紅蓮の真実 3期 前半
後宮謎解き絵巻 紅蓮の真実3期前半です。
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後宮謎解き絵巻 〜紅蓮の真実〜 第3期
全24話 完全台本
【第3期 作品概要】
時期:第2期から1年後
凌月:後宮の医官として確固たる地位を築く(20歳)
景煜:凌月との絆がさらに深まる(29歳)
【第3期の特徴】
・より複雑で深い事件
・凌月の過去の全貌が明らかに
・二人の信頼関係が最高潮に
・感動的なエピソードを各話に織り込む
・恋人にはならないが、魂の伴侶のような関係へ
・最終話で大きな転機
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第1話「再び、あの場所で」(第3期開始)
【シーン1:オープニング - 三年目の春】
ナレーション:凌月が後宮に来て、三年。彼女は今や、後宮で最も信頼される医官となっていた。そして、景煜との絆も、誰よりも深いものとなっていた。
(満開の桜の下)
凌月:(桜を見上げて)また、この季節が来ましたね。
景煜:(隣で)ああ。三度目だな。
凌月:四年前、私がここに売られてきた時は、まさかこんな日々が待っているとは思いませんでした。
景煜:後悔しているか?
凌月:(景煜を見て微笑む)いいえ。一度も。ここで王爺に出会えて、本当に良かった。
景煜:(凌月を見つめる)私も、だ。お前に出会えて、私の人生が変わった。
凌月:(頬を染める)大げさですよ。
景煜:本当のことだ。(凌月の手を取る)お前がいなければ、私は今でも孤独な王爺のままだった。
凌月:(手を握り返す)私も、王爺がいなければ…ただの下女のままでした。
景煜:お前は違う。どこにいても、輝いていただろう。
凌月:それは…(照れながら)王爺が見ていてくださるからです。
【シーン2:桜の下の誓い】
景煜:凌月、今年も誓おう。
凌月:何を?
景煜:これからも、ずっと一緒にいると。
凌月:(微笑む)もちろんです。永遠に。
景煜:(凌月を抱き寄せる)
凌月:(景煜の胸に顔を埋める)
(桜の花びらが舞う中、二人は静かに抱き合う)
小梅:(遠くから)凌月様ー!
凌月:(慌てて離れる)小梅!
小梅:(駆けてくる)凌月様!大変です!
凌月:どうしたの?
小梅:桜の木の下で、女性が倒れています!
【シーン3:事件発生】
(桜の木の下で、美しい女性・桜子が倒れている)
凌月:(駆けつけて診察)脈が弱い…毒です!
景煜:また桜の下での事件か。
凌月:(桜子を診ながら)すぐに医務室へ!
【シーン4:医務室での治療】
(凌月が必死に治療)
景煜:(凌月を補助する)
凌月:(薬を調合)この毒は…珍しい種類ですね。
景煜:特定できるか?
凌月:はい。西域からしか手に入らない毒草です。
景煜:犯人は西域と繋がりがある者か。
凌月:(桜子に解毒剤を飲ませる)これで…大丈夫なはずです。
(桜子が目を覚ます)
桜子:(弱々しく)ここは…?
凌月:後宮の医務室です。安心してください。
桜子:(凌月を見て)あなたが…命の恩人…?
凌月:誰に毒を盛られたのですか?
桜子:(震えながら)分かりません…桜の木の下で、誰かに飲み物を渡されて…
景煜:その人物の特徴は?
桜子:覚えていません…気がついたら、倒れていて…
【シーン5:調査開始】
凌月:(景煜に)西域の毒草を手に入れられる人物…限られています。
景煜:後宮内を調べよう。
凌月:はい。でも…(桜子を見る)
景煜:何か気になるのか?
凌月:桜子様、何か隠しておられるような…
景煜:お前の勘は当たる。注意深く見守ろう。
【シーン6:桜子の秘密】
(数日後、桜子が回復)
桜子:(凌月に)実は…お話ししたいことが…
凌月:何ですか?
桜子:(涙を流す)私…実は後宮に、ある人を探しに来たんです。
凌月:ある人?
桜子:私の姉です。十年前、後宮に入って…それから音信不通で…
凌月:(驚いて)お姉様が後宮に?
桜子:はい。桜音という名前です。でも、どこにもいなくて…もしかしたら…
凌月:(優しく)一緒に探しましょう。
桜子:(驚いて)本当ですか!?
凌月:はい。必ず見つけます。
【シーン7:姉探し】
(凌月と景煜が桜音を探す)
景煜:(古い記録を調べる)桜音…桜音…(ある記録を見つける)
凌月:見つかりましたか?
景煜:(複雑な表情)…ああ。だが…
凌月:だが?
景煜:桜音は、七年前に病死している。
凌月:(ショックを受ける)そんな…
景煜:記録には、そう残っている。
凌月:桜子様に、どう伝えれば…
【シーン8:真実の告白】
凌月:(桜子に優しく)桜子様…お姉様のこと、分かりました。
桜子:(期待に満ちた目で)本当ですか!?どこに!?
凌月:(辛そうに)お姉様は…七年前に…天に召されました。
桜子:(顔が青ざめる)そんな…嘘…嘘よ!
凌月:(桜子を抱きしめる)ごめんなさい…
桜子:(凌月の胸で泣き崩れる)姉さん…姉さん…!
凌月:(涙を流しながら桜子の背中をさする)
【シーン9:桜音の墓】
(凌月と景煜が桜子を桜音の墓に連れて行く)
桜子:(墓の前で)姉さん…やっと会えた…
(桜の花びらが墓に舞い降りる)
桜子:姉さん、ごめんね…もっと早く探しに来れば良かった…
凌月:(桜子の肩に手を置く)お姉様は、きっと見守っています。
桜子:(凌月を見る)ありがとうございます…凌月様…
凌月:これから、どうされますか?
