第1画.私のお絵描きヒストリー(前編)
ちょっと、退屈なおはなしです(苦笑)
そもそも、私は。
ある時点から、お絵描きを「あきらめた」人間でした。
そこで、ちょっとだけ。
私のお絵描きヒストリーに、おつきあいいただきたいとおもいます。
【1】そもそも、お絵描き好きでした
ちっちゃいころの、クレヨンからはじまって。
小学校のいわゆる「絵画」より、好き勝手に描く「お絵描き」が好きでした。
この頃は、だいたいマンガやアニメの好きなキャラとか描くんですよ。
好きな表情や、好きなイラストを、いっしょうけんめい模写したものです。
小学校のクラスでも、誰がうまく描けたか見せあいっこしたりして。
どんぐりのせいくらべを、楽しんだわけですが。
中学〜高校になると、ちょっと状況が変わってきます。
【2】自分は絵がうまくないと自覚する
年齢とともに、絵に求められる(?)クオリティがあがり。それにつれて、学校のクラスや学年でゆるやかな「ランクづけ」のようなものができてきます。
ありませんでした?
「勉強ができるやつ」
「足が速いやつ」
「歌がうまいやつ」
あれとおなじで。
「絵がうまいやつ」
私は、そこにはいれませんでした。
それでも、数学の問題集を解きながら。余白にらくがきをつづけていました。
このころは、好きなキャラだけでなく、脳内にある物語のキャラを描いてたりしましたね。
【3】オタクとしてのジャンル変更
お絵描きも好きでしたが。
歌も好きだったんですよね。
そして、こちらのほうは。
私、へたっぴシンガーですけど。
自分で言うのもなんですが。わりと「歌のうまいやつ」のなかにはいれてもらえていました。
こまかい歌メロ覚えずに歌いまわしてしまうので、クラスメイトには不評でしたが、音楽の授業での歌のテストはいい成績で。
好きだったんですよ、歌うの。
(こちらももう少しあと、「へたっぴ」だとあきらめることになるのですが、汗)
幼少の、特撮&アニメソングにはじまって。
邦楽いろいろ、聴きまくっていました。
なかでもやっぱり、邦楽ロックが好き。
そっちに夢中になるあまり。マンガこそ、いろいろ読んではいましたが。アニメや、それまで読んでいたラノベなどからは、だいぶ遠のく時期となってしまったのです。
このころには、歌詞やら曲やら描いていて。
当時のものも、手直ししつつ「なろう」に多数、載っけさせていただいております。
しかし、そのぶん。
お絵描きする量は、減っていったんですよね。
【4】洋楽への誘い
ところが! です。
日本のミュージック・シーンは、流行り/廃りが激しく。
私が愛した邦楽ロック・シーンはいつのまにか崩壊し。
好きなバンドも、次々と解散・活動縮小していくこととなりました。
新譜が出ないなら、旧譜に遡ればいいじゃない?
はい。もちろんそうしましたよ。
ですが、邦楽の系譜を遡ると同時にもうひとつ。
私の好きな邦楽アーティストたちがあとを追っていた、洋楽アーティストのほうにも手をのばしていったのです。
洋楽HM/HR(ヘヴィ・メタル/ハード・ロック)。
こいつは、そこの見えない深淵でした。
それまで私の好きだったものを超える、かっこいいバンドや曲が、それこそ無尽蔵にあるのですから。
50年以上の歴史。
アメリカだけにとどまらず。
ヨーロッパでは、イギリス、ドイツ、オランダ、スウェーデン、フィンランド、デンマーク。ギリシャ、スペインも面白く。
意外に思われるかもしれませんが、ブラジルもかなりアツい!
50年×世界各国。
そして、メタルの中にもメロディアスなのから、ゴリゴリのまで多様なジャンルが。
その物量と熱量。
漁れば漁るほど、お気に入りのバンドや曲が増えます。
すげえ!
宝の山だ!!
その興奮は、当時から。そして現在でも。
私をとらえて、放しません。
メタル最高!!
欲しいかっこよさの曲が、欲しいだけみつかるわけですよ。
これだ!
私は、これが欲しかったんだ!!
そう感じることも、そうめずらしくありませんでした。
なんて幸せ♡
ですが、そうなってくると。
私が作詞/作曲する理由は、「自分が欲しい歌をつくる」ことだったんですけれど。
洋楽HM /HRには、それがいくらでもあり。
しかも当然、私が描いたものより、ずうぅっっっっとかっこいい!! 次元がちがいすぎます。
そしたらねえ。
自分で描くより、CD買ったほうが効率いいんですよ。
こうして、私はHM /HRに限らずですが、洋楽を聴くようになって。そのかわりに作詞/作曲をほとんどしなくなりました。
さらに。
拙いながらも、それなりの数の歌詞を描いていた私は。歌詞に向かないフレーズや、イメージをいくつもためこんで、もてあましていて。
やがてそれは。
音楽とはちがうジャンルへの創作へと、私をむかわせることになったのです。
つずけ!!