表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

紅蓮の真実 3期 前半

後宮謎解き絵巻 紅蓮の真実3期前半です。

# ================================================================

後宮謎解き絵巻 〜紅蓮の真実〜 第3期

全24話 完全台本


【第3期 作品概要】

時期:第2期から1年後

凌月:後宮の医官として確固たる地位を築く(20歳)

景煜:凌月との絆がさらに深まる(29歳)


【第3期の特徴】

・より複雑で深い事件

・凌月の過去の全貌が明らかに

・二人の信頼関係が最高潮に

・感動的なエピソードを各話に織り込む

・恋人にはならないが、魂の伴侶のような関係へ

・最終話で大きな転機


# ================================================================

第1話「再び、あの場所で」(第3期開始)


【シーン1:オープニング - 三年目の春】

ナレーション:凌月が後宮に来て、三年。彼女は今や、後宮で最も信頼される医官となっていた。そして、景煜との絆も、誰よりも深いものとなっていた。


(満開の桜の下)


凌月:(桜を見上げて)また、この季節が来ましたね。


景煜:(隣で)ああ。三度目だな。


凌月:四年前、私がここに売られてきた時は、まさかこんな日々が待っているとは思いませんでした。


景煜:後悔しているか?


凌月:(景煜を見て微笑む)いいえ。一度も。ここで王爺に出会えて、本当に良かった。


景煜:(凌月を見つめる)私も、だ。お前に出会えて、私の人生が変わった。


凌月:(頬を染める)大げさですよ。


景煜:本当のことだ。(凌月の手を取る)お前がいなければ、私は今でも孤独な王爺のままだった。


凌月:(手を握り返す)私も、王爺がいなければ…ただの下女のままでした。


景煜:お前は違う。どこにいても、輝いていただろう。


凌月:それは…(照れながら)王爺が見ていてくださるからです。


【シーン2:桜の下の誓い】

景煜:凌月、今年も誓おう。


凌月:何を?


景煜:これからも、ずっと一緒にいると。


凌月:(微笑む)もちろんです。永遠に。


景煜:(凌月を抱き寄せる)


凌月:(景煜の胸に顔を埋める)


(桜の花びらが舞う中、二人は静かに抱き合う)


小梅:(遠くから)凌月様ー!


凌月:(慌てて離れる)小梅!


小梅:(駆けてくる)凌月様!大変です!


凌月:どうしたの?


小梅:桜の木の下で、女性が倒れています!


【シーン3:事件発生】

(桜の木の下で、美しい女性・桜子が倒れている)


凌月:(駆けつけて診察)脈が弱い…毒です!


景煜:また桜の下での事件か。


凌月:(桜子を診ながら)すぐに医務室へ!


【シーン4:医務室での治療】

(凌月が必死に治療)


景煜:(凌月を補助する)


凌月:(薬を調合)この毒は…珍しい種類ですね。


景煜:特定できるか?


凌月:はい。西域からしか手に入らない毒草です。


景煜:犯人は西域と繋がりがある者か。


凌月:(桜子に解毒剤を飲ませる)これで…大丈夫なはずです。


(桜子が目を覚ます)


桜子:(弱々しく)ここは…?


凌月:後宮の医務室です。安心してください。


桜子:(凌月を見て)あなたが…命の恩人…?


凌月:誰に毒を盛られたのですか?


桜子:(震えながら)分かりません…桜の木の下で、誰かに飲み物を渡されて…


景煜:その人物の特徴は?


桜子:覚えていません…気がついたら、倒れていて…


【シーン5:調査開始】

凌月:(景煜に)西域の毒草を手に入れられる人物…限られています。


景煜:後宮内を調べよう。


凌月:はい。でも…(桜子を見る)


景煜:何か気になるのか?


凌月:桜子様、何か隠しておられるような…


景煜:お前の勘は当たる。注意深く見守ろう。


【シーン6:桜子の秘密】

(数日後、桜子が回復)


桜子:(凌月に)実は…お話ししたいことが…


凌月:何ですか?


桜子:(涙を流す)私…実は後宮に、ある人を探しに来たんです。


凌月:ある人?


桜子:私の姉です。十年前、後宮に入って…それから音信不通で…


凌月:(驚いて)お姉様が後宮に?


桜子:はい。桜音という名前です。でも、どこにもいなくて…もしかしたら…


凌月:(優しく)一緒に探しましょう。


桜子:(驚いて)本当ですか!?


凌月:はい。必ず見つけます。


【シーン7:姉探し】

(凌月と景煜が桜音を探す)


景煜:(古い記録を調べる)桜音…桜音…(ある記録を見つける)


凌月:見つかりましたか?


景煜:(複雑な表情)…ああ。だが…


凌月:だが?


景煜:桜音は、七年前に病死している。


凌月:(ショックを受ける)そんな…


景煜:記録には、そう残っている。


凌月:桜子様に、どう伝えれば…


【シーン8:真実の告白】

凌月:(桜子に優しく)桜子様…お姉様のこと、分かりました。


桜子:(期待に満ちた目で)本当ですか!?どこに!?


凌月:(辛そうに)お姉様は…七年前に…天に召されました。


桜子:(顔が青ざめる)そんな…嘘…嘘よ!


凌月:(桜子を抱きしめる)ごめんなさい…


桜子:(凌月の胸で泣き崩れる)姉さん…姉さん…!


凌月:(涙を流しながら桜子の背中をさする)


【シーン9:桜音の墓】

(凌月と景煜が桜子を桜音の墓に連れて行く)


桜子:(墓の前で)姉さん…やっと会えた…


(桜の花びらが墓に舞い降りる)


桜子:姉さん、ごめんね…もっと早く探しに来れば良かった…


凌月:(桜子の肩に手を置く)お姉様は、きっと見守っています。


桜子:(凌月を見る)ありがとうございます…凌月様…


凌月:これから、どうされますか?