桜子:私…姉の分まで、強く生きます。
凌月:(微笑む)お姉様も、きっと喜びます。
【シーン10:毒を盛った犯人】
(調査の結果、桜子に嫉妬した別の宮女が犯人と判明)
景煜:(犯人を捕らえる)
凌月:なぜ、桜子様を?
犯人:美しくて…皆に好かれて…許せなかった!
景煜:(冷たく)嫉妬で人を害した罪、重いぞ。
【シーン11:夜・書斎】
景煜:また辛い真実を伝える役目だったな。
凌月:(窓の外を見ながら)はい…でも、真実を知ることは大切です。
景煜:お前は強いな。
凌月:強くなんかありません。ただ…(景煜を見る)王爺が側にいてくださるから、頑張れるんです。
景煜:(凌月に近づく)凌月…
凌月:はい?
景煜:(凌月を抱きしめる)これからも、ずっと側にいる。
凌月:(景煜の胸で)はい…お願いします…
景煜:約束する。永遠に。
凌月:永遠に…(微笑む)
【シーン12:エンディング】
ナレーション:桜の下で始まった事件。悲しい真実。されど、二人の絆はさらに深まる—
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第2話「忘れられた子供」
【シーン1:迷子の少女】
(後宮で迷子の少女・小雪が発見される)
小雪:(泣いている)お母さん…お母さん…
凌月:(優しく)どうしたの?
小雪:(凌月を見て)お母さんがいない…
凌月:(小雪を抱き上げる)大丈夫。一緒に探しましょう。
小梅:(凌月に)この子、誰ですか?
凌月:分からないの。迷子みたい。
【シーン2:母親探し】
(凌月と小梅が小雪の母親を探す)
凌月:(後宮中を探すが見つからない)
景煜:(凌月に)見つかったか?
凌月:いいえ…どこにも母親らしき人が…
景煜:この子は、どこから来たのだろう?
小雪:(景煜を見て怯える)
凌月:(小雪を抱きしめる)大丈夫、怖くないわよ。
景煜:(優しく)名前は?
小雪:(小さく)小雪…
景煜:小雪か。良い名だ。
【シーン3:小雪の正体】
(調査の結果、小雪は城外の孤児院から迷い込んだことが判明)
凌月:孤児院…?
孤児院の院長:(後宮に呼ばれる)小雪!よかった、無事で!
小雪:(院長を見て駆け寄る)
院長:(小雪を抱きしめる)心配したのよ!
凌月:この子は?
院長:孤児院で育てている子です。両親は…亡くなっていて…
凌月:(悲しそうに)そうですか…
【シーン4:小雪との時間】
(小雪が孤児院に帰る前、凌月と過ごす)
小雪:(凌月に)お姉ちゃん、優しいね。
凌月:(微笑む)ありがとう。
小雪:お母さんみたい。
凌月:(胸が痛む)…そう?
小雪:うん!私、お母さんの顔、覚えてないけど…きっと、お姉ちゃんみたいだったと思う。
凌月:(涙ぐむ)小雪…
小雪:(凌月を抱きしめる)
凌月:(小雪を抱きしめ返す)
【シーン5:景煜の観察】
景煜:(その様子を遠くから見ている)
楊侍衛:凌月殿、子供がお好きなのですね。
景煜:ああ…優しい母になるだろうな。
楊侍衛:(にやりと)王爺の子供なら、きっと…
景煜:(慌てて)何を言っている!
楊侍衛:(笑う)失礼しました。
景煜:(でも、少し想像してしまう)
景煜(心の声):凌月と私の子供…か…
【シーン6:孤児院への訪問】
凌月:(景煜に)王爺、孤児院を訪問してもよろしいでしょうか?
景煜:なぜだ?
凌月:小雪のような子供たちに、医療を提供したいのです。
景煜:(微笑む)良い考えだ。行こう。
凌月:(嬉しそうに)本当ですか!?
景煜:ああ。お前の望みなら、何でも叶えたい。
凌月:(頬を染める)ありがとうございます。
【シーン7:孤児院での医療活動】
(凌月と景煜が孤児院で子供たちを診る)
子供A:(凌月に)お姉ちゃん、先生なの?
凌月:そうよ。どこか痛いところはない?
子供A:ううん!元気!
凌月:(笑う)それは良かった。
小雪:(凌月に駆け寄る)お姉ちゃん!来てくれたの!?
凌月:(小雪を抱き上げる)約束したでしょう?
小雪:(嬉しそうに)うん!
景煜:(その様子を見て微笑む)
院長:(凌月と景煜に)本当にありがとうございます…
凌月:いえ、当然のことです。
景煜:これから定期的に訪問する。必要な物資も提供しよう。
院長:(涙を流す)ありがとうございます…!
【シーン8:帰り道】
(馬車の中)
景煜:お前、本当に子供が好きだな。
凌月:はい。子供たちは純粋で…見ていると幸せな気持ちになります。
景煜:いつか、母親になりたいか?
凌月:(驚いて)え?
景煜:ただの質問だ。
凌月:(少し考えて)分かりません…でも、もし母親になれるなら…
景煜:なら?
凌月:子供に、たくさんの愛を注ぎたいです。私が母からもらったように。
景煜:(凌月を見つめる)お前なら、素晴らしい母親になる。
凌月:(微笑む)王爺も、優しい父親になられるでしょうね。
景煜:…そうだろうか?
凌月:はい。今日、子供たちを見る目が、とても優しかったです。
景煜:(少し照れる)…そうか。
【シーン9:夜・凌月の部屋】
(凌月、小雪からもらった絵を飾る)
絵の内容:凌月と小雪が手を繋いでいる絵
凌月:(絵を見つめて微笑む)
凌月(心の声):いつか、私も家族を持てるだろうか…王爺と…
(顔を赤くする)
凌月:何を考えているの、私…
【シーン10:エンディング】
ナレーション:忘れられた子供たち。されど、愛は忘れない。二人の心に、新たな想いが芽生える—
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第3話「偽りの手紙」
【シーン1:凌月への手紙】
(凌月の元に、「父」からの手紙が届く)
凌月:(手紙を読む)「凌月、元気にしているか。父は今、南の地にいる。会いたい。来てくれないか」
小梅:凌月様、お父様からですか!?
