決戦!EX部隊
第12章 決戦!EX部隊
サターン帝国・闇が転送されたのは、かつてブナパルトマンが封印した地。
サソリボルト、コブラアイス、クモガトリングが降り立った。
「痺れるぜ!でもここで待機なんてつまらんな」
「まぁいいじゃないか、どうせすぐ終わる」
「確かにな」
サソリボルトらはその周りをクルクルと動いていた。
4つの祠に降り立った、他の4体は既に祠の前にやってきていた。
A点 マシロ
「これか、これを壊せばいいのだな」
マシロは自身の体から石を生成し、無数の石をぶつけた。
祠は呆気なく破壊されてしまった。
「これで完了、あとは本地に行くだけだな」
マシロは、転送するようにひなに連絡を入れようとした。
「遅かったか」
マシロの後ろから駆けつけたのは。
「貴様は、懐かしいな」
「お互い様でな」
マシロの所にはブナパルトマンこと佐藤太郎がやってきていた。
「ぎゃわれから連絡貰ってよかった。でもすでに破壊させたんじゃな」
「ヒーローの登場なんていつも遅いだろ」
「だよな、俺もいつも思う」
「貴様に用はない、帰れ」
「生憎、そのつもりはない」
佐藤太郎はグローブを取り出し、装着した。
「ここで、お前を倒す」
佐藤太郎はグローブを擦り合わせた。
「ブナパルトチェンジ!」
佐藤太郎の体は変化し、ブナパルトマンへと姿を変えた。
「さて、やってやるか」
「言ったはずだ、今戦うのは無意味」
「そう言わずに、やってくれよ」
「拒否、転送を要請する」
「行かせるか!」
ブナパルトマンはマシロまで駆け寄り、拳をマシロの身体に当てた。
「か、硬いな相変わらず」
「強度は格上の証、貴様に砕くことは出来ない」
ブナパルトマンは手を振ると、マシロは反撃し、石を生成しブナパルトマンの身体に無数に当てる。
ブナパルトマンの身体は吹っ飛ばされ、マシロの数メートルまで離された。
「痛いな、石を生成できるとは、白い石だけあるな」
「意味がわからない」
「安心しろ俺も自分で言ったのに分からない」
「…、無意味なことはもう終わりたい」
マシロは無線で転送装置にいるひなに連絡を取り、転送を要求していた。
「もう転送される、貴様の行いは無意味」
「くっそ、まだ終わる訳にはいかないんだよ」
ブナパルトマンは再び駆け出し、力を拳に込めた。
「ブナパルトパンチ!!」
懇親の一撃はマシロの身体を吹っ飛ばした。
「なにっ!私の身体にヒビが…」
「いってぇ、渾身の一撃でもこれがやっとか」
ブナパルトマンは、体勢を整え、再び攻撃体勢にうつる。
「もう1発かましてあげようか」
「くっ、早く転送を…」
「行かせるか!」
ブナパルトマンは、再びマシロに向かって走り出す。
「転送はまだなのか」
「ブナパルトパンチ!!」
ブナパルトマンは、先程よりも強く拳を握りしてマシロに先程のヒビが入った箇所に当てるように攻撃した。
「くっはっ!」
マシロはその攻撃に耐えきれず吹っ飛ばされてしまった。
「私は石、人間に砕かれるわけがない」
「焦ってるようだな、気づいてるかわからんが、俺の拳は砕かれてないんだぜ」
マシロはその発言からはっとした。
確かに何度も攻撃している、人間の手では石に渾身の一撃をうったら、骨にヒビが入ってもおかしくない、だがブナパルトマンの手は多少痛がってはいたが、怪我をしているようには見えなかった。
「それも鉱石の力か」
「俺は、すごい力を持ってるわけでも怪人でもないからな、鉱石の力を頼ったブナパルトマン!それが俺だ!」
威張り散らしながら、仁王立ちでマシロの前に立つ。
「鉱石が無ければ普通の人間か」
マシロは少しふふっと笑い、ブナパルトマンを見る。
「どうやら。時間だ、面白い人間だ」
そういうとマシロは本地に転送されていった。
「いってええええ、あいつの身体硬すぎんだろ、しまったな転送させてしまった。」
ブナパルトマンは後悔と手を振りながら、スマホを取り出した。
数十分前に、ぎゃわれから連絡があり、小鳥遊家から古文書が見つかり、4点の祠に行って欲しいと連絡があった。
見事マシロがいた祠にたどり着いたが、マシロは本地に転送されてしまった。
他の3点の祠にも別の誰が向かったとぎゃわれが連絡してきたが、本地は誰が向かったのは定かではない。
「とりあえず本地に行くか」
本地の場所は永遠の影が眠っている場所であり、自信が封印されたというか自分でした場所。
ブナパルトマンは変身を解くと、移動方法を考えた。
「急いだ方がいいか」
自分も転送できたら楽なのだが、そんな便利機能はブナパルト鉱石にはついてないので、とりあえずタクシーで行くことにした。
ブナパルトマンに連絡した時間