桜子:私…姉の分まで、強く生きます。


凌月:(微笑む)お姉様も、きっと喜びます。


【シーン10:毒を盛った犯人】

(調査の結果、桜子に嫉妬した別の宮女が犯人と判明)


景煜:(犯人を捕らえる)


凌月:なぜ、桜子様を?


犯人:美しくて…皆に好かれて…許せなかった!


景煜:(冷たく)嫉妬で人を害した罪、重いぞ。


【シーン11:夜・書斎】

景煜:また辛い真実を伝える役目だったな。


凌月:(窓の外を見ながら)はい…でも、真実を知ることは大切です。


景煜:お前は強いな。


凌月:強くなんかありません。ただ…(景煜を見る)王爺が側にいてくださるから、頑張れるんです。


景煜:(凌月に近づく)凌月…


凌月:はい?


景煜:(凌月を抱きしめる)これからも、ずっと側にいる。


凌月:(景煜の胸で)はい…お願いします…


景煜:約束する。永遠に。


凌月:永遠に…(微笑む)


【シーン12:エンディング】

ナレーション:桜の下で始まった事件。悲しい真実。されど、二人の絆はさらに深まる—


# ================================================================

第2話「忘れられた子供」


【シーン1:迷子の少女】

(後宮で迷子の少女・小雪が発見される)


小雪:(泣いている)お母さん…お母さん…


凌月:(優しく)どうしたの?


小雪:(凌月を見て)お母さんがいない…


凌月:(小雪を抱き上げる)大丈夫。一緒に探しましょう。


小梅:(凌月に)この子、誰ですか?


凌月:分からないの。迷子みたい。


【シーン2:母親探し】

(凌月と小梅が小雪の母親を探す)


凌月:(後宮中を探すが見つからない)


景煜:(凌月に)見つかったか?


凌月:いいえ…どこにも母親らしき人が…


景煜:この子は、どこから来たのだろう?


小雪:(景煜を見て怯える)


凌月:(小雪を抱きしめる)大丈夫、怖くないわよ。


景煜:(優しく)名前は?


小雪:(小さく)小雪…


景煜:小雪か。良い名だ。


【シーン3:小雪の正体】

(調査の結果、小雪は城外の孤児院から迷い込んだことが判明)


凌月:孤児院…?


孤児院の院長:(後宮に呼ばれる)小雪!よかった、無事で!


小雪:(院長を見て駆け寄る)


院長:(小雪を抱きしめる)心配したのよ!


凌月:この子は?


院長:孤児院で育てている子です。両親は…亡くなっていて…


凌月:(悲しそうに)そうですか…


【シーン4:小雪との時間】

(小雪が孤児院に帰る前、凌月と過ごす)


小雪:(凌月に)お姉ちゃん、優しいね。


凌月:(微笑む)ありがとう。


小雪:お母さんみたい。


凌月:(胸が痛む)…そう?


小雪:うん!私、お母さんの顔、覚えてないけど…きっと、お姉ちゃんみたいだったと思う。


凌月:(涙ぐむ)小雪…


小雪:(凌月を抱きしめる)


凌月:(小雪を抱きしめ返す)


【シーン5:景煜の観察】

景煜:(その様子を遠くから見ている)


楊侍衛:凌月殿、子供がお好きなのですね。


景煜:ああ…優しい母になるだろうな。


楊侍衛:(にやりと)王爺の子供なら、きっと…


景煜:(慌てて)何を言っている!


楊侍衛:(笑う)失礼しました。


景煜:(でも、少し想像してしまう)


景煜(心の声):凌月と私の子供…か…


【シーン6:孤児院への訪問】

凌月:(景煜に)王爺、孤児院を訪問してもよろしいでしょうか?


景煜:なぜだ?


凌月:小雪のような子供たちに、医療を提供したいのです。


景煜:(微笑む)良い考えだ。行こう。


凌月:(嬉しそうに)本当ですか!?


景煜:ああ。お前の望みなら、何でも叶えたい。


凌月:(頬を染める)ありがとうございます。


【シーン7:孤児院での医療活動】

(凌月と景煜が孤児院で子供たちを診る)


子供A:(凌月に)お姉ちゃん、先生なの?


凌月:そうよ。どこか痛いところはない?


子供A:ううん!元気!


凌月:(笑う)それは良かった。


小雪:(凌月に駆け寄る)お姉ちゃん!来てくれたの!?


凌月:(小雪を抱き上げる)約束したでしょう?


小雪:(嬉しそうに)うん!


景煜:(その様子を見て微笑む)


院長:(凌月と景煜に)本当にありがとうございます…


凌月:いえ、当然のことです。


景煜:これから定期的に訪問する。必要な物資も提供しよう。


院長:(涙を流す)ありがとうございます…!


【シーン8:帰り道】

(馬車の中)


景煜:お前、本当に子供が好きだな。


凌月:はい。子供たちは純粋で…見ていると幸せな気持ちになります。


景煜:いつか、母親になりたいか?


凌月:(驚いて)え?


景煜:ただの質問だ。


凌月:(少し考えて)分かりません…でも、もし母親になれるなら…


景煜:なら?


凌月:子供に、たくさんの愛を注ぎたいです。私が母からもらったように。


景煜:(凌月を見つめる)お前なら、素晴らしい母親になる。


凌月:(微笑む)王爺も、優しい父親になられるでしょうね。


景煜:…そうだろうか?


凌月:はい。今日、子供たちを見る目が、とても優しかったです。


景煜:(少し照れる)…そうか。


【シーン9:夜・凌月の部屋】

(凌月、小雪からもらった絵を飾る)


絵の内容:凌月と小雪が手を繋いでいる絵


凌月:(絵を見つめて微笑む)


凌月(心の声):いつか、私も家族を持てるだろうか…王爺と…


(顔を赤くする)


凌月:何を考えているの、私…


【シーン10:エンディング】

ナレーション:忘れられた子供たち。されど、愛は忘れない。二人の心に、新たな想いが芽生える—


# ================================================================

第3話「偽りの手紙」


【シーン1:凌月への手紙】

(凌月の元に、「父」からの手紙が届く)


凌月:(手紙を読む)「凌月、元気にしているか。父は今、南の地にいる。会いたい。来てくれないか」


小梅:凌月様、お父様からですか!?


