陣馬の受難③
雄大が外に出ると少し離れた通路の端っこに独り、ぽつんと白い軍服を着た少年が膝を抱えてしゃがみ込んでいる。
「じ、陣馬くーん──ご、ごめんよ、悪気があって無視してた訳じゃなくて──待った?」
声を掛けると鼻水と涙で顔をぐじゃぐじゃにした陣馬が『ようやく飼い主を見つけた迷子の犬』のように駆け寄ってくる。
「こ、皇配どのぉ~! ひ、ひどいでござるよォ!」
「すまんかった、マーガレットがあんまりかっこよかったから完全にここに来た目的とお前の存在が頭から抜け落ちて」
「この扉をいくらノックしてもウンともスンとも言わず、呼ばわっても返事は無く──なんと心細かった事か!」
時間にしてみれば10分から15分ぐらい放置していた事になるが、ここまで取り乱され、泣かれるとは。陣馬本人は子供扱いするなというがこれでは本当に子供にしか見えない。
「よしよし陣馬、もう大丈夫だ」
「拙者の態度が悪かったからこんな仕打ちを?」
「そうじゃないって、悪気は無かったんだよ、許せ」
「んぐぐ……」
陣馬は雄大の腕にしがみついて涙と鼻水を服に擦り付けるように頭を振る。雄大は昔、友人が飼っていた人懐っこい犬と、そして鏑木林檎を思い出していた。
部屋の中から怪訝そうな顔をしたマーガレット・ワイズ伯爵が陣馬と雄大のやりとりをうかがっている。雄大は部屋の中で少し待っててくれとジェスチャーを送ったが、マーガレットは待ってられるか、とばかりに鼻息を荒くして近寄ってきた。
恋い焦がれている男性を自室に招き入れるという人生の一大イベントを中断された少女伯爵は大変苛立っており、彼にしがみついている『眼帯チビ助』を一秒でも早く除去したいと考えていた。
「ガッサ将軍の家来である貴方がどうして未だにぎゃらくしぃ号に残っていらっしゃるのかしら!」
マーガレットは陣馬の肩を掴んで力任せに雄大から引き剥がす。
「すわ何事!?」
放り出された陣馬はぺたんと尻餅をついた。陣馬が見上げると着飾った伯爵が鬼の形相で陣馬を見下ろしている。
マーガレットの全身から放たれる殺気にも似た刺々しく重苦しい空気。幼い頃から剣の達人の下で修行してきた陣馬にはこれが所謂『闘気』という奴であり自分に向けられた必殺の気合いである事が瞬時に理解出来た。
「わ、わわわ!?」
その迫力に身の危険を感じた陣馬は咄嗟に刀を握り締める。
「ユイ様の不在時にこそこそと。あなた達何か企んでいるんじゃないでしょうね?」
「ぴゃっ?」
緊張に耐えられなくなった陣馬が抜刀する可能性もある。驚いた雄大が間に入ってマーガレットをなだめる。
「ちょ、ちょっと落ち着けマーガレット。お前に会いに来たのはそもそも俺じゃなくてコイツなんだ」
マーガレットの肩がぴくりと跳ね上がる。すうっとマーガレットを覆っていた殺気が消え失せるが、雄大と二人してテーブルを囲んでいた時のようなはじける笑顔は戻らない。
「え? どういう?」
「この太刀風陣馬がな、同じ武芸者として是非お前と親睦を深めたい、と」
雄大の説明に呼応して陣馬も正座して精一杯愛くるしい笑顔を作ってみせる。
「──」
少女伯爵は無言で雄大と陣馬を交互に見る。その顔には笑みも驚きもない、精気が抜けてしまったのかような無表情。照明のせいでよくわからないが青ざめているようにも感じられた。
「マーガレット?」
「伯爵閣下? どこかお加減でも……」
「そ、そっか──そうよね。あんたはユイ様の婚約者なんだもんね。ごめんね一人で舞い上がっちゃって」
マーガレットは消え入るように呟き俯いて数秒瞳を閉じた。顔を上げて雄大の方を見ると少し脱力したような寂しげな笑みを浮かべた。眉尻が下がり力弱くうつむく。
驚き固まる雄大達を残して彼女は一人、部屋に戻っていく。