ぎゃわれ、天音、ポル、フラグたんは小鳥遊家から出ていた。
「とりあえず、サターン帝国とブナパルトマンには祠に行ってくれるよう伝えた、俺たちは本地に向かおう」
「だからって自転車はないですよね」
「免許ないから仕方ないだろ」
如何せんぎゃわれはまだ車の免許をとっている途中だったため、自転車での移動である。
天音も学生のため、自転車での移動。
ぎゃわれマンシリーズあるある、自転車で敵地に向かうのは、よくあることである。
「いつも通り感すぎるポル」
「歩きより我はいいと思うが」
「はいはい、とりあえず急ぎましょ」
自転車のカゴにポルとフラグたんは乗り、本地まで自転車を漕ぎ続けた。
B点 カメレマスクメロン
「メロロロロン、祠はどこ?」
カメレマスクメロンはたどり着いた転送先は山の中だったため、祠は見つかりにくいところにあり、探すのに難儀していた。
「弟がまさかやられていたとはメロロン」
弟、カメレメロンはぎゃわれマンにやられていた。
「永遠の影復活した際は弟の仇をうつでメロロン」
そう誓い、祠の場所を草をかぎわけて探していた。
「おー!」
大声を誰かが出した。
「誰?メロロン?」
カメレマスクメロンは大声の主を見ると、山の中でよく見えなかった。
「おまえ!俺がたおすじょー!」
「サターン帝国のストーカーメロロン?」
そこにいたのは、サターン帝国のストーカーではなく、飛ぶ系幹部
「ガジンだ!!」
ガジンさんだった。
山の中で羽を広げてとけ込んでいた。
「貴様に付き合ってる暇はないメロロン」
「要件はあれかー?」
ガジンが指を指した先は祠だった。
「そうそうあれメロロン、ってん??」
カメレマスクメロンは驚いた。
めちゃくちゃわかりやすいところにあったからだった。
カメレマスクメロンは的外れの場所を探していたようだった。
しかも転送された場所と同じところだった。
「おまえばかだろ!!」
「貴様に言われたくないメロロン!」
カメレマスクメロンは早々と祠まで向かう。
「おおっといかせないじょ!」
「どけメロロン、付き合ってる暇ないメロロン」
立ち塞がるがジンは通せんぼするように大の字のようにして行かせまいとしていた。
カメレマスクメロンも行こうと右へ左へと移動をするも、通せんぼ攻撃で行けないようになった。
「邪魔メロロン」
「それはクワガタ幹部へいってー!」
「意味がわからないメロロン」
邪魔というのはクワガタ幹部の専売特許、ガジンに言う言葉ではないけど、ガジンはまさに邪魔をしていた。
「こうなったらくらえ!超音波攻撃メロロン」
「カメレメロンと同じやつ??」
ガジンはイカ息子に聞いていた攻撃、超音波をくらってしまう。
「う、動けないぞ!」
「弟よりも強力なやつだからメロロン、これでもう終わりだメロロン」
カメレマスクメロンは行こうとするとガジンはカメレマスクメロンの足を掴んで、2人とも転けた。
「何するメロロン!!」
「行かせない!」
じたばたするカメレマスクメロンに、超音波攻撃の中、もがき苦しみガジンは必死に足を掴んで離さなかった。
「はなせメロロン」
「いやだ!ストーカー遊びで培ったしぶとさには負けないぞ!」
「お前!存在が意味不明すぎるメロロン!同じ怪人なら、何故止める?サターン帝国は正義の味方にでもなったメロロン?」
「正義ではないけど、多分、責任だと思うけど、俺もよく分からないけど、こういうやり方は好きじゃないんだと思うよ?」
何故疑問形なのかわからないけど、ガジンは信念をもってそう答えた。
「もういいメロロン、祠は壊すメロロン!」
カメレマスクメロンはほふく前進で祠まで数センチのところまでやってきた。ガジンを連れながら。
「やめろーやめろー!」
「ふふふ、もう遅いメロロン!」
カメレマスクメロンは祠を壊す準備をした。
「どう壊そうメロロン」
「知らない」
カメレマスクメロンは壊す術を持ってなかった。
カメレマスクメロンは一度超音波攻撃を解いた。
「うん、出直すメロロン」
「どこに?」
「考えてないメロロン」
・・・。
沈黙が数分間の間流れた。
「メロンメロロン!」
「へ?」
「弟はメロン、俺はマスクメロン!」
「だからなに?」
「こういうことメロロン!」
カメレマスクメロンは巨大なマスクメロンを生み出した。そしてマスクメロンを祠に投げつけた。
そして、マスクメロンは壊れた。
「勿体ない」
「確かにメロロン」
マスクメロンは脆かった。いや、普通に食べ物だった。
「ちくしょーー!!」
カメレマスクメロンは普通にパンチをした。
そして祠は壊れた。
「あ、」
「あ、」
祠は普通に脆かった。
「ら、ラッキー!」
カメレマスクメロンは転送されていった。