凌月:(嬉しそうに)そうみたい…でも…


小梅:でも?


凌月:何か、違和感が…


【シーン2:景煜への相談】

凌月:(景煜に手紙を見せる)


景煜:(手紙を読む)…これは罠だ。


凌月:(驚いて)なぜ分かるのですか?


景煜:筆跡が微妙に違う。それに、内容も不自然だ。


凌月:では、父からではない…?


景煜:おそらく。お前を誘い出そうとしている。


凌月:(不安そうに)誰が…?


景煜:それを調べる。お前は一人で行動するな。


凌月:はい…


【シーン3:罠】

(手紙の指定場所に景煜が先に行くと、待ち伏せしていた黒装束の男たち)


黒装束A:凌月はどこだ!?


景煜:(冷たく)お前たちの相手は、私だ。


(激しい戦闘)


景煜:(黒装束たちを倒す)


黒装束B:(捕らえられて)くそ!


景煜:誰の命令だ?


黒装束B:言えるか!


【シーン4:真相】

(凌月の医学知識を狙う密売組織の仕業と判明)


景煜:お前の知識を盗むつもりだったのか。


凌月:私の知識…?


景煜:お前は、後宮で最も優れた医官だ。その知識は、金になる。


凌月:そんな…


景煜:(凌月の肩に手を置く)もう心配ない。奴らは捕らえた。


凌月:ありがとうございます…


景煜:お前を守るのは、私の務めだ。


【シーン5:本物の父からの手紙】

(数日後、陳が後宮を訪れる)


陳:凌月!


凌月:(驚いて)陳兄さん!?


陳:(封筒を渡す)お前の父上から、本物の手紙だ。


凌月:(震える手で受け取る)


手紙の内容:「凌月、偽の手紙のことを聞いた。心配をかけてすまない。父は元気だ。いつか必ず会おう。お前を誇りに思っている」


凌月:(涙を流す)父さん…


景煜:(凌月を見守る)


陳:(景煜に)王爺、凌月を頼みます。


景煜:言われるまでもない。


【シーン6:陳との別れ】

凌月:陳兄さん、もう行くのですか?


陳:ああ。お前の父上が待っている。


凌月:父に会ったら、伝えてください。「私は幸せだ」と。


陳:(微笑む)ああ、伝えよう。


凌月:それから…(景煜を見る)「素晴らしい方に守られている」とも。


陳:(景煜を見る)王爺、凌月を頼みます。


景煜:この命に代えても、守る。


陳:(満足そうに)では、安心だ。


【シーン7:夜・書斎】

凌月:(父の手紙を何度も読む)


景煜:(凌月の隣に座る)


凌月:父に会いたいです…でも…


景煜:でも?


凌月:ここを離れたくないのです。王爺と離れたくない…


景煜:(凌月の手を取る)ならば、ここにいろ。お前の父上は、いつか必ず会えるから。


凌月:はい…


景煜:それまで、私がお前の側にいる。


凌月:(微笑む)ありがとうございます。


景煜:(凌月の額にキスをする)


凌月:(驚いて顔を上げる)


景煜:(慌てて)す、すまん…つい…


凌月:(頬を染めて)いえ…嬉しかったです。


景煜:…そうか。


【シーン8:エンディング】

ナレーション:偽りの手紙。されど、本物の想い。二人の距離は、さらに縮まる—


# ================================================================

第4話「雨に濡れた記憶」


【シーン1:大雨の日】

(激しい雨が降る後宮)


凌月:(窓から雨を見て)すごい雨…


(突然、扉を叩く音)


凌月:(扉を開けると、ずぶ濡れの老女)


老女:(震えながら)助けて…ください…


凌月:(老女を中に入れる)大丈夫ですか!?


【シーン2:老女の看病】

(凌月が老女を手当て)


凌月:(温かい湯を飲ませる)


老女:(目を覚ます)ありがとう…ございます…


凌月:大丈夫ですか?


老女:はい…あなたは?


凌月:凌月と申します。後宮の医官です。


老女:(凌月を見つめる)凌月…その名前…


凌月:何か?


老女:いえ…何でもありません…


【シーン3:老女の正体】

(景煜が調査すると、老女は元宮女で、ある秘密を知っていることが判明)


景煜:この老女、三十年前に後宮で働いていた。


凌月:三十年前…?


景煜:そして、当時起きた王子の失踪事件に関わっていたらしい。


凌月:王子の失踪事件?


景煜:皇族の歴史の中で、最大の謎だ。


【シーン4:老女の告白】

老女:(凌月に)お嬢さん…あなたに、話したいことがあります。


凌月:何ですか?


老女:三十年前…私は、ある王子の世話をしていました。


凌月:(真剣に聞く)


老女:その王子は、ある日突然姿を消しました…でも、それは失踪ではなく…


凌月:では?


老女:誘拐だったのです…


凌月:(驚愕)


【シーン5:真実の追求】

(景煜と凌月が老女の証言をもとに調査)


景煜:もし老女の話が本当なら、王子は今も生きている可能性がある。


凌月:三十年も経っているのに?


景煜:ああ。そして、もし見つかれば…皇位継承に関わる大問題だ。


凌月:それほど重要なことなのですね。


景煜:だからこそ、慎重に調査しなければならない。


【シーン6:老女の最期】

(老女が病に倒れる)


凌月:(必死に治療するが)


老女:(弱々しく)凌月様…ありがとう…


凌月:まだ話さなければならないことがあるでしょう!?


