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9.11-2
「ナムストーン、ナムストーン、ナムストーン・・・」
一度目はインドの核実験の時二度目は自らが核実験の
ボタンを押した時だった。
このバイブレーションは間違いなく何かが起こる前兆だ。
必死で祈ったが光は収まらずさらに青黒く輝きと振動を増大
させて閃光を放ち黒くて重い塊になってしまった。
何かが起きた。人類生命を脅かす何かが起きたのだ。
ムシャラフは大急ぎで執務室へ駆け降りた。
すべてのモニターが同じ映像を流している。
アナウンサーが絶叫する。
「ニューヨークの貿易センタービルに旅客機が激突し炎上しています。
飛行機丸ごとの自爆テロのようです。あ、またもう1機が突っ込みました」
「こちらペンタゴン。旅客機が炎上しています」
「旅客機2機がハイジャックされた模様」
「混乱しています。ニューヨークセンタビルに2機の旅客機が激突炎上
しています。ああ、中層から崩れ落ち始めました。最悪です、
センタービル崩壊です」
ムシャラフはウサマのあのひげ深い面長な冷徹なまなざしと、イスラム
よ永遠なれアメリカに死を!という言葉を思い出した。
『ただではすまん。これは戦争だ。国際テロとの戦いを宣言する』
すぐにアメリカ大統領からのメッセージが届いた。テロリストによる
アメリカへの宣戦布告と見なす。国際テロとの戦いに加わるように
との内容だった。




