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ぎゃわれマン エピソード0×EX  作者: ぎゃわれ
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はじまり

第2章 はじまり

 西暦2014年某日

 ビル街

「なんで街中でサターン帝国・闇の怪人追わないといけないの!!」と何かを追うぎゃわれ。

 ぎゃわれが追っていたそいつはクモの糸をだしながら移動をしていた。

 一方ぎゃわれは自転車にてそいつを追っていた。

ぎゃわれは、バックからぬいぐるみ型変身アイテムを取り出した。

「もう逃げられないぜ。サターン帝国・闇の怪人!、スタンバイ!変身!」

 ぎゃわれはかっちゃんという変身アイテムを使い、モザイクを全身にまといぎゃわれマンへと変身した。

 ぎゃわれはかっちゃんでビームで怪人に向かって攻撃を放った。

「なんだてめえは!こちらのEX計画の邪魔をされては困る」

 クモの怪人は、ぎゃわれを無視し、とある場所を目指していた。

 それを自転車で追いかけるぎゃわれ。

「どこへ向かっているんだ?」

 クモ怪人はビル街でクモの糸を吐きながら人々を襲う。

 逃げていく人々。

「あいつ!関係ない人を襲いやがって」

「邪魔なものは排除するそれだけだ」

「なんてやつだ」

 クモの怪人はビル街を移動し、とある目的の場所に到着した。

「このあたりだったか」

「このあたり?」

「そうだ、ここでとある闘いが繰り広げられた。お前もいたんじゃないのか?」

「え?」

 ぎゃわれはクモ怪人にそう言われてあたりを見渡すと、妙に懐かしい感じがしていた。

「そうか、ここは・・・」

 油断していると

「甘いな!」

 クモ怪人が連射ができる銃を取り出し、ぎゃわれマン向けて撃ってきた。

「うわっ!なんだこれ、クモの糸で動けない」

「ざまあねえな、俺はサターン帝国・闇の暗部、クモガトリング!蜘蛛の力とガトリング銃の攻撃を専門としている。そして、この地で俺のかつての仲間を復活させるべく、我が主であるデビルズキラー様にそう命じられたのだ」

 デビルズキラーとはサターン帝国・闇のボスであり、ぎゃわれマンたちの宿敵である。

 いまだ、ぎゃわれマンたちに姿を見せないところだと、まだ完全復活をしていないようだった。

「クモの糸で身動きが」

「もういっちょくらいな!!」

 クモガトリングがそういうとガトリング銃をとりだし、ぎゃわれマンめがけて何発も連射してきた。

 そのクモの銃弾はぎゃわれマンに全弾命中していた。

「ぐっは!ダメージはさほどないけど、これじゃ何もできない」

「そりゃあ致命傷を負わせるための銃弾じゃないからな、相手を動けないうちに、俺は課せられた任務を果たすだけだ、だが」

 クモガトリングはぎゃわれマンに近寄ってきた。

「今お前を殺すこともたやすいことだ」

 クモガトリングはそういうと、自らの手を尖らせ、ぎゃわれマンの心臓めがけて貫こうとしていた。

 その時だった。

「イカ息子!衝撃波スラッシュ!!」

 水のような斬撃がクモガトリングに命中した。

 その衝撃でクモガトリングは吹っ飛んでいった。

「イカ息子!」

「なんとか間に合ったようだな」

 クモガトリングは吹っ飛ばされたが、すぐに起き上がった。

「貴様は確か」

「サターン帝国、海系幹部!イカ息子!って、大丈夫かよぎゃわれ、なんだこの糸は、とれねえじゃあねえか!」

「とってください、動けましぇん」

 少しふざけたような声でぎゃわれマンはイカ息子にお願いした。

「あとでな、とりあえず俺はあいつをぶっ潰すだけだ!」

「ちっ、あいつは厄介だな」

「てめえ、見ない顔だな、新入りか?」

「ふざけんな!俺はサターン帝国・闇の暗部、クモガトリングだ!サターン帝国の雑魚幹部に用はないんだよ」

 クモガトリングはイカ息子にクモの糸の銃弾をガトリング銃で連射した。

「危ないぞイカ息子!その銃弾は」

「あの銃弾が?」

 イカ息子は質問している間にクモの糸に絡まってしまった。

「サターン帝国もざまあないな」

 イカ息子もぎゃわれマン同様にクモの糸によって壁にくっついてしまった。

「なんだよこれ、モチラッパーの餅か?」

「俺と同じだバカ、クモの糸だ!撃ってくるのわかるだろうに」

「何発も食らってるお前には言われたくないだよ!」

「油断したんだからしょうがないじゃないか!お前と一緒にすんな!」

「なんだと?ならこれどうするんだよ」

「だからとってくださいっていったじゃん!」

「あとでとってやるつもりだったんだよ」

 ぎゃわれマンとイカ息子は喧嘩していると

「あいつらの始末は面倒だから任務をはたすとするか」

 クモガトリングはそういうと、あるものをとりだした。

「これは俺の仲間が託してくれたものだ」

 それは琥珀色の石であり、刀のような形をしていた

 それは近くの場所を記していた。

「やはりこの場所で間違いないようだ」

 クモガトリングは移動していると、それに気づいたぎゃわれマンらは

「あいつうろうろしてなにやってるんだ?」

「そうか、この場所はあの時の場所なのか」

「あの時?どういうことだ」

 クモガトリングはそれを地面に押し当てた。

「帰ってくるぞ、かつての俺の仲間が」

 それはその地を光らせ、徐々にうねりを見せていた。

「いったい何が、始まるっていうだ」

 地面は割れ、そして石板のようなものが突如となく、出現した。

 そこには、あるヒーローの形をしたものと、石板によって封じ込められた怪人たちの姿があった。

「ブ、ブナパルトマン・・・」

「え?」と首をかしげるイカ息子。

 クモガトリングは石板を6枚拾い上げた。

「目的は果たした。俺はこれから次の作戦へと動き、お前らはそこで世界が終わる様を見届くことだな」

 クモガトリングはそういうと、クモの糸をビルまで垂らし、すぐさま移動を開始した。

「「ま、まてえええええええええ」」とぎゃわれマンとイカ息子は言うが、いってもすでにクモガトリングは遠くまで逃げていた。

「ちっ、逃がしたか、あいつは何を企んでいやがる」

「おそらくは、EX計画ということに関係してるんだと思う」

「は?EX計画?なんだそりゃ」

「あの石板に立っているヒーロー、ブナパルトマンが止めようとしていた、作戦だったんだ」

「お前、あれを知ってるのか?」

「ああ、俺はこの場所、あの時、あのヒーロー、ブナパルトマンと戦って、すべてを知って、そして変身して戦ったんだ」

「詳しく聞いてもいいか。動けないし」

「とりあえず、ポルさんに連絡してきてもらうか」

「そうだな」

 ぎゃわれとイカ息子はクモの糸で動けないながらもポルとフラグたん、他のサターン帝国の仲間に救援要請をだした。

「これでやつらも気づくだろう」

「だといいけどな」

「それじゃあ、聞かせてもらおうか、そのブナパルトマンとやらの話を」

「ああ、少し長くなるけどな、これは俺があのブナパルトマンから聞いた話と、俺が実際に体験した話だ」

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