老女:王子は…南の…山に…(息を引き取る)


凌月:(涙を流す)


景煜:(凌月の肩を抱く)


【シーン7:南の山への旅】

(凌月と景煜が南の山へ)


凌月:本当に王子がいるのでしょうか?


景煜:分からない。だが、老女の最期の言葉を無駄にはできない。


(山の中で、隠れ里を発見)


凌月:あれは…


景煜:人が住んでいるようだ。


【シーン8:王子との再会】

(隠れ里で、老人に会う)


老人:誰だ?


景煜:私は景煜。お前は…


老人:(景煜を見て驚く)景煜…王爺か?


景煜:あなたは…まさか…


老人:私は…かつて、皇族だった者だ。


凌月:(驚愕)


【シーン9:王子の物語】

老人:私は、三十年前に誘拐された。だが、逃げ出してここに隠れた。


景煜:なぜ戻らなかった?


老人:戻れば、また権力争いに巻き込まれる。私は…自由に生きたかった。


凌月:(老人を見る)


老人:ここで、平和に暮らしている。もう、宮殿には戻らない。


景煜:…分かった。お前の望みを尊重しよう。


老人:ありがとう…


【シーン10:帰り道】

凌月:良かったのですか?皇帝に報告しなくて?


景煜:ああ。あの人は、自分の人生を選んだ。尊重すべきだ。


凌月:(微笑む)王爺は、優しいですね。


景煜:優しさではない。ただ…人には、自分の人生を選ぶ権利がある。


凌月:私も、そう思います。


景煜:(凌月を見る)お前は、自分の人生を選べているか?


凌月:(景煜を見つめる)はい。私は、ここにいることを選びました。王爺の側にいることを。


景煜:(凌月の手を取る)ならば良い。


【シーン11:エンディング】

ナレーション:雨に濡れた記憶。三十年の秘密。されど、人は自分の人生を選ぶ—


# ================================================================

第5話「紫陽花の誓い」


【シーン1:梅雨の季節】

(雨が降り続く後宮。紫陽花が美しく咲いている)


凌月:(紫陽花を見て)綺麗…


小梅:凌月様、紫陽花お好きですか?


凌月:ええ。雨に濡れた紫陽花は、とても美しいわ。


景煜:(現れる)紫陽花か。花言葉を知っているか?


凌月:いいえ。


景煜:「移り気」…だが、もう一つある。「辛抱強い愛」だ。


凌月:(景煜を見る)辛抱強い愛…


景煜:(凌月を見つめる)ああ。どんな困難も耐え抜く愛だ。


【シーン2:紫陽花園での事件】

(紫陽花園で、若い侍女・紫が倒れているのが発見される)


凌月:(駆けつける)紫さん!


紫:(苦しそうに)お腹が…


凌月:(診察)これは…食中毒ではなく、毒です!


景煜:また毒か。


凌月:(紫を手当て)


【シーン3:紫の回復と証言】

紫:(目を覚ます)凌月様…


凌月:大丈夫。もう安全です。


紫:(涙を流す)ありがとうございます…


景煜:誰に毒を盛られた?


紫:(震えながら)分かりません…でも、紫陽花園で、誰かに茶を勧められて…


凌月:その人の特徴は?


紫:覚えていません…


【シーン4:調査】

(凌月と景煜が紫陽花園を調べる)


凌月:(茶碗の欠片を発見)これは…


景煜:何か分かったか?


凌月:この茶碗、特殊な模様があります。後宮で限られた人しか持っていません。


景煜:誰だ?


凌月:貴妃様です。


景煜:貴妃が紫を?なぜ?


【シーン5:真相】

(調査の結果、紫が貴妃の秘密を知ってしまい、口封じのために毒を盛られたことが判明)


景煜:(貴妃を問い詰める)


貴妃:(観念して)…認めます。


凌月:なぜ、そこまでして秘密を?


貴妃:私の出自が…実は平民で…嘘をついて後宮に入ったのです…


凌月:(驚く)


貴妃:バレたら、追放される…だから、紫を…


景煜:(冷たく)秘密を守るために、人を殺そうとした罪、重いぞ。


【シーン6:紫の優しさ】

紫:(凌月に)凌月様、お願いがあります。


凌月:何ですか?


紫:貴妃様を…許してあげてください。


凌月:(驚いて)でも、あなたを殺そうとしたのですよ!?


紫:はい…でも、貴妃様も苦しんでおられたのだと思います。出自を隠して生きる辛さ…


凌月:(紫を見つめる)あなたは…優しいですね。


紫:凌月様に、命を救っていただきました。その恩返しに、許しを与えたいのです。


【シーン7:景煜の決断】

景煜:(紫の嘆願を受け入れ、貴妃を追放に留める)


貴妃:(紫に)ありがとう…本当に…ごめんなさい…


紫:(微笑む)お元気で。


(貴妃、後宮を去る)


【シーン8:紫陽花の下で】

凌月:(紫と紫陽花を見る)


紫:凌月様、ありがとうございました。


凌月:あなたの優しさが、貴妃様を救ったのです。


紫:凌月様から学びました。「許すこと」の大切さを。


凌月:(微笑む)


景煜:(二人の様子を見守る)


景煜(心の声):凌月の優しさが、また一人救った…


【シーン9:夜・紫陽花園】

(凌月と景煜が紫陽花園を歩く)


景煜:紫の優しさ、お前に似ているな。


凌月:私は、そこまで優しくありません。


景煜:いや、お前は誰よりも優しい。(凌月の手を取る)


凌月:(景煜を見上げる)


景煜:紫陽花の花言葉、覚えているか?