凌月:(嬉しそうに)そうみたい…でも…
小梅:でも?
凌月:何か、違和感が…
【シーン2:景煜への相談】
凌月:(景煜に手紙を見せる)
景煜:(手紙を読む)…これは罠だ。
凌月:(驚いて)なぜ分かるのですか?
景煜:筆跡が微妙に違う。それに、内容も不自然だ。
凌月:では、父からではない…?
景煜:おそらく。お前を誘い出そうとしている。
凌月:(不安そうに)誰が…?
景煜:それを調べる。お前は一人で行動するな。
凌月:はい…
【シーン3:罠】
(手紙の指定場所に景煜が先に行くと、待ち伏せしていた黒装束の男たち)
黒装束A:凌月はどこだ!?
景煜:(冷たく)お前たちの相手は、私だ。
(激しい戦闘)
景煜:(黒装束たちを倒す)
黒装束B:(捕らえられて)くそ!
景煜:誰の命令だ?
黒装束B:言えるか!
【シーン4:真相】
(凌月の医学知識を狙う密売組織の仕業と判明)
景煜:お前の知識を盗むつもりだったのか。
凌月:私の知識…?
景煜:お前は、後宮で最も優れた医官だ。その知識は、金になる。
凌月:そんな…
景煜:(凌月の肩に手を置く)もう心配ない。奴らは捕らえた。
凌月:ありがとうございます…
景煜:お前を守るのは、私の務めだ。
【シーン5:本物の父からの手紙】
(数日後、陳が後宮を訪れる)
陳:凌月!
凌月:(驚いて)陳兄さん!?
陳:(封筒を渡す)お前の父上から、本物の手紙だ。
凌月:(震える手で受け取る)
手紙の内容:「凌月、偽の手紙のことを聞いた。心配をかけてすまない。父は元気だ。いつか必ず会おう。お前を誇りに思っている」
凌月:(涙を流す)父さん…
景煜:(凌月を見守る)
陳:(景煜に)王爺、凌月を頼みます。
景煜:言われるまでもない。
【シーン6:陳との別れ】
凌月:陳兄さん、もう行くのですか?
陳:ああ。お前の父上が待っている。
凌月:父に会ったら、伝えてください。「私は幸せだ」と。
陳:(微笑む)ああ、伝えよう。
凌月:それから…(景煜を見る)「素晴らしい方に守られている」とも。
陳:(景煜を見る)王爺、凌月を頼みます。
景煜:この命に代えても、守る。
陳:(満足そうに)では、安心だ。
【シーン7:夜・書斎】
凌月:(父の手紙を何度も読む)
景煜:(凌月の隣に座る)
凌月:父に会いたいです…でも…
景煜:でも?
凌月:ここを離れたくないのです。王爺と離れたくない…
景煜:(凌月の手を取る)ならば、ここにいろ。お前の父上は、いつか必ず会えるから。
凌月:はい…
景煜:それまで、私がお前の側にいる。
凌月:(微笑む)ありがとうございます。
景煜:(凌月の額にキスをする)
凌月:(驚いて顔を上げる)
景煜:(慌てて)す、すまん…つい…
凌月:(頬を染めて)いえ…嬉しかったです。
景煜:…そうか。
【シーン8:エンディング】
ナレーション:偽りの手紙。されど、本物の想い。二人の距離は、さらに縮まる—
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第4話「雨に濡れた記憶」
【シーン1:大雨の日】
(激しい雨が降る後宮)
凌月:(窓から雨を見て)すごい雨…
(突然、扉を叩く音)
凌月:(扉を開けると、ずぶ濡れの老女)
老女:(震えながら)助けて…ください…
凌月:(老女を中に入れる)大丈夫ですか!?
【シーン2:老女の看病】
(凌月が老女を手当て)
凌月:(温かい湯を飲ませる)
老女:(目を覚ます)ありがとう…ございます…
凌月:大丈夫ですか?
老女:はい…あなたは?
凌月:凌月と申します。後宮の医官です。
老女:(凌月を見つめる)凌月…その名前…
凌月:何か?
老女:いえ…何でもありません…
【シーン3:老女の正体】
(景煜が調査すると、老女は元宮女で、ある秘密を知っていることが判明)
景煜:この老女、三十年前に後宮で働いていた。
凌月:三十年前…?
景煜:そして、当時起きた王子の失踪事件に関わっていたらしい。
凌月:王子の失踪事件?
景煜:皇族の歴史の中で、最大の謎だ。
【シーン4:老女の告白】
老女:(凌月に)お嬢さん…あなたに、話したいことがあります。
凌月:何ですか?
老女:三十年前…私は、ある王子の世話をしていました。
凌月:(真剣に聞く)
老女:その王子は、ある日突然姿を消しました…でも、それは失踪ではなく…
凌月:では?
老女:誘拐だったのです…
凌月:(驚愕)
【シーン5:真実の追求】
(景煜と凌月が老女の証言をもとに調査)
景煜:もし老女の話が本当なら、王子は今も生きている可能性がある。
凌月:三十年も経っているのに?
景煜:ああ。そして、もし見つかれば…皇位継承に関わる大問題だ。
凌月:それほど重要なことなのですね。
景煜:だからこそ、慎重に調査しなければならない。
【シーン6:老女の最期】
(老女が病に倒れる)
凌月:(必死に治療するが)
老女:(弱々しく)凌月様…ありがとう…
凌月:まだ話さなければならないことがあるでしょう!?
