愛
特に書くことがありません
滋賀ヒロアキ氏の小説も見てあげてね!
-朝だ…
やっぱり死んだらどうなるのかなんて考えつかないな…
「おはよう、御剣!
どうしたの顔色悪いわよ?」
アイに言われて鏡を見ると少し青白くなっていた
でも、ゲームのキャラにそんな事を聞くのも悪いと思い話さずに心の中にしまった
「ふぁあ、…おはよう
ん?顔色が悪いな御剣」
「アイ、おはよう
少し眠れなくてね」
田島も起きてくるなり顔色を指摘してくる
が、ここは華麗にスルー
田島虐は性癖的に刺さる、不機嫌そうにするのが可愛らしい
-昼、死んだらどうなるかを考えたのをきっかけにクエストを終えて宿の食堂で少し今後の事やこの世界について話すことにした
「まず、最初にどうしてこのゲームは育成ゲームなのに我々用の武器や防具があったり、田島が魔法を使えたりするのかだ」
田島が手を上げて話し始める
「AIが自分好みにゲームを作りかえたんだろう」
AIのせいにするのが好きだねぇ、でも有り得るから馬鹿にできない
「他に意見や反論は…ないか」
じゃあ次に、…
そうやって死んだらどうなるのか以外の疑問はだいたいAIのせいだという結論に落ち着いた
-夜、今日は特に考えることは無いんだがなぜか眠れなかった
仕方ないので田島にイタズラしに行くことにした
「たーじま?寝てるねぇ…!
さて、何をしてやろうか」
-…寝顔の可愛さに見とれてつい何もせずに帰ってきてしまった
そんな時、急にドアが開いた
「ごめんなさい、寝てたかしら?」
「いや、ちょうど眠れなかったところだから大丈夫だ」
アイが部屋の中へ入ってくる
服装は白のネグリジェでこうして見てみると、ツインテールを解いたピンク色の長髪はすこし色っぽくて少し顔が赤くなってしまう
「どうかしたの?顔赤いわよ?
…!?もしかして何か変なことでも考えてたんじゃないでしょうね」
夢中になって言い返す
「バカ!そんな訳ないだろ俺の嫁も愛する相手も生涯田島1人だ!そうだ田島が唯一神だ!GOD田島!田島isGOD!!」
我ながら意味がわからない
「そう…田島さんがそんなに好きなのね」
少しがっかりさせてしまったようだが、それ以前に俺は明日からどんな顔して田島と会話すればいいんだろう、というかそんなパーティーの一員になっているアイが可哀想だな
「悪かったよ、冗談だ冗談
お前の事も勿論好きだよ、安心しろよ」
墓穴ほった気がする
「な、な、な、急に何言ってるのよ!?」
明らかに上機嫌になった案外チョロいのかもしれない
-少しの間の沈黙、しかしその沈黙は急に破られた
「一緒に寝てあげるわ、そうしましょ!」
「…は?」
「なによ、私じゃ不服?」
また不満げな顔をし出した
「いや、勿論嬉しいけど
もしかして誘ってる?」
我ながら話が跳躍しすぎている気がするがDTで彼女いない歴=年齢なので分からない
「ば、バカ!変態!最低!やっぱりあんたとは寝てやんない!」
プレミ踏んだ俺は田島のベッドに入り込んで夜を明かした、そして日の出とともに部屋から蹴り出された
読んで頂きありがとうございました!
まだ続きますのでよろしくお願いします!