「し、しまった…」
ガジンもまた祠を守るのに失敗してしまった。
「とりあえず、ストーカーで本地までいくしかないじょ!」
ガジンは飛びながら永遠の影の眠る場所を目指した。
C地点 チーターダッシュ
「はやくついたっぜ」
スピードの早いチーターダッシュは、1番遠い地点まできていた。
そこは、サッカースタジアム横のグラウンドに建てられていた。
「あとはこれを壊すまで」
チーターダッシュは足を大きくあげ、蹴り壊そうとしていた。
その時だった。
「目からビーム!」
足にビームが当たり、足を斥けた。
「サターン帝国の」
「シュッシュッ、ミスターB参上」
「何しに来たのかしらないけど、急ぐ!」
チーターダッシュは勢いよく祠を蹴りあげようとするが、ミスターBは間一髪のところで止める。
「邪魔する気なのか」
「同じブナパルトの力を喰らった中だ、速さでは俺には勝てない」
チーターダッシュは少し後ろに下がり、ソニックウェーブのように、瞬間移動で祠まで蹴りあげるが、ミスターBが頭突きで止める。
その後、何回も同じ攻撃をしてはミスターBは守るような体勢をとり、チーターダッシュを退けた。
「俺の攻撃に着いてこれるとは、なかなかのものだ」
「お互い様だ」
それでも2人とも息は上がっており。かなりの疲労感もあった。
「それでもこれで終わりだ!動物種で俺、チーターに勝てるものはいない」
「俺は速さだけと思うな!」
「なに??」
チーターダッシュはミスターBの元ネタを考え、少し止まる。
「お前は犬だ、こんなに早いのもおかしい」
「特訓したから、俺は鼻も効く、だからどの攻撃もわかるし」
ミスターBは目に力を貯め始めた。
「またそのヘボビームか」
「いや、目からビーム!」
「同じ手にはかからない!」
止まっていたチーターダッシュは、祠まで今まで以上にスピードを上げた。
「目からビーム!目からビーム!」
ミスターBの攻撃は、チーターダッシュには当たらなかった。
「これで終わりだ!」
「目からビームからの!」
ミスターBはチーターダッシュの上に回り込んだ。
「目からビームからの頭突きだ!」
ミスターBは勢いよくチーターダッシュに頭突きを食らわせた。
「おはっあああああ!!」
その下にあった祠まで壊してしまった。
「あ、」
「あ、」
ミスターBはしまったような感じで蹲った。
「ん、結果はどうあれ、こちらの勝ちだ」
チーターダッシュは転送され、本地に移動された。
「しまった、こちらも本地に向かわないと」
D地点 コウモリDJ
「Yo!!俺の祠は、この辺か!」
D地点の祠は洞窟の中だった。
「このサキ、祠!俺コワース!」
ラップを決めながら洞窟の中を進んで行った。
「ん?ダレだ??」
コウモリDJの前には既に祠にたどり着いた者がいた。
「誰もいないか」
「いやいるっ!!」
クワガタ幹部の人間体だった。
ぎゃわれと共に蔵からでたあと、ぎゃわれより4人とサターン帝国のイカ息子は本地へ、他の面々は祠に向かう作戦であった。
「あっさり壊すかヨ!ホイ!あれあれ?」
コウモリDJは壊そうとするも何かが邪魔して壊せない。
「ど、どういうことだ」
「いや。マジなのか?俺いるから!」
クワガタ幹部はセイントアックスという小型の斧で攻撃を止めていた。
「もうこうなったら、クワガタチェンジ!!」
クワガタ幹部はサターン帝国ブレスを突き出し、チェンジの声で、クワガタ幹部の快人体に変化した。
「これでどうだ!!」
「なんだヨ?今の光は?」
「おい!」
一瞬光ったが、まったくクワガタ幹部に気がついていなかった。
邪魔系幹部だけのことはあり、邪魔ならば鬱陶しいという表現なのかもしれないが、この場合、クワガタ幹部は空気感や存在自体が世間的邪魔扱い、つまりは透明人間のように無意識で気配が消えているのだ。
「でも、これはチャンス!」
クワガタ幹部は長い斧、セイントアックス2号を取り出した。
「これでも喰らえ!」
クワガタ幹部は、コウモリDJに勢いよく、セイントアックス2号での攻撃を浴びせた。
「うええええい!なんだよ?ン?ン?ン?ン?コワイヨ!!」
「いや気づけよ!お願い!俺に気づいてくれ!」
クワガタ幹部は自身の存在をどうにかこうにか気づいて欲しいようで、コウモリDJに存在感をアピールするも、まったく気づかれなかった。
「もういいや」
クワガタ幹部は少し涙目だったが、祠はこのまま守れそうだと判断した。
「たとえ他の祠が壊れてたとしてもここは俺が守ってみせる!!」
「なんか声がするヨー??」
「いるからここに!!」
クワガタ幹部はまたしても自分の存在をアピールするのだった。
「とにかくこいつは俺が倒さないとな!」