老女:王子は…南の…山に…(息を引き取る)
凌月:(涙を流す)
景煜:(凌月の肩を抱く)
【シーン7:南の山への旅】
(凌月と景煜が南の山へ)
凌月:本当に王子がいるのでしょうか?
景煜:分からない。だが、老女の最期の言葉を無駄にはできない。
(山の中で、隠れ里を発見)
凌月:あれは…
景煜:人が住んでいるようだ。
【シーン8:王子との再会】
(隠れ里で、老人に会う)
老人:誰だ?
景煜:私は景煜。お前は…
老人:(景煜を見て驚く)景煜…王爺か?
景煜:あなたは…まさか…
老人:私は…かつて、皇族だった者だ。
凌月:(驚愕)
【シーン9:王子の物語】
老人:私は、三十年前に誘拐された。だが、逃げ出してここに隠れた。
景煜:なぜ戻らなかった?
老人:戻れば、また権力争いに巻き込まれる。私は…自由に生きたかった。
凌月:(老人を見る)
老人:ここで、平和に暮らしている。もう、宮殿には戻らない。
景煜:…分かった。お前の望みを尊重しよう。
老人:ありがとう…
【シーン10:帰り道】
凌月:良かったのですか?皇帝に報告しなくて?
景煜:ああ。あの人は、自分の人生を選んだ。尊重すべきだ。
凌月:(微笑む)王爺は、優しいですね。
景煜:優しさではない。ただ…人には、自分の人生を選ぶ権利がある。
凌月:私も、そう思います。
景煜:(凌月を見る)お前は、自分の人生を選べているか?
凌月:(景煜を見つめる)はい。私は、ここにいることを選びました。王爺の側にいることを。
景煜:(凌月の手を取る)ならば良い。
【シーン11:エンディング】
ナレーション:雨に濡れた記憶。三十年の秘密。されど、人は自分の人生を選ぶ—
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第5話「紫陽花の誓い」
【シーン1:梅雨の季節】
(雨が降り続く後宮。紫陽花が美しく咲いている)
凌月:(紫陽花を見て)綺麗…
小梅:凌月様、紫陽花お好きですか?
凌月:ええ。雨に濡れた紫陽花は、とても美しいわ。
景煜:(現れる)紫陽花か。花言葉を知っているか?
凌月:いいえ。
景煜:「移り気」…だが、もう一つある。「辛抱強い愛」だ。
凌月:(景煜を見る)辛抱強い愛…
景煜:(凌月を見つめる)ああ。どんな困難も耐え抜く愛だ。
【シーン2:紫陽花園での事件】
(紫陽花園で、若い侍女・紫が倒れているのが発見される)
凌月:(駆けつける)紫さん!
紫:(苦しそうに)お腹が…
凌月:(診察)これは…食中毒ではなく、毒です!
景煜:また毒か。
凌月:(紫を手当て)
【シーン3:紫の回復と証言】
紫:(目を覚ます)凌月様…
凌月:大丈夫。もう安全です。
紫:(涙を流す)ありがとうございます…
景煜:誰に毒を盛られた?
紫:(震えながら)分かりません…でも、紫陽花園で、誰かに茶を勧められて…
凌月:その人の特徴は?
紫:覚えていません…
【シーン4:調査】
(凌月と景煜が紫陽花園を調べる)
凌月:(茶碗の欠片を発見)これは…
景煜:何か分かったか?
凌月:この茶碗、特殊な模様があります。後宮で限られた人しか持っていません。
景煜:誰だ?
凌月:貴妃様です。
景煜:貴妃が紫を?なぜ?
【シーン5:真相】
(調査の結果、紫が貴妃の秘密を知ってしまい、口封じのために毒を盛られたことが判明)
景煜:(貴妃を問い詰める)
貴妃:(観念して)…認めます。
凌月:なぜ、そこまでして秘密を?
貴妃:私の出自が…実は平民で…嘘をついて後宮に入ったのです…
凌月:(驚く)
貴妃:バレたら、追放される…だから、紫を…
景煜:(冷たく)秘密を守るために、人を殺そうとした罪、重いぞ。
【シーン6:紫の優しさ】
紫:(凌月に)凌月様、お願いがあります。
凌月:何ですか?
紫:貴妃様を…許してあげてください。
凌月:(驚いて)でも、あなたを殺そうとしたのですよ!?
紫:はい…でも、貴妃様も苦しんでおられたのだと思います。出自を隠して生きる辛さ…
凌月:(紫を見つめる)あなたは…優しいですね。
紫:凌月様に、命を救っていただきました。その恩返しに、許しを与えたいのです。
【シーン7:景煜の決断】
景煜:(紫の嘆願を受け入れ、貴妃を追放に留める)
貴妃:(紫に)ありがとう…本当に…ごめんなさい…
紫:(微笑む)お元気で。
(貴妃、後宮を去る)
【シーン8:紫陽花の下で】
凌月:(紫と紫陽花を見る)
紫:凌月様、ありがとうございました。
凌月:あなたの優しさが、貴妃様を救ったのです。
紫:凌月様から学びました。「許すこと」の大切さを。
凌月:(微笑む)
景煜:(二人の様子を見守る)
景煜(心の声):凌月の優しさが、また一人救った…
【シーン9:夜・紫陽花園】
(凌月と景煜が紫陽花園を歩く)
景煜:紫の優しさ、お前に似ているな。
凌月:私は、そこまで優しくありません。
景煜:いや、お前は誰よりも優しい。(凌月の手を取る)
凌月:(景煜を見上げる)
景煜:紫陽花の花言葉、覚えているか?