「ごめん宮城。ちょっと一人にしておいて」
「え? おい?」スライド式の扉が静か駆動音を立てる。ピピッという電子音の後に床下からガコンというくぐもった響き、内部で施錠されているようだ。
ノックしても、インターホンらしき装置を操作してもマーガレットからの応答は無かった。
◇
「あああ、やっちまったなー」
自室に戻ってきた雄大はベッドに身を投げ出すと自らの頭髪をくしゃくしゃにする。PPに通話申し込みを入れてもマーガレットからの反応は無かった。
「あのーう……拙者、お主の代わりに伯爵閣下に謝罪してこようか? 誤解を招いたみたいで申し訳ない、と」
雄大の傍にくっついて回る事しか出来ない陣馬。頭を抱えて身悶えする雄大を心配そうに眺める。
半日ほど前の会議で陣馬が感じたマーガレットと目前の青年の間に横たわる甘いふわふわとした空気。それが互いに恋い焦がれる二人の物である事は先程のマーガレットの着飾った姿と、その容姿に魅入られて我を忘れてしまう雄大を間近で見る事で確認出来た。
陣馬の中で疑いは確信となっていたが──
「そっとしておくしかない。それに悪いのは俺だから陣馬が謝っても解決には……」
「なあ皇配殿、おぬしと伯爵は、その~こ、恋仲にあったのでは?」
「──俺はな、マーガレットの気持ちを知っていながらユイさんと婚約したんだよ。正直、もうちょっと俺が上手く立ち回ってればマーガレットをこんな風に苦しめなくて済んだのかも知れない」
雄大は半ば自棄気味に心情を吐露した。
「そ、そうか……それでそのぅ、拙者おぬしに聞きたい事があるんだがのう……」
「なんだ?」
雄大はベッドに横たわり右手で目を覆ったまま答えた。
「おぬしは皇女殿下の事──本当に好いておるのか? 本心では、伯爵殿と……」
「俺はユイさんが好きだよ。ただ好きってだけじゃなくて──ユイさんのあの笑顔を一番傍で守りたい。俺、あの人の支えになりたいんだよ」
陣馬の質問に答えるという形ではあるが、雄大は自分自身の決意を改めて確認するかのように大きく、そして力強く婚約者への偽らざる気持ちを声に出した。
色欲に負けてマーガレットに手を出しかねない弱い自分を戒める意味もあった。
「……そ、そうか……あんなに美しい伯爵殿に言い寄られてもそこは揺らがないわけか」
「ゆ、揺らぎそうになってるから、今こうやって頭抱えてるんだろ──陣馬、お前は今回の事をガッサ将軍に報告するつもりか? 俺とマーガレットの関係」
「あ? いや~それはそのう」
雄大は陣馬の態度から色々と察した。嘘の吐けない素直な少年である。
雄大は身を起こすとベッドに腰掛けて陣馬と向き合う。
「いいこと教えてやる。ユイさんと俺の婚約話はな、急遽魚住さんから提案があったものだよ。例の約定の件を持ち出された魚住さんが木星帝国を大公殿下に渡さないために考えた作戦さ」
床に正座していた陣馬は思わず立ち上がる。
「こ、皇配殿、おぬし?」
「こういう話を聞き出したかったんだろ? もう隠さなくていい」
ガッサ将軍の睨んだ通りだった事に陣馬は驚いた。
「お、おぬしぶっちゃけ過ぎではないのか? どういうつもりなのだ、ヤケクソか?」
「でもな。魚住さんの提案があっても無くても、俺はその前からユイさんの事で頭が一杯だったよ。ユイさんも俺の事を信頼してくれてた。少し自惚れて言うんだけどな──俺が一番、ユイさんを理解してるし、ユイさんも俺にだけ心を許してくれている。そういう自信あるよ……セレスティン大公がどんなイイ男でも、ユイさんを幸せに出来るのは俺の方だ。絶対に負けないね」
雄大の告白は聞いている陣馬の方が恥ずかしくなるぐらい熱を帯びていた。
「そ、それを拙者に言ってどうする」