クワガタ幹部はセイントアックスとセイントアックス2号を手に取り、ダブルセイントアックス状態となった。
「俺は、クワガタ幹部!サターン帝国!昆虫系幹部だ!」
クワガタ幹部はコウモリDJに次々と攻撃を食らわせた。
「喰らえ!喰らえ!」
「どこからかmeに攻撃してくるラッパッパー!」
本当にコウモリDJは気づいていないようで、クワガタ幹部の攻撃をモロにくらい続けていた。
「このままでは、得体の知れない何かにやられてしまうヨー!」
「得体の知れないって…、まあいいや」
「誰だヨー!もう喰らえ!爆音波ラッパー!!」
コウモリDJは爆音のラップ音を洞窟中に響きさせ、鼓膜が破れそうな程の攻撃となった。
「うううううっ!鼓膜が破れそうだ」
「うおおおおおお!」
洞窟ということもあり、コウモリDJもその攻撃をくらってしまう。
「う、うるさいヨー」
「自業自得だぜ、まったく」
クワガタ幹部は頭を掻きながら、近づいた。
「なんか、申し訳ないけど、とどめだ!」
クワガタ幹部はセイントアックス2号に力をため始めた。
「喰らえ!セイントアックス2号!ソウルブレイズン」
勢いよくセイントアックス2号から放たれた一撃はコウモリDJを貫いた。
「ぐっはっ!!こんな!こんなハズでは…」
「ミッション完了!」
クワガタ幹部は最後に決めポーズをして、そのままコウモリDJは爆発した。
その爆発で、クワガタ幹部も祠も飛んでしまった。
「いてててて、やりすぎた…、な、」
祠は壊れてはいないが、その地点から吹っ飛び、クワガタ幹部の手元にあった。
「うわあああ、えらいことだ!えらいことだ!どうする?どうする?んんん??」
クワガタ幹部はとても混乱し、その場でのたうち回った。
「よし、とりあえず、元に戻そう」
冷静になり、クワガタ幹部は祠を元に戻すべく、洞窟中に入っていった。
「ここは俺が守ってみせる!」
クワガタ幹部はそういうと祠を元の場所に戻そうとしてとき。
「な、なんだこれは!?」
祠があった場所から何かエネルギーが溢れ出していた。
「もしかして、祠はただの栓?やたら小さい祠だと思ってたが、栓なのか?」
クワガタ幹部はそう思うと、祠を元の位置に戻し、外に飛び出した。
「こ、これは!?」
クワガタ幹部は上空を見ると、他の三本のエネルギーが集まっているのが見えた。
「これが、永遠の影の復活なのか」
他の3つのエネルギーがでているとすると他のメンバーは失敗したことがわかる。
「やはり、ここが最後の砦になるのか」
クワガタ幹部は再び祠のある場所までもどることにした。
「あとは頼んだ、皆」
本地
永遠の影が眠る場所では、3つのエネルギーが流れ込んでいた。
「計画は順調のようだ」
「ま、間に合わなかったか」
遅く到着したぎゃわれ、ポル、フラグたん、メイドGは他のメンバーの連絡で、祠は3つとも破壊されてしまったことがわかった。
「おい!痺れるな、久方ぶりに暴れることが出来るのか」
「ふっ、ブナパルトのいない貴様らなど、とるに足りない」
サソリボルトとコブラアイスはぎゃわれらを見るや否や、そう発言した。
「あの時の俺たちと一緒にするな、俺たちは今まで数々の敵と戦ってきた」
「そうです!あの時の私と思わないでください」
ブナパルトマンが封印したこと、小鳥遊家が襲撃されたこと。
それでもぎゃわれらは、何度もサターン帝国・闇と戦ってきた。
それだけではない、地獄組織メゲルドンや、得体の知れない宇宙からの侵略者。
全て今のぎゃわれらの経験となり、過去の自分らより強くさせた。
「今すぐお前らを止めてみせる!」
「いきましょう!」
ぎゃわれはかっちゃん変身アイテム
天音はキーホルダーを手にした。
「スタンバイ!!変身!!」
「メイクアップ!」
ぎゃわれは光を帯びると姿はぎゃわれマンの姿となった。
だが、過去のぎゃわれマンとは違い、戦闘経験を重ね、アーマーボディ搭載の姿となっている。
天音は一瞬でメイドの姿、メイドGへと姿を変えた。
「あの時と姿が違うな」
「俺もそれ思ってたんだ」
「これは今の俺!本当は先にブナパルトマンに見せたかったけど仕方ない」
「私の本気みせてあげます!」
ぎゃわれマンとメイドGは勢いよく飛び出した。
「痺れるな!暇つぶしだ!いくぜ」
「クモガトリング、そっちは任せた」
サソリボルトとコブラアイスもぎゃわれマンとメイドGに向かって走り出した。
「痺れる攻撃いくぜ!サンダーブレスター!」
渦巻きのようなサンダービームをぎゃわれに向けて攻撃してきた。
「そんな攻撃あったのかよ!」
すかさずぎゃわれマンは拳に力を込めた。
「ブナパルトパンチ!!」
