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ラノベ好きな平凡な高校生こと、主人公の九条花火は中学生時代の陰鬱とした生活を繰り返すのではなく高校デビューを果たしてリア充になることを決意するがクラスメイトと関わるにつれて異変を感じ始める…

俺は自分が嫌いだ。

そう言い切って諦めれたらどんなに楽で、残酷かを推し量るにはまだ自分を知りきれてないと思う。

なら自分の全てを知ったからって嫌いになるかと言われたら、そうじゃないと思う。こんな事を考えるのをやめられないでいる自分はきっとおかしいのだと思い夢から覚める。


「あんた今日入学式なんでしょ?バチっとしていきなさいよー?」

「バチっとってなんだよ、昭和かよ」

「昭和がどうだったかは知らないけど、一発目が肝心なんだからねー??」

「まぁ…それなりには整えていきますけど」

「友達できたら食べて帰ってきてもいいわよー」

「あい、あいーー」

そう言いながら出勤の支度をする母を横目に俺、九条花火はローファーを履きながら答える。

「友達…高校ではできるといいね…頑張ってきたもんね」

「…行ってきます」

そう俺は俗に言う陰キャで、コミ障だった。そのせいで小、中ともに友達ゼロのクソチー牛野郎だった。

そんな自分を変えてくれたのは本屋で見かけたアニメ化されたばかりの、まだ人気がで初めてないラノベだった。そのラノベでは主人公も陰キャであったが、変わっていく姿を目の当たりにしてから自分がどれだけ努力していなのかに気付かされた。

こんな自分でも主人公になりたいと思ってしまい。親に無理を言って地元で有名な私立高校に入学し、今からちょうど入学式といったところだ。


入学式も終わり、今から自己紹介の時間となるが…

「はい、みんな聞いて〜!私がみなさんの担任になる林道千早です〜みんなよろしくね〜」

おっと俺の担任はゆるふわ系の先生となったか、喋り方は個人的には好きだが頼りなさもあるように感じるのは気のせいか?

「それじゃあ出席番号順に自己紹介でもしまょうか〜

やっぱり仲良くなるには相手を知らないとね〜、一番の…えっとー

「あ、はい自分神崎良平って言います。趣味はスポーツとカラオケっすね。遊ぶのも好きなんでゆくゆくはみんなで遊びに行けたら、いいなって思ってます!三年間よろしくっす!」

…典型的な陽キャみたいな自己紹介だったな、彼がこのクラスのリーダーになるのだろうか…

「はいはいはい!私の名前は浜崎涼香です!元気だけが取り柄です!そしてこの子は私の大親友!西条葵ちゃんです!」

「ちょっと…勝手に紹介しないでくれる?まったく…

あ、その紹介預かりました、西条葵です。趣味は…読書と紅茶です。一年間よろしくお願いします。」

おいおい、なんだこの2人はラノベから飛び出してきたみたいな見た目と紹介だな…くっ、まだ俺の陰の部分が疼くぜェ…話しかけるには勇気がいりそうだな。

おっと、次は俺の番か。最初が肝心だからな…

「じゃあ次は…九条さん?お願いね〜」

「は、はいッ。あ、えと、その…九条花火です。えっと、趣味はゲ、あ、いや、えと、あの映画!映画鑑賞ですッ、その一年間よろしくお願いします。」

…やってしまった。こうならないために努力してきたのに…体付きや見た目は1人でなんとかなったが、コミニケーションは相手がいないと努力も何もないだろ!大体相手になってくれる人がいたら、こんな人生歩んでないっての!まぁ恨み言を言っても仕方ないんだが、ないんだが、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

その後もつつがなく紹介は続いた。みんな凄かった。

「ライン繋ごうぜー」「今日帰りファミレス寄らね?」自己紹介も終わり今日は各自解散となったので、友達作りに皆が精を出す中俺の居場所は彼らとは違い1人席に座ってスマホを触っていた。何が悲しいって帰る用意はしたくせに、帰らず意味なくTwitterをロールし続けている。もちろん内容なんか頭に入ってこない。

「えっと、九条くんだっけ?よかったらライン繋がない?てか繋ごうよ!」

俺に話しかけてきたのは浜崎さんだった



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