陣馬と雄大はこれから立ち合う剣士のように互いの瞳を見据えて対峙する。
「ガッサ将軍と──いや、セレスティン大公殿下に伝えてくれよ──『ユイさんが欲しかったら部下に任せていないで一人の男として、自分で奪いに来い』ってな」
「な、なんと──」
雄大の思考は迷走していた。
セレスティン大公殿下が自分よりもユイを幸せに出来るのならいっその事、力ずくで奪いに来て欲しいとさえ思ってしまった。そうなれば自分はユイへの想いを断ち切って、真摯に自分だけを見てくれているマーガレットの気持ちに向きあえるのだから……
「もしセレスティンの奴が俺なんかよりユイにお似合いで彼女を幸せに出来るのなら──俺はすっぱりユイを諦めてマーガレットの気持ちに応えるだけさ。だけど俺、会った事もないユイを『皇女』という血筋のためだけに欲しがるような奴に渡す気はない」沈黙。
陣馬が生唾を飲み込む音と空調機の静かな音だけがしばらくの間、この船室を支配した。
雄大の覚悟を聞いた陣馬はポンと膝を打ち腰を下ろす。改めて足を組むと両の拳を床に着いて土下座するかのように深々と頭を下げた。
「皇配殿の真摯なる告白、拙者深く感じ入りましてございまする。拙者も正直に申しあげます、拙者はガッサ殿から密命を帯びて参りました。皇配殿のご推察の通り、我らは皇配殿と皇女殿下の仲に疑念を抱いておりました──約定から逃れるために魚住殿がでっち上げた偽りの恋ではないかと──しかし経緯がどうあれ今の皇配殿がユイ殿下を想う強い気持ちに嘘偽りの無きこと、この陣馬しかと確信致しましたぞ。この件はガッサ殿そして大公殿下に拙者の口からお伝え申しあげる所存にて」
「そうしてくれると助かるよ。そんで、どうする陣馬? 神風号に帰るか? もう無理してぎゃらくしぃ号に残ることもないさ」
「拙者、その~ぅ」
「ん?」
「皇配殿がよければ、もう少しここに置いてもらえんかのう」
「まあ、そうだな。俺の言葉だけじゃ信用出来んのもわかるが──」
「いえ、そのような訳では。いやなに拙者、任務とは関係無く個人的に。せっかくの機会、将来の元帥閣下である伯爵殿と懇意にしておくのも悪くはなかろう?」
「なるほどな──」
「何より伯爵殿は──お、お美しくていらっしゃるし、タハハ」
陣馬は一人照れながら頭を掻いた。
その様子を見ながら雄大は苦笑いする。
「まあ、いつまで続くかわからんが頑張れ」
「え?」
「いや何でも無いさ」
マーガレットと陣馬が仲良くなって、ガッサもいつか魚住と和解出来ればそれに越した事はない。雄大はマーガレットに謝罪のメッセージを送る事にした。
◇
マーガレットの部屋には意外な人物が呼ばれていた。
「うっわ! なんでそんなファッションショーみたいなカッコしてるわけ? もしかして仮装パーティーやってたんです? それとも誕生会? サ~プラ~イズ?」
目一杯ふざけているのはショートカットが眩しい細身の女戦士、元海兵隊員のユーリ少尉。木星帝国の権威に屈しない事、そして空気を読まない事においては他者の追随を許さない強者である。
私服は機能性重視のミリタリールック、豪華客船かホテルのスイートルーム級の雰囲気が形成されているマーガレットの船室にはまったく似合わない。
「……いいから、貴女は黙ってこのワインを飲み干してくれればいいのです。大人なんでしょう?」
マーガレットはグラス一杯分のワインを身体に入れただけでその肌を紅潮させていた。身体全体が熱を持ち、ワインの赤色のように燃え上がっている。
テーブルに着いてちびちびとワイングラスを傾けつつ部屋の内装をチェックするユーリ。
「あっ……まさかこれ、超気合い入れてセッティングしたのに男にデートすっぽかされ──てぇッ!?」
ゴスッ!