凌月:はい。「辛抱強い愛」…


景煜:私の、お前への想いも、そうだ。


凌月:(頬を染める)王爺…


景煜:どんな困難も、お前と一緒なら乗り越えられる。


凌月:私もです。王爺がいれば、何も怖くありません。


景煜:(凌月を抱きしめる)


凌月:(景煜の胸で)ずっと…ずっと一緒です。


景煜:ああ。永遠に。


【シーン10:エンディング】

ナレーション:紫陽花の誓い。辛抱強い愛。二人の絆は、雨にも負けない—


# ================================================================

第6話「記憶の欠片」


【シーン1:記憶喪失の女性・再び】

(後宮に、また記憶を失った女性・霧音が保護される)


霧音:(混乱して)私は…誰?


凌月:(優しく)大丈夫です。一緒に思い出しましょう。


景煜:また記憶喪失か。


凌月:はい。でも、前回の経験があります。必ず記憶を取り戻させます。


【シーン2:霧音の治療】

(凌月が霧音を診察)


凌月:(頭の傷を見る)この傷…何かで殴られたようです。


景煜:事件性があるな。


凌月:記憶を取り戻せば、真相が分かるかもしれません。


【シーン3:記憶の断片】

(霧音が少しずつ記憶を取り戻す)


霧音:(突然)花…赤い花…


凌月:赤い花?


霧音:誰かが…赤い花を持って…


景煜:それだけか?


霧音:分かりません…でも、怖い…


凌月:(霧音の手を握る)大丈夫。私たちがいます。


【シーン4:赤い花の手がかり】

(凌月と景煜が後宮で赤い花を探す)


凌月:(彼岸花を発見)これは…彼岸花?


景煜:毒草だな。


凌月:誰かが、霧音様に彼岸花を使って何かを?


景煜:可能性はある。


【シーン5:記憶の回復】

(凌月の治療で霧音が記憶を取り戻す)


霧音:(突然)思い出した!


凌月:何を!?


霧音:私は…ある高官の不正を目撃したんです…そして、口封じのために…


景煜:殴られて記憶を失わされた、と?


霧音:はい…


凌月:その高官は?


霧音:朱大人です…


景煜:(顔色が変わる)朱大人…朝廷の重鎮だ。


【シーン6:真相の追求】

(景煜が朱大人を調査)


景煜:(証拠を集める)


凌月:(協力する)


(朱大人の不正が明らかに)


景煜:(朱大人を皇帝に訴える)


皇帝:(怒る)朱、これは本当か!?


朱大人:(観念する)…はい。


皇帝:許せん!処罰する!


【シーン7:霧音の感謝】

霧音:(凌月に)ありがとうございました。記憶を取り戻せて…


凌月:良かったです。


霧音:それに、真実を明らかにできて…


凌月:勇気を出して証言してくださったおかげです。


霧音:凌月様の優しさが、私に勇気をくれました。


【シーン8:夜・書斎】

景煜:また、お前の力で真実が明らかになったな。


凌月:王爺が動いてくださったからです。


景煜:お前がいなければ、霧音の記憶は戻らなかった。


凌月:(微笑む)二人の力ですね。


景煜:ああ。(凌月の手を取る)これからも、一緒に。


凌月:(手を握り返す)はい。ずっと一緒に。


景煜:凌月…


凌月:はい?


景煜:お前を愛している。


凌月:(涙ぐむ)私も…愛しています。


景煜:(凌月を抱きしめる)


凌月:(景煜の胸で)ずっと…この腕の中にいたい…


景煜:いてくれ。永遠に。


凌月:はい…


【シーン9:エンディング】

ナレーション:記憶の欠片が紡ぐ、真実の物語。そして、二人の愛は深まる—


# ================================================================

第7話「虹の約束」


【シーン1:雨上がりの虹】

(大雨の後、美しい虹が後宮に架かる)


小梅:(嬉しそうに)凌月様!虹です!


凌月:(窓から虹を見る)綺麗…


景煜:(凌月の部屋を訪れる)虹が出ているな。


凌月:はい。とても美しいです。


景煜:虹を見ると、何を思う?


凌月:希望、でしょうか。嵐の後には、必ず虹が出る。困難の後には、必ず希望がある。


景煜:(凌月を見つめる)お前らしい答えだ。


【シーン2:虹を見る少女】

(後宮で、重い病気の少女・虹花が虹を見ている)


虹花:(弱々しく)綺麗…


凌月:(虹花に気づく)虹花ちゃん?


虹花:(凌月を見る)凌月お姉ちゃん…


凌月:(虹花の側に座る)虹、綺麗ね。


虹花:うん…私、虹が大好きなの。


凌月:そうなの?


虹花:だって、虹を見ると…希望が持てるから。


凌月:(虹花を抱きしめる)


【シーン3:虹花の病気】

凌月:(景煜に)虹花ちゃんの病気、かなり進行しています。


景煜:治せないのか?


凌月:正直に言えば…難しいです。でも、諦めたくありません。


景煜:お前らしいな。


凌月:虹花ちゃんに、希望を持たせたいのです。


景煜:分かった。私も協力する。


【シーン4:治療法の探求】

(凌月が古い医学書を読み漁る)


凌月:(疲れた表情で)


景煜:(凌月に)休め。お前が倒れては意味がない。


凌月:でも…


景煜:(強引に凌月を抱き上げる)休むんだ。


凌月:(驚いて)王爺!?


景煜:(凌月をベッドに寝かせる)少しでも良い。目を閉じろ。


凌月:でも、虹花ちゃんが…


景煜:お前が元気でなければ、虹花を救えない。


凌月:…はい。


(凌月、景煜の膝枕で眠る)


景煜:(凌月の髪を撫でる)


景煜(心の声):頑張りすぎるな、凌月…


【シーン5:奇跡の治療法】

(凌月が目を覚ますと、景煜が古い書物を読んでいる)


凌月:(目を覚ます)王爺…?


景煜:(凌月を見る)起きたか。


凌月:何を読んでいるのですか?


景煜:虹花の病気に効く治療法を探していた。そして…(書物を見せる)見つけた。


凌月:(驚いて)本当ですか!?


