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ボタン

そのボタンは私を苦しめる

そのボタンは私の精神を崩壊させる

そのボタンは光へ向かうのか?

そのボタンは・・・・・


緑の部屋がある

他にはなにもない。。。

「どこだ、ここ?」

そう言って頭をかかえた。

「ああ、もう17年目か」

というのも、事はかれこれ17年前の出来事である。

その年の10月の半ばに俺は人を殺した。。

のちの裁判では、いうまでもなく死刑。

その何日かしたあとの刑務所に連れて行かれ

あたらしい死刑方法で俺を・・・・


ここまで考えると頭が痛い。

立ちあがってドアのまえに置かれた昼食を食べる。

毎日3回、ドアの下らへんの長方形の穴から食べ物がもらえる。

十分な量ではないけど。

部屋のまんなかにはボタンがある。

中央が赤くなっており透明なガラスのケースにはいっている。

最初にここにきた時はなんかいもこのボタンを押そうとした。が、

結局いままで押せずにいる。

昼食を食べ終わり床に寝ころんだ

天井に見えるのは緑だけ。

最近、この緑を見てるとなぜか、自分の皮膚に爪を刺す。

流れてくる血をみるとその感じはすこし和らぐ。

「俺、いつになったらでれんのかな・・」

ふとつぶやいた。

その時あの記憶がよみがえった。

「そうだ、俺はたしか17年の刑だったんだ」

「みんなはそれまでには死んでるだろうと思ったんだろうな」

するとドアから白い紙がスルリと落ちてきた。

「ん?」

    貴様の刑罰はこれでおわりになる

       今まで御苦労であった

      ここから早くでたいだろうが、

     それはできない。。。。。

     貴様には二つの選択肢がある。

      中央にあるボタンを押し、

      そこから始まる恐怖と

      戦い、ここから抜け出すか、

      今日のような生活を、また

     同じように続けるか。。

       答えは一つだ!



俺はこの紙をみたあと、中央のボタンを押した。

するとドアが開いた。

奇妙な感覚に包まれながらも、俺はそのドアをくぐった。



その向こう側はおれが居た部屋とまったくおなじ作りになっていて

ゆういつ違うのは部屋の色とボタンの色だけだった・・・

部屋は真っ赤なちの色をしていて中央のボタンは青だった。








なあ、いま何色の部屋にいると思う?


読んでいただきありがとうございました。

この小説を読んであなたは何色を創造しましたか?

感想にあなたが感じた色を教えてください。。

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