マーガレットの履くパンプスの先がテーブルの下でユーリのスネに突き刺さる。
「黙って飲みなさいよ、そして飲んだらここを出て全てを忘れなさい」
痛みに悶絶するユーリ、骨が折れたのかと思うほどの激痛に脂汗を流す。
「折れた、これ絶対折れた……訴えてやるから覚悟しなさい」
「失礼ね、それぐらいの加減は出来るわ。折れてない」
「──チクショウめ、フラれたからって無関係のあたしに八つ当たりですか?」
「ふ、フラれてません」
「アンタ素直じゃ無いよねえ! そんなだからお姫様に宮城を奪とられたんだよ」
「えっ!」
ビクッとマーガレットは肩を震わせ動揺する。
「な、な、ななんでここで宮城が出て来て、わたくしが失恋した事になってるのよ、ご、誤解よ」
「伯爵閣下だなんて偉ぶって男をアゴで使ってるけどさ、やっぱり年齢相応のガキよね~アンタって」
ユーリはワインをマーガレットのグラスに注いだ。
「なっ、何してんの? わたくしこれ以上飲めないからあんたを呼んだのに」
「付き合ってやるからアンタも飲みなよ。男ってのはさー、なんのかんの言っても最終的にはおっとり癒し系とか天然ボケを装ってる甘え上手のアホ女にコロッと騙されて支配されちゃうんだよ」
「し、支配って──」
「女はね、いくら誠実でも、頭良くても、カッコ良くてもモテねーの。わかる? 男はアホだからわかりやすく媚びなきゃ。グズグズしてたら持っていかれちまう」ユーリはワインボトルを握ってそのままラッパ飲みする。ユーリにとって酒とは酔うために飲む物、味などどうでもよいらしい。
「アンタは頑張る方向性間違えてんの、隙が無さ過ぎんの。もっと頭もお股もユルユルで後腐れなくヤレそうな感じに見せないと、男が身構えちゃうだろ? まずはサクッとやらせちゃって男の支配欲を満たしてやんのさ」
ユーリの歯に衣着せぬ下卑た物言いに少女伯爵は激しい眩暈を感じていた。恋愛関係に一切興味のない魚住や、箱入り皇女のユイとずっと一緒だったのだ、間違ってもこういう下世話な話題にはならない。
「誰にでも股を開く軽い女と思わせて肉体関係を続けておいてだな、ここぞという時に、実は貴男だけを想ってます、貴男以外の男なんて嫌なの、って乙女アピールすんのよ。遊び慣れた女が自分にだけは本気になってる、救いを求めてる。これよ、このギャップと優越感を相手に強くイメージさせんのが肝心なのよ」
「あの、ユーリ? わたくしちょっとそういうお話は、その──」
「まだまだ終わってない。ちゃんと聞けコラ、この失恋寝取られマヌケ娘。こっから続くかどうかはメシな、メシ。小洒落たの作ってたり愛情こもり過ぎて手の込んだ奴作ると男はドン引きするから。ありふれた家庭料理や酒のツマミを手早く作るんだよ。味付けは濃く。母親や他の女の作ったメシの味付けが霞むぐらいに濃いめに。男を落とすなら下半身と胃袋を攻めなきゃ」
「寝取られマヌケ、ってわたくし?」
「他に誰がいるんだよアホか」
だんだんとユーリの話に妙な熱がこもってくる。
「あの、貴女それ……もしかして実体験?」
「ち、ちげーよアホ。それよかウイスキーかウオッカある? やっぱワインじゃ効かなくってさ」
