絵柄のはなしです。
さて、さっそくお絵描きはじめてみましょう♡
思うままに絵を描いてみるのや、実在のものを模写するのもいいですが。
想像をかたちにしたり、立体物を平面に描くは難しいもの。人物なんか、イラスト化するのは高等技術ですよ——私、似顔絵苦手で(汗)
ですので、やっぱり。
好きなアニメやマンガのキャラを、見ながら描いてみることからおすすめします。
好きなキャラなら、楽しく描けますよね。
絵を絵で描くのですから、難易度は下がります。
とはいえ、画風によっては無謀な挑戦になるので、描きやすいものから選びましょうね(笑)
じつは、このキャラお絵描き。
けっこう重要だと、私は思っております。
というのも。
「へたっぴ」なひとは「うまく描けない」以上に、まず自分の絵柄ができあがってきないと思うのです。
もちろん「へたっぴ」なまま、絵柄ができあがってしまうこともあるのでしょうが(笑)
じぶんの絵柄、というものは。いろんな絵を、あるていどの量を描いて、つくりあげるものと考えます。
そして、その絵柄がどんなものになるかは。
先天的な本人の資質以上に、後天的な経験——すなわち、どんなものをどんなふうに描いてきたがが、おおきく影響をおよぼすのでしょう。
これは、あたりまえのようですが。だいじな点です。
なぜならば。
たとえば、歌であれば。
歌いかたは、絵柄のように。後天的に、つくりあげながら身につけることができるはず。
ですが、歌声そのものは。
あるていどは、つくりあげることはできても。
もとの声質という先天的な素質によって、決まってしまう部分がかなりおおききいはずです。
ところが、絵柄はそうではなく。
じぶんが手に入れたい絵柄に近いものを、積極的に描き続けていれば。望んだとおりとは、いかないかもしれませんが。じぶんの好みの絵柄と、そう遠くない絵柄を身につけることができる可能性が、ぐんと高まります。
つまり。
「へたっぴ」で、まだ絵柄ができあがってないのならば。
逆に、今こそ。自分のほしい絵柄を身につける、そのチャンスというわけです。
私は「へたっぴ」ですが、じぶんの絵柄は気にいっております。
とうぜん、好きなアニメのマンガキャラのうち、好きな絵柄のものを(それなりに)たくさん描いてきたからです。
だから、とりあえず。
好きな絵柄の作品のうち、好きなキャラを描いてみませんか?
「へたっぴ」でもいいんです。
思うように描けなくても。
その一枚、そのひとつの絵が、やがてあなたの絵柄をつくりえげることになります。
じぶん好みの絵柄が手にはいれば、お絵描きが楽しくなることと思います。
自分の絵を好きになるためにも、ぜひ、そんな絵柄を手にいれてほしいものですね。
じゃあ、とりあえず描いてみましょう。
好きな絵柄の好きなキャラ、選びましたか?
では、お絵描きをお楽しみください。
私は、好きなマンガ家さん三人くらいの絵柄が、かなり強く出ています。
あ、人物画のほうね。
動物キャラのほうには、あまり、影響出ていないかも(笑)