凌月:はい。「辛抱強い愛」…
景煜:私の、お前への想いも、そうだ。
凌月:(頬を染める)王爺…
景煜:どんな困難も、お前と一緒なら乗り越えられる。
凌月:私もです。王爺がいれば、何も怖くありません。
景煜:(凌月を抱きしめる)
凌月:(景煜の胸で)ずっと…ずっと一緒です。
景煜:ああ。永遠に。
【シーン10:エンディング】
ナレーション:紫陽花の誓い。辛抱強い愛。二人の絆は、雨にも負けない—
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第6話「記憶の欠片」
【シーン1:記憶喪失の女性・再び】
(後宮に、また記憶を失った女性・霧音が保護される)
霧音:(混乱して)私は…誰?
凌月:(優しく)大丈夫です。一緒に思い出しましょう。
景煜:また記憶喪失か。
凌月:はい。でも、前回の経験があります。必ず記憶を取り戻させます。
【シーン2:霧音の治療】
(凌月が霧音を診察)
凌月:(頭の傷を見る)この傷…何かで殴られたようです。
景煜:事件性があるな。
凌月:記憶を取り戻せば、真相が分かるかもしれません。
【シーン3:記憶の断片】
(霧音が少しずつ記憶を取り戻す)
霧音:(突然)花…赤い花…
凌月:赤い花?
霧音:誰かが…赤い花を持って…
景煜:それだけか?
霧音:分かりません…でも、怖い…
凌月:(霧音の手を握る)大丈夫。私たちがいます。
【シーン4:赤い花の手がかり】
(凌月と景煜が後宮で赤い花を探す)
凌月:(彼岸花を発見)これは…彼岸花?
景煜:毒草だな。
凌月:誰かが、霧音様に彼岸花を使って何かを?
景煜:可能性はある。
【シーン5:記憶の回復】
(凌月の治療で霧音が記憶を取り戻す)
霧音:(突然)思い出した!
凌月:何を!?
霧音:私は…ある高官の不正を目撃したんです…そして、口封じのために…
景煜:殴られて記憶を失わされた、と?
霧音:はい…
凌月:その高官は?
霧音:朱大人です…
景煜:(顔色が変わる)朱大人…朝廷の重鎮だ。
【シーン6:真相の追求】
(景煜が朱大人を調査)
景煜:(証拠を集める)
凌月:(協力する)
(朱大人の不正が明らかに)
景煜:(朱大人を皇帝に訴える)
皇帝:(怒る)朱、これは本当か!?
朱大人:(観念する)…はい。
皇帝:許せん!処罰する!
【シーン7:霧音の感謝】
霧音:(凌月に)ありがとうございました。記憶を取り戻せて…
凌月:良かったです。
霧音:それに、真実を明らかにできて…
凌月:勇気を出して証言してくださったおかげです。
霧音:凌月様の優しさが、私に勇気をくれました。
【シーン8:夜・書斎】
景煜:また、お前の力で真実が明らかになったな。
凌月:王爺が動いてくださったからです。
景煜:お前がいなければ、霧音の記憶は戻らなかった。
凌月:(微笑む)二人の力ですね。
景煜:ああ。(凌月の手を取る)これからも、一緒に。
凌月:(手を握り返す)はい。ずっと一緒に。
景煜:凌月…
凌月:はい?
景煜:お前を愛している。
凌月:(涙ぐむ)私も…愛しています。
景煜:(凌月を抱きしめる)
凌月:(景煜の胸で)ずっと…この腕の中にいたい…
景煜:いてくれ。永遠に。
凌月:はい…
【シーン9:エンディング】
ナレーション:記憶の欠片が紡ぐ、真実の物語。そして、二人の愛は深まる—
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第7話「虹の約束」
【シーン1:雨上がりの虹】
(大雨の後、美しい虹が後宮に架かる)
小梅:(嬉しそうに)凌月様!虹です!
凌月:(窓から虹を見る)綺麗…
景煜:(凌月の部屋を訪れる)虹が出ているな。
凌月:はい。とても美しいです。
景煜:虹を見ると、何を思う?
凌月:希望、でしょうか。嵐の後には、必ず虹が出る。困難の後には、必ず希望がある。
景煜:(凌月を見つめる)お前らしい答えだ。
【シーン2:虹を見る少女】
(後宮で、重い病気の少女・虹花が虹を見ている)
虹花:(弱々しく)綺麗…
凌月:(虹花に気づく)虹花ちゃん?
虹花:(凌月を見る)凌月お姉ちゃん…
凌月:(虹花の側に座る)虹、綺麗ね。
虹花:うん…私、虹が大好きなの。
凌月:そうなの?
虹花:だって、虹を見ると…希望が持てるから。
凌月:(虹花を抱きしめる)
【シーン3:虹花の病気】
凌月:(景煜に)虹花ちゃんの病気、かなり進行しています。
景煜:治せないのか?
凌月:正直に言えば…難しいです。でも、諦めたくありません。
景煜:お前らしいな。
凌月:虹花ちゃんに、希望を持たせたいのです。
景煜:分かった。私も協力する。
【シーン4:治療法の探求】
(凌月が古い医学書を読み漁る)
凌月:(疲れた表情で)
景煜:(凌月に)休め。お前が倒れては意味がない。
凌月:でも…
景煜:(強引に凌月を抱き上げる)休むんだ。
凌月:(驚いて)王爺!?
景煜:(凌月をベッドに寝かせる)少しでも良い。目を閉じろ。
凌月:でも、虹花ちゃんが…
景煜:お前が元気でなければ、虹花を救えない。
凌月:…はい。
(凌月、景煜の膝枕で眠る)
景煜:(凌月の髪を撫でる)
景煜(心の声):頑張りすぎるな、凌月…
【シーン5:奇跡の治療法】
(凌月が目を覚ますと、景煜が古い書物を読んでいる)
凌月:(目を覚ます)王爺…?
景煜:(凌月を見る)起きたか。
凌月:何を読んでいるのですか?
景煜:虹花の病気に効く治療法を探していた。そして…(書物を見せる)見つけた。
凌月:(驚いて)本当ですか!?