ブナパルトパンチは雷ビームと直撃、痺れるぎゃわれマンは堪らず後ろ跳ね返ってしまった。
「うっはああ」
「ぎゃわれっち!!」
ポルさんはぎゃわれマンの元に駆け寄った。
「痺れるな、何があの時と違うだ?見た目だけのこけ脅しじゃないか?」
「くっそ、技の選択ミスかな」
「いやいや、威力負けだろ」
「フラグたん、お前はどっちの味方だよ」
「事実を言ったまでだが」
えっへんとするフラグたんにぎゃわれとポルはムカッときたが、今はそんな場合ではなかった。
「とりあえず、こちらも攻撃だな」
一方メイドGはコブラアイスと対峙していた。
「氷漬けにしてあけよう、お前の家族のように」
メイドGはあの日、家族が殺されたことを連想する、だが、本人は実際には見ていない、母親から聞かされただけだ。
「貴様はもう変わったのか?たかだか親の七光り如きここまでやってこれたな」
「うるさいですよ」
「は??」
「貴方如きにそんなこと言われたくないんですよ」
メイドGは拳に力を込める。
「アイスブレイク!」
コブラアイスは周りを氷に固め、メイドGに迫ってきた。
「ふっ」
メイドGは高く飛び上がった。
「もう終わりにしたいんですよ、喰らいなさい!メイド流!G拳!!」
メイドGの拳は勢いよくコブラアイスの体に命中した。
「ぬっはああああ」
コブラアイスはG拳を食らうと永遠の影の眠る近くまで吹っ飛ばされた。
「何してんだコブラアイス」
「あ?うるせえ、さっさとそっちもやれ!」
「やってるやってる」
コブラアイスはメイドGの近くまで駆け寄った。
「もう一度ですよ」
「いや、油断した、氷のプリズン!」
コブラアイスは周りを氷で固め、まるで監獄のような形へと姿をかえた。
「こ、これは…」
メイドGの周りを氷で固められた。
「更に氷柱ポイズン」
監獄で敷き詰められた氷の壁の周りの上空から、毒の氷柱がメイドGに落ちてくる。
「これで終わりだ!」
「やれやれ、甘く見ないでくださいよ」
メイドGは気力を強くため始めた。
そうとは知らずにコブラアイスは攻撃を続けた。
「血祭りにあげてやるぜ」
落ちてくる氷柱をメイドGは避けながら力を溜めていく。
「今だ!!」
メイドGは溜めた気力を一気に解き放つ
「メイド流!ライジングインパクト!!!」
メイドGは攻撃は、空間ごと衝撃波が放たれる。
「な、なに!?」
氷柱も氷の壁も全て吹き飛び、コブラアイスも突然の出来事に唖然となった。
「き、貴様、そんな力を持っているのか」
「小鳥遊家の代々伝わる技で、私の得意な技、お父さんとお母さんから教えてもらった、最強の技です!」
メイドGはすかさずコブラアイスに近づいた。
「い、いつの間に」
「私の怒りをくらってください!」
メイドGはさっきより強く、気力をすかさず溜めた。
「メイド流、ライジングインパクト!百裂拳!!」
メイドGはコブラアイスの身体に無数のライジングインパクトをぶつけた。
その攻撃でコブラアイスは、天に舞った。
「貴様ごとき、貴様ごとき、小娘に俺が、俺が!!」
「上から目線で見るから油断するんですよ、私は既にあなたより上の強さをもっているんですから」
「それが、俺の敗因なのか」
「ええ、そしてこれが、最後のG拳です!」
百裂拳の攻撃が終わった後、コブラアイスに強烈なG拳をぶちかました。
コブラアイスは、数メートル先まで吹っ飛ばされた。
「くっ、こんなはずではないのに」
「いえ、結末はこれでいいんですよ」
「そうか、貴様の強さ認めよう」
「あなたに認められても嬉しくないので」
「はは、そうか、」
コブラアイスはそう言うと、倒れるように爆発した。
見事メイドGはコブラアイスに勝利を獲得したのだった。
「勝ちました。ぎゃわれさんはどうなったんでしょう」
メイドGはぎゃわれの方を向こうとすると、AからC地点からの転送されてきた、カメレマスクメロン、チーターダッシュ、マシロがやってきた。
「どうやら他のところは失敗したようですね」
メイドGは再び構え始める。
その頃ぎゃわれとポルとフラグたんは。
「痺れるだろ俺の攻撃は」
「くっ、昔こんな攻撃受けた気がするよ」
全身痺れているぎゃわれマンの姿があった。
メイドGと戦闘場所が大きく離れてしまい、3人での対峙をしなければならなくなり、本地からも離れてしまった。
「お前を倒してサターン帝国・闇を倒してやる」
「異性だけは痺れるが、お前ごとき何ができるというんだ、無駄な足掻きだ、俺にも勝てないやつが俺たちを倒す?」
「そうかもしれないな」
ぎゃわれは倒れた身体を起き直す。
「確かに俺だけなら、無理かもしれないな、でも、俺にはこいつらがいる、仲間がいる、俺が出来なくても皆でやるんだ」