「あの、シャンパンなら」
「うっわムカつくブルジョア志向。まあ何でもいいや、酒なら」
ボトルをあっという間に空けマーガレットのグラスに注いだワインも飲み干すユーリ。マーガレットはとんでもない奴を部屋に入れてしまった事を激しく後悔していた。
──三時間が過ぎた。
「──そんでさ、クライスの野郎、結局そのお股ユルユル馬鹿ジョアンナのやつとくっついちゃってさ『君は強いけど彼女は僕が守ってあげなきゃ~』とかさ! ばっ──かじゃねえの!? 強いとか弱いとか関係ねえだろクソが! 『すぐに僕よりもっといい男が見つかるよ』じゃねえって! 未だに見つかってないし!」
床に座り込んだユーリはポロポロと大粒の涙をこぼしながらマーガレットが持ってくるおつまみを手掴みで口の中に放り込んでいた。
「あのユーリ? 食べるか喋るかどっちかに……」
「なあメグちゃん!」
「は、はい?」
「アンタはぁ~偉い! メグちゃん最高! ユイがなんだ! 宮城がどうした! 木星帝国の浮沈はアンタの肩にかかってる、がんびゃれがんびゃれメグひゃん──が、んびゃ──れ……」
ゆっくりと倒れ込み床に寝転がるユーリ。酔いつぶれ正気を失っている。
(弱いなら飲まなきゃいいのに……)
酔っ払いから解放されたマーガレットはソファーまでユーリを運ぶとブランケットをかけてやる。
「やっぱりお酒は人間を堕落させるわね」マーガレットは溜め息混じりに呟くとバスルームに向かった。メイク落とし用ジェルを塗り、硬化ライトを当てると綺麗サッパリ薄皮のように化粧が剥がれる。上から順に服を脱ぎ捨て一糸もまとわぬ姿になるとバスルームの設定をミストサウナにセットする。慣れないアルコールで火照った少女の肌を柔らかく暖かい霧が包んでいく。
(ああ……昨日も、今日も──本当に疲れるわ。大公は姿を見せないし、ガッサは相変わらず戦争、戦争……サングラスの万引き娘に、ガッサの腰巾着の侍かぶれ。極めつけが酔っ払いの絡み酒──ユイ様の代わりを務めてまだ一日とちょっとしか経ってない。それなのにこんなに疲れて)
ユイが居ないから──
(ユイ様が、居ないから……居ない時に、こそこそと)
マーガレットは自らの肩を抱くようにしてしゃがみ込む。
(期待してた。勘違いしてた。アイツが、わたくしを求めてるんだ、って。ユイ様の居ないこの船の中で──恋人同士の夜を過ごすんだ、って)
「六郎から釘を刺されたばかりで、これだなんて」
マーガレットはドン、と壁を叩く。
『脆弱、軟弱! 到底ワイズ伯爵家当主の器にあらず! 立てマーガレット! ユイ様の財産はお前だけだ! お前がユイ様の座る木星帝国の玉座そのものになれ!』
マーガレットは声の限りに吼えた。
優しくも苛烈な祖父アレキサンダー。彼がかつて孫娘に浴びせていた叱咤激励の言葉を一言一句違う事無くなぞり、少女伯爵は自らを鼓舞した。
弱い自分よ、去れ──男恋しさに主君を疎ましく感じる弱い女の心など、この霧の中に脱ぎ捨て、流してしまおう──
肌を伝う水滴と共にマーガレットは弱い自分を洗い流した。
 