景煜:ああ。珍しい薬草の組み合わせだが、効果があるはずだ。


凌月:(涙ぐむ)ありがとうございます…!


景煜:(凌月の頭を撫でる)お前のためだ。


【シーン6:虹花の回復】

(凌月が治療法を試すと、虹花が徐々に回復)


虹花:(元気になって)凌月お姉ちゃん!元気になったよ!


凌月:(嬉しそうに)良かった!


虹花:ありがとう!


凌月:王爺のおかげよ。


虹花:(景煜に)王爺様、ありがとうございます!


景煜:(優しく)元気になって良かった。


【シーン7:虹の下での約束】

(再び虹が出る日)


虹花:(虹を見て)綺麗!


凌月:(虹花と一緒に虹を見る)


景煜:(二人の様子を見守る)


虹花:(凌月に)凌月お姉ちゃん、約束して。


凌月:何を?


虹花:また虹が出たら、一緒に見ようね。


凌月:(微笑む)約束するわ。


虹花:ずっと、ずっと?


凌月:ずっと、ずっと。


景煜:(凌月に)私とも約束してくれ。


凌月:(景煜を見る)


景煜:虹が出たら、一緒に見ようと。


凌月:(微笑む)はい、約束します。


【シーン8:エンディング】

ナレーション:虹の約束。希望の光。二人の絆は、虹のように美しく—


# ================================================================

第8話「夏の幻」


【シーン1:猛暑】

(後宮に猛暑が続く)


凌月:(暑さに耐えながら)暑い…


小梅:凌月様、大丈夫ですか?


凌月:ええ、大丈夫よ。


景煜:(凌月の額に触れる)熱い。休め。


凌月:でも、患者が…


景煜:命令だ。


凌月:…はい。


【シーン2:熱中症の患者たち】

(猛暑で、次々と熱中症の患者が運ばれてくる)


凌月:(必死に治療)


景煜:(補助する)


凌月:(疲労困憊)


景煜:凌月、お前も休め!


凌月:まだ…患者が…


(凌月、倒れる)


景煜:(凌月を抱きかかえる)凌月!


【シーン3:凌月の看病】

(景煜が凌月を看病)


景煜:(凌月の額を冷やす)


凌月:(うなされている)患者が…助けなきゃ…


景煜:(優しく)大丈夫だ。皆、助かった。お前が頑張ったおかげだ。


凌月:(少し落ち着く)


景煜:(凌月の手を握る)もう無理をするな。


【シーン4:凌月の目覚め】

(凌月が目を覚ます)


凌月:(景煜を見る)王爺…?


景煜:気がついたか。


凌月:私…倒れたのですか?


景煜:ああ。熱中症だ。


凌月:(起き上がろうとする)患者は…!?


景煜:(凌月を寝かせる)皆、無事だ。お前が治療したおかげで。


凌月:(ほっとする)良かった…


景煜:(怒ったように)良くない!お前は自分の体を顧みなさすぎる!


凌月:(びっくりする)


景煜:(凌月を抱きしめる)もしお前が…もしお前に何かあったら…私は…


凌月:(景煜の背中に手を回す)ごめんなさい…心配をかけて…


景煜:二度と、こんな無茶をするな。


凌月:はい…


【シーン5:回復】

(数日後、凌月が回復)


凌月:(医務室に戻る)


小梅:凌月様!良かった!


凌月:(微笑む)心配かけてごめんね。


小梅:王爺様、ずっと看病されてたんですよ!


凌月:(驚いて)ずっと?


小梅:はい!一睡もせずに!


凌月:(景煜を探す)


【シーン6:感謝】

凌月:(景煜の執務室を訪れる)


景煜:(疲れた様子で書類を見ている)


凌月:王爺…


景煜:(凌月を見て)凌月!もう起きて良いのか?


凌月:はい。おかげさまで。


景煜:無理をするな。


凌月:(景煜に近づく)王爺、ありがとうございました。看病してくださって。


景煜:当然のことだ。


凌月:一睡もされなかったと聞きました。


景煜:…誰から聞いた?


凌月:小梅からです。


景煜:(少し照れる)…大げさだ。


凌月:(景煜の手を取る)ありがとうございます。本当に。


景煜:(凌月の手を握り返す)もう心配をかけるな。


凌月:はい。約束します。


景煜:これからは、自分の体も大切にしろ。


凌月:はい。


景煜:(凌月を抱きしめる)お前が倒れた時、生きた心地がしなかった。


凌月:(景煜の胸で)ごめんなさい…


景煜:お前は、私にとって何よりも大切なんだ。


凌月:(涙ぐむ)私も、王爺が何よりも大切です。


【シーン7:エンディング】

ナレーション:夏の幻のように儚い命。されど、二人の絆は永遠に—


# ================================================================

第9話「秋の調べ」


【シーン1:秋の訪れ】

(後宮に秋が訪れ、紅葉が美しく色づく)


凌月:(紅葉を見て)綺麗…


景煜:(隣で)秋が来たな。


凌月:はい。もう、私がここに来て四年目の秋です。


景煜:早いものだな。


凌月:王爺と過ごした時間、あっという間でした。


景煜:これからも、ずっと一緒だ。


凌月:(微笑む)はい。


【シーン2:琴の音色】

(遠くから琴の音色が聞こえてくる)


凌月:(耳を澄ます)琴の音…


景煜:誰が弾いているのだろう?


(音色を辿ると、若い女性・秋音が琴を弾いている)


秋音:(美しい音色を奏でる)


凌月:(聞き入る)


【シーン3:秋音の悲しみ】

(曲が終わると、秋音が泣いている)


凌月:(近づく)大丈夫ですか?


秋音:(凌月を見る)…はい。


凌月:美しい音色でしたね。


秋音:ありがとうございます…でも、もう弾けなくなるかもしれません。


凌月:なぜですか?