「何故そこまでする、お前とは無関係なはずだろうに」
「確かにな、俺は言うなれば外部の存在なのかもしれない、だがな、そこで引き下がるなら、ここにはいないよ、今もその前も昔も」
ぎゃわれマンは確かに部外者に近い立場から参戦したに近い。
それでもサターン帝国と戦い、サターン帝国・闇の転送されてくる怪人と対峙し、地獄組織メゲルドン、GAXA、いつだって部外者として戦っては来ていなかった。
「ここまで来て、部外者面なんて出来るはずがないだろうよ、なあ」
ぎゃわれマンはポルとフラグたんを見つめた。
「そうポルね」
「だな」
ポルとフラグたんも前にでてきて、ぎゃわれマンに並んだ。
「ここからは俺たちの全力全開だ、いくぞ!!」
ぎゃわれマンはポルの顔の形をしたコアパーツを突き出し、バックル横の収納ケースにセットした。
「ポルトフラグたん!!」
ぎゃわれマンの身体のアーマーパーツが外され、上から羽のようなパーツがくっついた。
ぎゃわれマン ポルトフラグたんの姿へと変化した。
「くらえ!ぎゃわれバースト!!」
ぎゃわれマンは勢いよく、丸のビームを連射した。
サソリボルトはいきなりの事で避けきれず直撃した。
「な、なんだ今のは」
吹っ飛ばされたサソリボルトは衝撃で、立ち上がることができなかった。
「言っただろ、これが俺の全力全開だって」
高速でぎゃわれマンはサソリボルトへと詰め寄った。
「なるほど、痺れるな、俺たちが眠ってる間何があった?」
「色々だ、今はそんなこと話してる余裕はない!」
「そうポル!何回も話したくないポル!」
「我は話すぞ!ポルトフラグたんって、あれ?いつからあるっけ?」
「あれ?どうだっけ?」
3人でいつからポルトフラグたんを使ってたか記憶を辿るため、相談することにした。
「おい、お前たち、余裕はないか言ってなかったか?」
「うるさいポルね、ちょっと黙ってるポル!」
「あ、はい」
ポルさんの圧力にサソリボルトは退いて、何故か正座の体勢になった。
「確か、ブラックゼロの時はあったよね」
「ということは、ゴールド辺りポルか?」
「カメレメロンじゃない?」
「そもそもポルトフラグたんってなんだっけ?」
記憶の混在をさせながら、3人の相談の結果。
「まぁ俺たちが強い絆で戦えてるならそれでいいか!」
「ポルね!」
「我ら最強伝説の始まりだ!」
3人は並び立って、サソリボルトの方に向かう。
「ようやく作戦会議は終わったのか、痺れるやつをたんまりくらいな!」
サソリボルトは自身の毒と雷を融合させ、その形を、サソリに見立ててぎゃわれらに向かい攻撃を食らわせた。
「サンダーポイズン!!」
そのままの技である。
「過去にあの毒で倒れたっけな」
「もう怖くないポルね」
「だな!」
ぎゃわれマンは扇子を取り出した。
「雷と毒を消してやる、センススラッシャー!!」
扇子の衝撃波により、サンダーポイズンは真っ二つに割れて消えてしまった。
「なにっ!?俺の痺れるやつが!」
「サソリボルト、お前は強いよ、少なくとも過去の俺よりも、だがな。俺は、今の俺はお前よりも経験を重ね、今の俺になった。その力をくらえ!」
ぎゃわれマンのボルトフラグたんで折りたたまれていた羽が前に装着され、それは上下に展開した。
「またそれか」
「いや、違う!」
90度回転した羽は左右に分かれた。
「くらえ!超!ぎゃわれバーストオオオオオオオオオオオ!!」
雄叫ぶような声で、3人は揃って、◎が5つのビームがサソリボルトに命中した。
「痺れるな、これは」
「まだあるぜ!」
◎が終わると文字で立て続けにぎゃ・わ・れとサソリボルトに向かい攻撃していく。
「ふざけたやつだ、でも痺れるやつだったよ」
れまでのビームを受けたサソリボルトはゆっくり膝をついた。
サソリボルトの全身に崩壊しそうな電気が走り始める。
「痺れるな、俺の負けか」
「ああ、俺たちの勝ちだ」
「はは、でもまだ終わりじゃねーぞ!」
「分かってるさ」
ぎゃわれマンらはそういうとくるりとサソリボルトとは別の方向を向く。
「永遠の影の復活を止める」
「やってみろ、ぎゃわれマン」
がくんと倒れたサソリボルトは倒れた瞬間に全身が炎に纏われ爆発した。
「サソリボルト、ついに倒したか」
「さぁ、急いでメイドGのところへ行くぞ!」
ぎゃわれらはその場を後にした。
D地点の洞窟
「これ大丈夫かな?」
クワガタ幹部は祠を戻したのはいいが、流れているエネルギーを押さえ込んでいた。
「さっきまでは置いてるだけだ大丈夫だったんだけど」
恐らく他の祠が破壊されたことから4つ目が反応しているらしい。
「1回取れてるからかな」
クワガタ幹部はそのまま押さえつけるよう
