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主要なサブキャラクター 1(オユキ・トモエ周り)

トラノスケ


オユキのゲームの中での旧友。

子供好きというほどではないが、自分より弱く見えるものに、優しく接しようと常に心掛ける。元はそんな人物。

見た目は、こわもての戦士という風貌ではあるが、心根は紳士。

オユキ達よりも、2ヶ月ほど先に悪意の塊に呼ばれて世界に来ている。


異世界で出会っているのは、悪意の塊、それに流れた魂の寄せ集めにトラノスケの人格を張り付けた物。世界の切り離し、それにようやく気が付いたタイミングで大量に作ることとなったため、悪意に染まっていない魂の欠片、汚染が終わっていないもの、そういった物を集めた上でトラノスケの人格を張り付ける事となったため、支配の外側に立つこととなった。また、氾濫を起こすために魔石を集める必要もあり、その過程で木々と狩猟の加護が増え、オユキとトモエの働きもあり、完全に悪意の塊から脱却することになる。

実際には、異邦でオユキとも面識があるのだが、お互いに気が付いていない。

現在の彼の認識では、30代前半、その段階で過労がたたり倒れて死亡。その後こちらの世界に来ることになった、そうなっている。

一方オユキの記憶では、取引先の中小企業。増産体制が始まったこともあり、労働環境が悪化したその企業を買収する切欠となったのが、トラノスケの勤めていた企業。納品に関しての話し合い、それに違和感を覚えたオユキが訪れたときに、あまりに顔色の悪い従業員に気が付き、直ぐに対策を行ったため、死人はいない。その後は系列会社として吸収、合併という形をとる事にはなったが。



ミズキリ


オユキがかつてトモエであったころ所属していた、狩猟団の団長。

仲間を大事にし、しかし強敵と戦うのを好む。ただ、それはオユキの認識でしかない。実際の彼は困難、己の能力を試すことが好きなだけであり、強敵と戦う事が好きなわけでは無い。

既に、こちらの世界に居ついて2年がたつ。

実際にこちらの世界、その前段階に呼ばれたのは4百年前。ただし世界に降りず、そこで世界の流れ、それに基づいた予測、今後神々の目的を達成するために必要なマイルストーン。それらを置く手伝いを行う。そして最終局面で、どうしても手を入れなければ不確定要素が多すぎる、そうなったため異邦に降りる事になる。

実際はただの異邦人、元プレイヤーでは無く、使徒。世界の切り離し、それに伴う混乱、余波を抑えるためにあらゆる手を打つ、神々では過剰になるそれを抑え、世界の枠の中で人が人でいられる範囲で神の影響を与える、その端末でもある。


オユキの生前の姿、その従兄弟であり、家から腫物扱いとなっているオユキを自身が組織を起こすことで改めて、一族の会社に巻き込むこととなる。

ミズキリの父、その弟、オユキの父が研究を行っていた技術、それを有用だと、革新的だと信奉した一部が、安全性の担保が無いと制止する彼を無視して暴走。結果として引責することになった。その事件を知ったこともあり、たまたまゲーム内で出会った人物、それと話すうちに確信を得て、新規部門を過去のそのプロジェクトを引っ提げて立ち上げる。


アマギ


ミズキリの一族が起こした世界的な大企業、その中でも重工業を行っているグループ会社に勤めあげたエンジニア。重工業の中でも、大規模なインフラ設備建設を担当していた。

勿論外観のデザインは別の物が担当しているが、基本設計強度計算までをこの人物が行った橋はそれなりにある。それも、国内に限らず、記録に残る程大型の橋まで。他にも、道路、年内高架高速道路など、実に多くのプロジェクトに関わっている。ゲーム内でもミズキリの作る拠点、防衛設備としてのそれの構造設計、耐久度までを含めた設計に参加している。


オユキはあまり面識が無く、たまに珍しい素材を手に入れては倉庫に放り込み、それを好きにしている相手といった認識。仕事上の付き合いも、提携先の同系列企業として以上の物は無かったし、一度設計段階の構造をゲーム用のシステムで再現し、耐久試験、施工後の状態を実感を持って確認するためのソフトの開発で大きく関わった程度。その時も、ミズキリが窓口を担当し、オユキは現場の一部を見ていたこともあって、職務上の最低限の付き合いしか存在しない。


ケレス


ミズキリがオユキの杜撰な金銭感覚や就労時間の設定に頭を抱えた結果として配置した人物。

ミズキリの一族、そこに長く使用人として勤めている一家の人物。

元はミズキリがオユキと結婚して、そのような事も考えた人物でもある。しかし、実際に配置した時には既にトモエとの関係があまりに速やかに進んでおり、取り返しがつくような物では無くなっていた。ミズキリの誤算は、凡そここからすべて始まっている。


オユキの認識では、秘書業を担ってもらっている存在であり、面倒を実にかけた相手。実際のところは使用人一家として価値観が形成されているものの、ミズキリの一族が独立独歩で手のかからない相手であるためやりがいの無さを大いに感じていた。手伝わなくとも、それぞれが全てできる相手に、自分が必要かと悩んでいたところ、大いに抜けているオユキとと出会い、これぞ転職と、よくわからない天啓を得て今に至る。

過去には内縁の妻のような扱いを得ることもあった。要はそれほどに、オユキとの間にトモエとも違う共依存の関係を成立させた。


ルーリエラ


ルーリエラ・ループス・ルピナス・ルル・ルークス・アカシア

ミズキリと一年を超えるほどに、一緒に狩猟を行う花精種の女性。

ミズキリとは一度一緒に行動をした際に、なんとなく気が合うからと、ついて回る事にした。

ルークス、光輝の精霊が宿った植物から生まれた花精の一族の末であり、原初の世界樹、創造神がその座を支配する中央大陸の世界樹の側に有る集落から、大陸を超えて渡ってきた人物。

始まりは、創造神から世界に現れる前から相談に乗ってもらっている相手がいるとか、そう言った話を聞いたことから興味を持ち、こちらにミズキリが合わせるのに合わせて移動してきた。

結果として、ついて回る中で、一緒に暮らすことを決めミズキリがうだうだというのをすべてねじ伏せて己の居場所を確保することに成功した人物。

凡そ化け物と呼ぶにふさわしい実力を持つ人物。それこそ始まりの町どころか、王都程度なら単独で全て草原に変える事も出来る。自然、特に植物を害することを好まないので、大いに振る舞いに制限はかかるが、それこそ荒野での戦闘にでもなれば、大地に足を降ろす生き物では、この人物と戦闘すら行えない。


カナリア


翼人種の集落で生まれ、飛ぶための能力が失われた人物。理由は単純に学問に興味を持ち、その流れで水と癒しの神に傾倒したため、風邪と旅の加護が弱くなった結果。

本人としても、自分の行いの結果と納得しているため、そこに影は無い。種族からしてみれば変わり者ではあるが、だからこそ人の多く暮らす場で生きていく事も出来るし、イリアと仲良くもなっている。

研究者気質で、それこそ誰かが世話をしなければ生前のオユキのように日常生活が簡単に破綻するタイプの人種。一見すればイリアの面倒を見ているように見えるが、実態は逆。どことなくオユキとよく似た気質をトモエが感じている。

魔術師としては冗談じみた能力を持っている。水と癒しの女神を奉じていることもあり、戦闘には徹底的に性格、能力、加護も向かないのだが拠点一つの住人を纏めて癒す等、冗談じみた事を行える存在。マナの回復には当然相応の時間がかかるが。


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