景煜:ああ。珍しい薬草の組み合わせだが、効果があるはずだ。
凌月:(涙ぐむ)ありがとうございます…!
景煜:(凌月の頭を撫でる)お前のためだ。
【シーン6:虹花の回復】
(凌月が治療法を試すと、虹花が徐々に回復)
虹花:(元気になって)凌月お姉ちゃん!元気になったよ!
凌月:(嬉しそうに)良かった!
虹花:ありがとう!
凌月:王爺のおかげよ。
虹花:(景煜に)王爺様、ありがとうございます!
景煜:(優しく)元気になって良かった。
【シーン7:虹の下での約束】
(再び虹が出る日)
虹花:(虹を見て)綺麗!
凌月:(虹花と一緒に虹を見る)
景煜:(二人の様子を見守る)
虹花:(凌月に)凌月お姉ちゃん、約束して。
凌月:何を?
虹花:また虹が出たら、一緒に見ようね。
凌月:(微笑む)約束するわ。
虹花:ずっと、ずっと?
凌月:ずっと、ずっと。
景煜:(凌月に)私とも約束してくれ。
凌月:(景煜を見る)
景煜:虹が出たら、一緒に見ようと。
凌月:(微笑む)はい、約束します。
【シーン8:エンディング】
ナレーション:虹の約束。希望の光。二人の絆は、虹のように美しく—
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第8話「夏の幻」
【シーン1:猛暑】
(後宮に猛暑が続く)
凌月:(暑さに耐えながら)暑い…
小梅:凌月様、大丈夫ですか?
凌月:ええ、大丈夫よ。
景煜:(凌月の額に触れる)熱い。休め。
凌月:でも、患者が…
景煜:命令だ。
凌月:…はい。
【シーン2:熱中症の患者たち】
(猛暑で、次々と熱中症の患者が運ばれてくる)
凌月:(必死に治療)
景煜:(補助する)
凌月:(疲労困憊)
景煜:凌月、お前も休め!
凌月:まだ…患者が…
(凌月、倒れる)
景煜:(凌月を抱きかかえる)凌月!
【シーン3:凌月の看病】
(景煜が凌月を看病)
景煜:(凌月の額を冷やす)
凌月:(うなされている)患者が…助けなきゃ…
景煜:(優しく)大丈夫だ。皆、助かった。お前が頑張ったおかげだ。
凌月:(少し落ち着く)
景煜:(凌月の手を握る)もう無理をするな。
【シーン4:凌月の目覚め】
(凌月が目を覚ます)
凌月:(景煜を見る)王爺…?
景煜:気がついたか。
凌月:私…倒れたのですか?
景煜:ああ。熱中症だ。
凌月:(起き上がろうとする)患者は…!?
景煜:(凌月を寝かせる)皆、無事だ。お前が治療したおかげで。
凌月:(ほっとする)良かった…
景煜:(怒ったように)良くない!お前は自分の体を顧みなさすぎる!
凌月:(びっくりする)
景煜:(凌月を抱きしめる)もしお前が…もしお前に何かあったら…私は…
凌月:(景煜の背中に手を回す)ごめんなさい…心配をかけて…
景煜:二度と、こんな無茶をするな。
凌月:はい…
【シーン5:回復】
(数日後、凌月が回復)
凌月:(医務室に戻る)
小梅:凌月様!良かった!
凌月:(微笑む)心配かけてごめんね。
小梅:王爺様、ずっと看病されてたんですよ!
凌月:(驚いて)ずっと?
小梅:はい!一睡もせずに!
凌月:(景煜を探す)
【シーン6:感謝】
凌月:(景煜の執務室を訪れる)
景煜:(疲れた様子で書類を見ている)
凌月:王爺…
景煜:(凌月を見て)凌月!もう起きて良いのか?
凌月:はい。おかげさまで。
景煜:無理をするな。
凌月:(景煜に近づく)王爺、ありがとうございました。看病してくださって。
景煜:当然のことだ。
凌月:一睡もされなかったと聞きました。
景煜:…誰から聞いた?
凌月:小梅からです。
景煜:(少し照れる)…大げさだ。
凌月:(景煜の手を取る)ありがとうございます。本当に。
景煜:(凌月の手を握り返す)もう心配をかけるな。
凌月:はい。約束します。
景煜:これからは、自分の体も大切にしろ。
凌月:はい。
景煜:(凌月を抱きしめる)お前が倒れた時、生きた心地がしなかった。
凌月:(景煜の胸で)ごめんなさい…
景煜:お前は、私にとって何よりも大切なんだ。
凌月:(涙ぐむ)私も、王爺が何よりも大切です。
【シーン7:エンディング】
ナレーション:夏の幻のように儚い命。されど、二人の絆は永遠に—
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第9話「秋の調べ」
【シーン1:秋の訪れ】
(後宮に秋が訪れ、紅葉が美しく色づく)
凌月:(紅葉を見て)綺麗…
景煜:(隣で)秋が来たな。
凌月:はい。もう、私がここに来て四年目の秋です。
景煜:早いものだな。
凌月:王爺と過ごした時間、あっという間でした。
景煜:これからも、ずっと一緒だ。
凌月:(微笑む)はい。
【シーン2:琴の音色】
(遠くから琴の音色が聞こえてくる)
凌月:(耳を澄ます)琴の音…
景煜:誰が弾いているのだろう?
(音色を辿ると、若い女性・秋音が琴を弾いている)
秋音:(美しい音色を奏でる)
凌月:(聞き入る)
【シーン3:秋音の悲しみ】
(曲が終わると、秋音が泣いている)
凌月:(近づく)大丈夫ですか?
秋音:(凌月を見る)…はい。
凌月:美しい音色でしたね。
秋音:ありがとうございます…でも、もう弾けなくなるかもしれません。
凌月:なぜですか?