きつい体勢をとっていた。
「いつまで続くんだこれ」
クワガタ幹部は限界に来ていた。
その頃本地を目指す、サターン帝国とブナパルトマンは、イカ息子が途中で合流した。
「イカ息子か、ごめん!おれ!だめだった!」
「俺もだ」
イカ息子はミスターBとガジンに合流した際、他の祠を守れなかったことを謝罪した。
「いや大丈夫だろ、とりあえず、サターン帝国・闇の基地も見に行ったけど、恐らく復活したのはEX部隊で間違えなさそうだ」
イカ息子は敵の数を知るため、サターン帝国・闇の基地に単身乗り込んでいた。
「こういう潜入調査はクワガタ幹部の仕事だろ」
「たまたま祠の近くにいたから、変わったんだぞ!」
「何しに行ってたんだ?」
クワガタ幹部はたまたま祠付近を散歩していたので、今回D地点の祠担当になったらしい。
「そういえばクワガタ幹部は?」
「まだ祠で苦戦してるんでないか?」
ミスターBは何も言葉を発さないまま、クワガタ幹部に連絡をいれてみる。
「もしもし」
「ミスターBいきなりだな」
「いつものこといつものことじょ!」
『助けてくれ…』
「どうした?」
『祠が、祠が落ちそうだよー!助けてくれ!』
クワガタ幹部はテレビ電話に切り替え、3人に向けて送ってきた。
『魔王皇帝閣下は?』
「危ないから家で待機させてるじょ!」
「お前なにやってんの?」
祠の上にまたがって乗っているクワガタ幹部の姿があった。
『どうしようもないんだよ、今攻め込めれたら守れる自信ない!!』
「どうしようか?」
ガジンは悩んでいる中、後ろからとある人物が覗き込んできた。
「俺が行こうか?」
3人は振り返ると、そこに居たのは。
「よお!イカ息子、お前たちサターン帝国だろ?」
ガジンとミスターBは驚愕していた。
「どこから湧いてくるんだよ」
「悪い悪い、他の奴らは初めてか、俺は佐藤太郎ことブナパルトマンだ」
ブナパルトマンが立っていた。
A地点から本地に向かう途中、たむろっていた謎の怪人がいるという噂を聞きつけ、3人の元にやってきたようだ。
「そこは俺に任せて、お前たちはぎゃわれの所に行ってやってくれ」
「分かった、クワガタ幹部合図をしたらあれ行くぞ!」
『あれか、いつもタイミングいいならいいんだけど』
「あれってなんだ?」
「俺たちの秘密兵器だ」
イカ息子はそういうと本地に向かい、ブナパルトマンはD地点の場所を聞いて、D地点に向かった。
本地では、コブラアイスに勝利したメイドGが、三体の怪人と戦闘中であった。
「メイド流、G拳!!」
メイドGの攻撃は当たらず、素早いチーターダッシュは牽制をしていた。
「そんな遅い攻撃は当たらない」
「決めるメロロン!」
「固くなる!」
スピードと特殊攻撃、そして防御を固め、三体はメイドGの苦戦する相手となる。
「めんどくさい敵に当たったしまいましたね」
メイドGはチラッとクモガトリングを見る。
永遠の影はまだ復活する傾向はないけど、エネルギーが三本集まってきている。
「1つは防げてるようですね」
「何を余所見してるんだ?」
マシロはそういうと、メイドG目掛けて突進してきた。
メイドGはその攻撃で、上空に吹っ飛ばされてしまう。
「しまった、油断しました」
立ち上がろうとすると、チーターダッシュが先手必勝とばかりに、後ろに回り込んで足技を食らわせる。
その攻撃でメイドGは、前方に体ごと飛ばされた。
「いった、痛いです。」
腰を打ったのか、立ち上がれない状況まで追い込まれてしまう。
「トドメメロロン!」
「いや攻撃技ないだろ」
カメレマスクメロンは攻撃技を持っていなかった。
「くっ」
それでもメイドGには強いダメージを受けており、すぐには立ち上がれそうになかった。
「おい、カメレマスクメロン1点だけ、まだ祠が壊されてない、そこにいけ」
「なに命令するメロロン?」
「指揮するやつが殺られたんだ、俺が言うしかないだろ、それにそいつなら、もう再起不能だ」
メイドGはもがいているだけだった。
「分かったメロロン、転送お願いするメロロン」
カメレマスクメロンはひなに転送をお願いするとD地点へと転送された。
「あとはチーターとマシロで十分だ」
マシロは再びメイドG目掛けて突進する。
「これでトドメだ!」
その時、マシロの体に1つの攻撃が当たる。
マシロはそこから吹っ飛ばされた。
「な、なんだ?」
チーターダッシュは攻撃が来た方を見る。
「やっときた」
3体の変な怪人が歩いてきた。
「お待たせだぜ」
「さて、もうちょい暴れるか!」
「右に同じく」
イカ息子、ガジン、ミスターBの姿があった。
「ここからはサターン帝国の番だ、メイドG、動けそうならどいてろ」
「ありがとう」