秋音:私の指が…病気で…


凌月:(秋音の手を見る)これは…


【シーン4:秋音の病気】

凌月:(秋音の指を診察)関節炎ですね。進行すると、指が動かなくなります。


秋音:(涙を流す)では、もう琴は…


凌月:いいえ、諦めないでください。治療法があります。


秋音:本当ですか!?


凌月:はい。時間はかかりますが、必ず治します。


秋音:(嬉しそうに)ありがとうございます!


【シーン5:治療】

(凌月が秋音を治療)


凌月:(薬を調合)


景煜:(協力する)


凌月:この薬を毎日塗れば、症状は改善します。


秋音:ありがとうございます!


【シーン6:秋音の演奏会】

(数ヶ月後、秋音の指が回復し、演奏会が開かれる)


秋音:(美しい音色を奏でる)


凌月:(感動して聞く)


景煜:(凌月の隣で)


秋音:(演奏後、凌月に)凌月様のおかげです。ありがとうございました。


凌月:あなたの努力の賜物です。


秋音:これからも、琴を弾き続けます。凌月様の恩を忘れません。


【シーン7:秋の夜】

(凌月と景煜が紅葉の下を歩く)


景煜:また一人、救ったな。


凌月:王爺が協力してくださったからです。


景煜:お前の情熱が、人を動かす。


凌月:情熱…ですか?


景煜:ああ。お前は、人を救うことに情熱を注いでいる。それが、お前の美しさだ。


凌月:(頬を染める)


景煜:(凌月の手を取る)これからも、その情熱を失わないでくれ。


凌月:はい。王爺が側にいてくださる限り。


景煜:永遠に側にいる。


凌月:(微笑む)約束ですよ。


景煜:ああ、約束だ。


【シーン8:エンディング】

ナレーション:秋の調べ。美しい音色。そして、二人の心は一つに—


# ================================================================

第10話「母の教え(前編)」


【シーン1:凌月の夢】

(凌月が母の夢を見る)


母:(優しく)凌月、元気にしている?


凌月:お母さん…


母:あなたは立派に育ったわね。お母さん、嬉しいわ。


凌月:(涙を流す)会いたい…会いたいよ…


母:いつか、会える時が来る。それまで、強く生きて。


凌月:はい…


母:そして…あなたを愛してくれる人を、大切にして。


凌月:愛してくれる人…?


母:(微笑む)分かっているでしょう?


(凌月、目を覚ます)


凌月:(涙を拭う)お母さん…


【シーン2:母の命日】

(凌月の母の命日)


凌月:(一人で墓参りに行く)


景煜:(凌月を見つける)一人で行くつもりか?


凌月:(驚いて)王爺!?


景煜:一緒に行く。


凌月:でも…


景煜:お前の母上にも、挨拶したい。


凌月:(嬉しそうに)ありがとうございます。


【シーン3:墓参り】

(凌月の母の墓)


凌月:(花を供える)お母さん、私は元気です。


景煜:(隣で)


凌月:とても素晴らしい方と出会って…幸せです。


景煜:(凌月を見る)


凌月:(景煜を見て微笑む)


景煜:(墓に向かって礼)凌月を、私にください。一生、大切にします。


凌月:(驚いて)王爺!?


景煜:お前の母上に、約束する。


凌月:(涙が溢れる)


【シーン4:帰り道】

凌月:王爺、先ほどの言葉…


景煜:本心だ。


凌月:でも、私たちは…


景煜:恋人にはなれない。分かっている。だが、お前は私のものだ。


凌月:(頬を染める)


景煜:それだけは、誰にも譲れない。


凌月:(微笑む)私も、王爺のものです。


景煜:(凌月を抱きしめる)


凌月:(景煜の胸で)ずっと…ずっと一緒です。


【シーン5:母の教えを受け継ぐ者】

(後宮に、凌月の母を知るという女性・慈音が現れる)


慈音:あなたが、凌月様ですか?


凌月:はい。あなたは?


慈音:私は慈音と申します。実は…あなたのお母様を知っていました。


凌月:(驚愕)本当ですか!?


慈音:はい。若い頃、お母様に医術を教えていただきました。


凌月:(涙ぐむ)母を…知っているのですね…


慈音:はい。素晴らしい方でした。


【シーン6:母の思い出】

慈音:お母様は、いつもあなたのことを話しておられました。


凌月:母が?


慈音:「凌月は、きっと立派な医者になる」と。そして、「人を救う心を忘れないでほしい」と。


凌月:(涙が溢れる)母さん…


慈音:お母様の教えを、受け継いでいるのですね。


凌月:はい…母の教えは、私の宝物です。


景煜:(凌月を見守る)


【シーン7:エンディング】

ナレーション:母の教え。受け継がれる想い。そして、物語は新たな展開へ—


(次回予告)

凌月の母の秘密が明らかに!?そして、凌月を狙う影が!


# ================================================================

第11話「母の教え(後編)」


【シーン1:母の秘密】

慈音:(凌月に)実は、お母様には秘密がありました。


凌月:秘密?


慈音:お母様は…実は、宮廷医官だったのです。


凌月:(驚愕)宮廷医官!?


慈音:はい。女性では珍しいことでしたが、その腕前で認められていました。


景煜:(驚いて)では、凌月の母は…


慈音:はい。後宮で働いていました。


凌月:(ショックを受ける)母が…後宮に…?


【シーン2:母の過去】

慈音:お母様は、ある事件に巻き込まれて、後宮を去りました。


凌月:事件?


慈音:詳しくは知りません。でも、お母様は「娘を守るため」と言って、故郷に帰られました。


凌月:私を…守るため…?


景煜:その事件、調べる必要がある。


凌月:お願いします。母の真実を知りたいです。


【シーン3:調査】

(景煜が古い記録を調べる)


景煜:(ある記録を見つける)…これは。


凌月:何ですか?


景煜:お前の母上、皇子の毒殺未遂事件に関わっていた。


凌月:毒殺!?