秋音:私の指が…病気で…
凌月:(秋音の手を見る)これは…
【シーン4:秋音の病気】
凌月:(秋音の指を診察)関節炎ですね。進行すると、指が動かなくなります。
秋音:(涙を流す)では、もう琴は…
凌月:いいえ、諦めないでください。治療法があります。
秋音:本当ですか!?
凌月:はい。時間はかかりますが、必ず治します。
秋音:(嬉しそうに)ありがとうございます!
【シーン5:治療】
(凌月が秋音を治療)
凌月:(薬を調合)
景煜:(協力する)
凌月:この薬を毎日塗れば、症状は改善します。
秋音:ありがとうございます!
【シーン6:秋音の演奏会】
(数ヶ月後、秋音の指が回復し、演奏会が開かれる)
秋音:(美しい音色を奏でる)
凌月:(感動して聞く)
景煜:(凌月の隣で)
秋音:(演奏後、凌月に)凌月様のおかげです。ありがとうございました。
凌月:あなたの努力の賜物です。
秋音:これからも、琴を弾き続けます。凌月様の恩を忘れません。
【シーン7:秋の夜】
(凌月と景煜が紅葉の下を歩く)
景煜:また一人、救ったな。
凌月:王爺が協力してくださったからです。
景煜:お前の情熱が、人を動かす。
凌月:情熱…ですか?
景煜:ああ。お前は、人を救うことに情熱を注いでいる。それが、お前の美しさだ。
凌月:(頬を染める)
景煜:(凌月の手を取る)これからも、その情熱を失わないでくれ。
凌月:はい。王爺が側にいてくださる限り。
景煜:永遠に側にいる。
凌月:(微笑む)約束ですよ。
景煜:ああ、約束だ。
【シーン8:エンディング】
ナレーション:秋の調べ。美しい音色。そして、二人の心は一つに—
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第10話「母の教え(前編)」
【シーン1:凌月の夢】
(凌月が母の夢を見る)
母:(優しく)凌月、元気にしている?
凌月:お母さん…
母:あなたは立派に育ったわね。お母さん、嬉しいわ。
凌月:(涙を流す)会いたい…会いたいよ…
母:いつか、会える時が来る。それまで、強く生きて。
凌月:はい…
母:そして…あなたを愛してくれる人を、大切にして。
凌月:愛してくれる人…?
母:(微笑む)分かっているでしょう?
(凌月、目を覚ます)
凌月:(涙を拭う)お母さん…
【シーン2:母の命日】
(凌月の母の命日)
凌月:(一人で墓参りに行く)
景煜:(凌月を見つける)一人で行くつもりか?
凌月:(驚いて)王爺!?
景煜:一緒に行く。
凌月:でも…
景煜:お前の母上にも、挨拶したい。
凌月:(嬉しそうに)ありがとうございます。
【シーン3:墓参り】
(凌月の母の墓)
凌月:(花を供える)お母さん、私は元気です。
景煜:(隣で)
凌月:とても素晴らしい方と出会って…幸せです。
景煜:(凌月を見る)
凌月:(景煜を見て微笑む)
景煜:(墓に向かって礼)凌月を、私にください。一生、大切にします。
凌月:(驚いて)王爺!?
景煜:お前の母上に、約束する。
凌月:(涙が溢れる)
【シーン4:帰り道】
凌月:王爺、先ほどの言葉…
景煜:本心だ。
凌月:でも、私たちは…
景煜:恋人にはなれない。分かっている。だが、お前は私のものだ。
凌月:(頬を染める)
景煜:それだけは、誰にも譲れない。
凌月:(微笑む)私も、王爺のものです。
景煜:(凌月を抱きしめる)
凌月:(景煜の胸で)ずっと…ずっと一緒です。
【シーン5:母の教えを受け継ぐ者】
(後宮に、凌月の母を知るという女性・慈音が現れる)
慈音:あなたが、凌月様ですか?
凌月:はい。あなたは?
慈音:私は慈音と申します。実は…あなたのお母様を知っていました。
凌月:(驚愕)本当ですか!?
慈音:はい。若い頃、お母様に医術を教えていただきました。
凌月:(涙ぐむ)母を…知っているのですね…
慈音:はい。素晴らしい方でした。
【シーン6:母の思い出】
慈音:お母様は、いつもあなたのことを話しておられました。
凌月:母が?
慈音:「凌月は、きっと立派な医者になる」と。そして、「人を救う心を忘れないでほしい」と。
凌月:(涙が溢れる)母さん…
慈音:お母様の教えを、受け継いでいるのですね。
凌月:はい…母の教えは、私の宝物です。
景煜:(凌月を見守る)
【シーン7:エンディング】
ナレーション:母の教え。受け継がれる想い。そして、物語は新たな展開へ—
(次回予告)
凌月の母の秘密が明らかに!?そして、凌月を狙う影が!
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第11話「母の教え(後編)」
【シーン1:母の秘密】
慈音:(凌月に)実は、お母様には秘密がありました。
凌月:秘密?
慈音:お母様は…実は、宮廷医官だったのです。
凌月:(驚愕)宮廷医官!?
慈音:はい。女性では珍しいことでしたが、その腕前で認められていました。
景煜:(驚いて)では、凌月の母は…
慈音:はい。後宮で働いていました。
凌月:(ショックを受ける)母が…後宮に…?
【シーン2:母の過去】
慈音:お母様は、ある事件に巻き込まれて、後宮を去りました。
凌月:事件?
慈音:詳しくは知りません。でも、お母様は「娘を守るため」と言って、故郷に帰られました。
凌月:私を…守るため…?
景煜:その事件、調べる必要がある。
凌月:お願いします。母の真実を知りたいです。
【シーン3:調査】
(景煜が古い記録を調べる)
景煜:(ある記録を見つける)…これは。
凌月:何ですか?
景煜:お前の母上、皇子の毒殺未遂事件に関わっていた。
凌月:毒殺!?