メイドGはゆっくりとその場から離れる。
「一気に飛ばすぞ」
「やいやいやー!」
「うむ」
スマホを取り出すと、ブナパルトマンはD地点に到着し、クワガタ幹部と合流したことを確認した。
「OK、いけそうだ」
イカ息子はイカ息子ブレスを前に掲げる。
「イカチェンジ!!」
イカ息子はそういうと全身が変化し、人間体からイカ息子の姿に変わった。
「更にこれだ!」
サターン帝国ブレスを前に掲げた。
『I・K・G・M』
「「「「サターン帝国怪人」」」」
4体の怪人が同時にいうと、イカ息子の体にクワガタ幹部、ガジン、ミスターBの顔と個性パーツがはめ込まれ、サターン帝国怪人が誕生する。
見た目は顔はクワガタ幹部、頭はイカ息子、全身はイカ息子とミスターBの姿、両腕にはガジン、イカ息子、センターにミスターBの顔があった。
「キモっ!!」
その姿を見て、マシロとチーターダッシュは声を揃えて言った。
「うるせぇ!そんなこと俺たちがわかってんだよ!」
「気にしてることをよくも!!」
「先ほどのリベンジだ」
ミスターBはチーターダッシュに宣戦布告した。
顔だけで。
「怖いぞ、犬野郎」
「うるさい」
「とにかく、行くぞ!!」
サターン帝国怪人はガジンの能力で、高く飛び上がる。
胸を張り、ミスターBが構える。
「連射、目からビーム」
上空からの発射攻撃がチーターダッシュとマシロを襲う。
「なんだこれ」
「ふむ」
マシロは頑丈な体で、ビーム砲弾をもろともしなかった。
チーターダッシュはすばやいかわし方で、一発も当たらなかった。
「これでもダメなのか」
地上に降りたサターン帝国怪人。
「それなら俺のお得意のあれだ」とクワガタ幹部は提案した。
「俺たちも巻き込む気か」
「でも面白そうだじょ」
「やれやれ」
サターン帝国怪人はいそいそと準備を開始した。
「なにをしているんだ?」
「しらん」
準備が整ったサターン帝国怪人だったが
「そちらが来ないならこちらからだ」
チーターダッシュとマシロはサターン帝国怪人に攻撃を仕掛けた。
「ガンセキ弾」
「ダッシュラッシュ」
岩の弾丸とダッシュ連撃がサターン帝国怪人を襲うが。
「い、いない、だと」
攻撃した先にはサターン帝国怪人はいなかった。
「どういうことだ?」
「また飛んだのか?」
チーターダッシュとマシロはあたりを見渡すが、空にも地下に潜ったわけでもなかった。
「逃げたか?」
「かもしれない」
サターン帝国怪人は、どういうわけか一瞬で姿を消していた。
そのわけとは、とても簡単なことだった。
「本当に透明人間みたいに気配をを消せるんだな」
「面白い!!」
「なんか複雑な気分」
「やっと俺の気持ちがわかったか」
クワガタ幹部の特異体質である邪魔、その空間からも邪魔扱いされ、空気扱いされるその能力は、サターン帝国怪人でも使えたようだった。
「さて、これからどうしようか」
「なら俺の力だな」イカ息子は、自身の武器であるイカ息子スラッシャーを取り出した。
サターン帝国怪人はマシロとチーターダッシュの近くに迫った。
「イカ息子衝撃波スラッシャー!!」
スラッシャーから放たれた斬撃はマシロとチーターダッシュに命中した。
「いつの間に!!」
「ずるい!」
マシロとチーターダッシュは衝撃波により、吹き飛ばされてしまう。
「そろそろトドメと行こうか」
「まて、目からビーム!」
ミスターBの顔からビームが発射された。
「お前たちの出番だけ、ずるいから」
「よかったな当たってな!」
ミスターBのビームはマシロに当たり、その後にチーターダッシュにも跳ね返るように当たった。
「ことごとくめちゃくちゃなやつらだ」
「このままではいかない」
マシロとチーターダッシュは立ち上がり反撃しようとしていが。
時すでに遅し、サターン帝国怪人はすでに準備が整っていたようだ。
「これが俺たちの力、くらいやがれ!」
サターン帝国怪人の体に力が溜まり始める。
「いくぞ!サターン帝国怪人バースト!!!」
サターン帝国怪人バーストは強烈なビーム砲撃で※のマークでマシロとチーターダッシュに押し寄せた。
凄まじい素早さでマシロとチーターダッシュに直撃した。
「俺の俺の身体が崩壊していく」
「早く逃げていれば」
サターン帝国怪人バーストの攻撃を受けたマシロとチーターダッシュは、逃げる抵抗も出来ず、身体が崩れそうになり、たちまち爆発した。
「勝った」
倒した2体を確認したサターン帝国怪人は、合体を解除した。
「ぎゃわれらと合流しよう」
「そうだな」
「助かりました」
やっとこさ動けたメイドGは体力回復できたようだった。
サターン帝国とメイドGはぎゃわれらの所へ移動した。