景煜:いや、違う。母上は、皇子を救った。だが、真犯人に狙われて…


凌月:だから、後宮を去ったのですね…


景煜:ああ。お前を守るために。


【シーン4:真犯人】

(調査を進めると、当時の真犯人がまだ後宮にいることが判明)


景煜:まだ生きていたのか…


凌月:誰ですか?


景煜:当時の侍女、今は宮女頭の梅香だ。


凌月:梅香様が…?


景煜:証拠を集める。お前は、気をつけろ。


凌月:はい。


【シーン5:梅香の罠】

(梅香が凌月を誘い出す)


梅香:凌月様、お話があります。


凌月:(警戒しながら)何でしょうか?


梅香:(突然、短剣を抜く)あなたの母を恨んでいる!


凌月:!


梅香:あの女のせいで、私の計画が台無しになった!


凌月:母は、正しいことをしただけです!


梅香:(凌月に斬りかかる)


(その時、景煜が現れる)


景煜:(梅香を止める)


梅香:王爺!?


景煜:(冷たく)お前の罪、全て明らかになっている。


【シーン6:梅香の逮捕】

(梅香が捕らえられる)


梅香:(捕らえられながら)悔しい…!


凌月:(梅香を見る)


梅香:あなたの母は…本当に素晴らしい医官だった…だからこそ、憎かった!


凌月:母は、ただ人を救いたかっただけです。


梅香:…分かっている。だが、認められなかった…


凌月:(悲しそうに)


【シーン7:母への報告】

(凌月が母の墓を訪れる)


凌月:お母さん、真実が分かりました。


景煜:(隣で)


凌月:お母さんは、正しいことをしたのですね。そして、私を守ってくれた。


景煜:(凌月の肩に手を置く)


凌月:ありがとう、お母さん。私も、お母さんみたいに、強く生きます。


景煜:お前の母上は、誇りに思っているよ。


凌月:(微笑む)はい。


【シーン8:夜・書斎】

凌月:母の秘密が分かって…少し寂しいです。


景煜:なぜだ?


凌月:母も、後宮で苦労していたのだと思うと…


景煜:(凌月を抱きしめる)だが、お前の母上は、お前を守った。それが、母の愛だ。


凌月:(涙を流す)はい…


景煜:そして、今は私がお前を守る。


凌月:(景煜を見上げる)


景煜:(凌月の額にキスをする)永遠に。


凌月:(微笑む)ありがとうございます。


【シーン9:エンディング】

ナレーション:母の教え。受け継がれた想い。そして、凌月は新たな決意を—


# ================================================================

第12話「冬の奇跡」(第1クール終了)


【シーン1:初雪】

(後宮に今年初めての雪が降る)


凌月:(雪を見て)雪…


小梅:凌月様!雪ですよ!


凌月:(微笑む)本当ね。綺麗。


景煜:(現れる)また雪の季節だな。


凌月:はい。四度目の冬です。


景煜:お前と過ごす冬は、特別だ。


凌月:(頬を染める)


【シーン2:雪の中の少年】

(雪の中で倒れている少年・雪也を発見)


凌月:(駆けつける)大変!


景煜:(少年を抱き上げる)医務室へ!


【シーン3:治療】

(凌月が雪也を治療)


凌月:(診察)凍傷と栄養失調…それに、高熱が…


景煜:助かるか?


凌月:全力を尽くします。


(凌月、必死に治療)


【シーン4:雪也の目覚め】

雪也:(目を覚ます)ここは…?


凌月:後宮です。安心してください。


雪也:(凌月を見て)天使…?


凌月:(笑う)違います。医者です。


雪也:医者…でも、天使みたいに優しい…


凌月:(微笑む)


【シーン5:雪也の事情】

雪也:僕は…孤児なんです。


凌月:そうなの?


雪也:はい。雪の中で、倒れて…気がついたらここに…


凌月:(雪也の頭を撫でる)もう大丈夫よ。


雪也:(涙を流す)ありがとう…


景煜:(その様子を見て)


景煜(心の声):凌月は、本当に母親のようだ…


【シーン6:景煜の決断】

景煜:(凌月に)雪也を、後宮で引き取ろう。


凌月:(驚いて)本当ですか!?


景煜:ああ。孤児院に送るより、ここで働いてもらう。


凌月:(嬉しそうに)ありがとうございます!


景煜:お前が喜ぶなら、何でもする。


凌月:(景煜を抱きしめる)


景煜:(少し驚くが、凌月を抱きしめ返す)


【シーン7:雪也の成長】

(数ヶ月後、雪也が元気に働いている)


雪也:(凌月に)凌月姉ちゃん!


凌月:(微笑む)雪也、元気そうね。


雪也:うん!僕、凌月姉ちゃんみたいな医者になりたい!


凌月:(嬉しそうに)それは素敵ね。頑張って。


雪也:うん!


景煜:(その様子を見て微笑む)


【シーン8:クリスマスの奇跡】

(雪が降る夜)


凌月:(雪を見ながら)雪也、元気になって良かった。


景煜:(隣で)ああ。お前のおかげだ。


凌月:王爺が引き取ってくださったからです。


景煜:お前の願いを叶えたかった。


凌月:(景煜を見る)


景煜:(凌月の手を取る)これからも、お前の願いを叶え続けたい。


凌月:(涙ぐむ)ありがとうございます。


景煜:(凌月を抱きしめる)愛している、凌月。


凌月:(景煜の胸で)私も…愛しています。


【シーン9:エンディング】

ナレーション:冬の奇跡。救われた命。そして、二人の愛は深まり続ける—


【第1クール終了】

ナレーション:凌月と景煜の物語は、さらに深まる。新たな試練が待ち受ける—


(次回予告)

第2クール開始!凌月の運命を変える出会いが!?


# ================================================================

※第13話以降は別ファイルに続きます

読んで頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