景煜:いや、違う。母上は、皇子を救った。だが、真犯人に狙われて…
凌月:だから、後宮を去ったのですね…
景煜:ああ。お前を守るために。
【シーン4:真犯人】
(調査を進めると、当時の真犯人がまだ後宮にいることが判明)
景煜:まだ生きていたのか…
凌月:誰ですか?
景煜:当時の侍女、今は宮女頭の梅香だ。
凌月:梅香様が…?
景煜:証拠を集める。お前は、気をつけろ。
凌月:はい。
【シーン5:梅香の罠】
(梅香が凌月を誘い出す)
梅香:凌月様、お話があります。
凌月:(警戒しながら)何でしょうか?
梅香:(突然、短剣を抜く)あなたの母を恨んでいる!
凌月:!
梅香:あの女のせいで、私の計画が台無しになった!
凌月:母は、正しいことをしただけです!
梅香:(凌月に斬りかかる)
(その時、景煜が現れる)
景煜:(梅香を止める)
梅香:王爺!?
景煜:(冷たく)お前の罪、全て明らかになっている。
【シーン6:梅香の逮捕】
(梅香が捕らえられる)
梅香:(捕らえられながら)悔しい…!
凌月:(梅香を見る)
梅香:あなたの母は…本当に素晴らしい医官だった…だからこそ、憎かった!
凌月:母は、ただ人を救いたかっただけです。
梅香:…分かっている。だが、認められなかった…
凌月:(悲しそうに)
【シーン7:母への報告】
(凌月が母の墓を訪れる)
凌月:お母さん、真実が分かりました。
景煜:(隣で)
凌月:お母さんは、正しいことをしたのですね。そして、私を守ってくれた。
景煜:(凌月の肩に手を置く)
凌月:ありがとう、お母さん。私も、お母さんみたいに、強く生きます。
景煜:お前の母上は、誇りに思っているよ。
凌月:(微笑む)はい。
【シーン8:夜・書斎】
凌月:母の秘密が分かって…少し寂しいです。
景煜:なぜだ?
凌月:母も、後宮で苦労していたのだと思うと…
景煜:(凌月を抱きしめる)だが、お前の母上は、お前を守った。それが、母の愛だ。
凌月:(涙を流す)はい…
景煜:そして、今は私がお前を守る。
凌月:(景煜を見上げる)
景煜:(凌月の額にキスをする)永遠に。
凌月:(微笑む)ありがとうございます。
【シーン9:エンディング】
ナレーション:母の教え。受け継がれた想い。そして、凌月は新たな決意を—
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第12話「冬の奇跡」(第1クール終了)
【シーン1:初雪】
(後宮に今年初めての雪が降る)
凌月:(雪を見て)雪…
小梅:凌月様!雪ですよ!
凌月:(微笑む)本当ね。綺麗。
景煜:(現れる)また雪の季節だな。
凌月:はい。四度目の冬です。
景煜:お前と過ごす冬は、特別だ。
凌月:(頬を染める)
【シーン2:雪の中の少年】
(雪の中で倒れている少年・雪也を発見)
凌月:(駆けつける)大変!
景煜:(少年を抱き上げる)医務室へ!
【シーン3:治療】
(凌月が雪也を治療)
凌月:(診察)凍傷と栄養失調…それに、高熱が…
景煜:助かるか?
凌月:全力を尽くします。
(凌月、必死に治療)
【シーン4:雪也の目覚め】
雪也:(目を覚ます)ここは…?
凌月:後宮です。安心してください。
雪也:(凌月を見て)天使…?
凌月:(笑う)違います。医者です。
雪也:医者…でも、天使みたいに優しい…
凌月:(微笑む)
【シーン5:雪也の事情】
雪也:僕は…孤児なんです。
凌月:そうなの?
雪也:はい。雪の中で、倒れて…気がついたらここに…
凌月:(雪也の頭を撫でる)もう大丈夫よ。
雪也:(涙を流す)ありがとう…
景煜:(その様子を見て)
景煜(心の声):凌月は、本当に母親のようだ…
【シーン6:景煜の決断】
景煜:(凌月に)雪也を、後宮で引き取ろう。
凌月:(驚いて)本当ですか!?
景煜:ああ。孤児院に送るより、ここで働いてもらう。
凌月:(嬉しそうに)ありがとうございます!
景煜:お前が喜ぶなら、何でもする。
凌月:(景煜を抱きしめる)
景煜:(少し驚くが、凌月を抱きしめ返す)
【シーン7:雪也の成長】
(数ヶ月後、雪也が元気に働いている)
雪也:(凌月に)凌月姉ちゃん!
凌月:(微笑む)雪也、元気そうね。
雪也:うん!僕、凌月姉ちゃんみたいな医者になりたい!
凌月:(嬉しそうに)それは素敵ね。頑張って。
雪也:うん!
景煜:(その様子を見て微笑む)
【シーン8:クリスマスの奇跡】
(雪が降る夜)
凌月:(雪を見ながら)雪也、元気になって良かった。
景煜:(隣で)ああ。お前のおかげだ。
凌月:王爺が引き取ってくださったからです。
景煜:お前の願いを叶えたかった。
凌月:(景煜を見る)
景煜:(凌月の手を取る)これからも、お前の願いを叶え続けたい。
凌月:(涙ぐむ)ありがとうございます。
景煜:(凌月を抱きしめる)愛している、凌月。
凌月:(景煜の胸で)私も…愛しています。
【シーン9:エンディング】
ナレーション:冬の奇跡。救われた命。そして、二人の愛は深まり続ける—
【第1クール終了】
ナレーション:凌月と景煜の物語は、さらに深まる。新たな試練が待ち受ける—
(次回予告)
第2クール開始!凌月の運命を変える出会いが!?
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※第13話以降は別ファイルに続きます
読んで頂きありがとうございます。




