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Case 15:友の無念を糧に…

 かくして、突然の事故で命を落とした優香は、変わり果てた姿で、無言の帰宅を果たした。






 その後、葬儀が行われ、優香の家族、親類らはもちろん、彼女の友だった者も、数多く出席していた。





 外はもう冬であるかのような冷たい雨が降っている。暦はまだ8月だというのに、妙に肌寒い。それは、あたかも彼女の死を悲しむかのような、異様な空気だった。








 焼香の時、隆太は遺影となった優香に手を合わせた。写真の中の彼女は、つい先日まで見せていた笑顔と変わらない表情でこちらを見ていた。隆太は涙が込み上げて、その場に膝をつきそうになった。どんなに心に何を言い聞かせても、全く気持ちは覆らなかった。





 優香が死んだ…。今からでもいい。これが夢なら覚めて欲しい。冗談だったら取り下げてほしい。





 無論、その願いは隆太の脳裏で、虚しく響くだけのことであった。











 そして出棺の時が来た。





 ある者は泣きじゃくり、ある者は座り込んで両手で顔を覆い、またある者は、優香に「ありがとう」と声をかけていた。





 そんな中、ひときわ出棺を拒む女子の声が隆太の耳に届いた。








 「優香ぁぁぁ…!!バカバカバカ!!いくなぁぁぁぁぁ…いくなよバカぁぁぁ…!!あんたがいなくなったら、アタシは、アタシは…!!いくなぁぁぁぁぁ!!優香ぁぁぁ…!!!!冗談でしょ!!返事をしてぇぇーーーっ!!うわぁーーーん…!!!!」








 柩にしがみ付き、とりわけ悲しむ声を上げていた少女は、誰であろう、サーベルシャークこと、水島奈美であった。





 凶報を知り、福島から駆けつけたのだという。





 幼少の頃からライバルであり、同時に、かけがえのない親友でもあった優香の死は、彼女にとっても、受け入れ難い事実であった。





 「いやだぁぁぁぁ・・・・っ!!優香ぁぁぁ…!!うわぁーーーん…!!!!何で!?何で!?何で!?!?優香ぁ!!あなたが逝くなら私も連れていってぇ…!!」








 あまりの狂乱ぶりに、周囲の人間も手の付けようがなかった。もはや奈美は、本当に優香の柩と共に霊柩車に乗り込もうとせんばかりの勢いだった。大人数名が必死に宥め、彼女を引き離したが、奈美はその場にうずくまり、大きな声で泣いた。














 そして、出棺を知らせる車のクラクションが響き、多くのクラスメイト達が見送る、冷たい雨の午後、優香は、天に旅立った…。











 それから数日後…。





 隆太は、勉強も遊びも、全く手に付かない状況に陥っていた。





 度々思い返されるのは、生前、優香に言われたり聞かされたりした言葉の数々と、満面の笑みだった。











 「あなたならできますよ!」





 「あなたには、私になってもらいますからね。」





 「今は才能が眠っているだけです。あなたが本気を出せば、私や奈美さんを超える存在になるのは容易いでしょうね。」











 隆太の心に眠る、水泳への闘争心を、誰よりも引き出そうとしていた優香。


 自分はどこか”鈍い”から、その言葉の重さに気が付けなかったのかもしれない…。





 





 そして隆太は、意を決して、優香の家を訪ねることにした。片手には優香の好物だった”おやき”を供物として持ち、胸ポケットには、福島で(時間限定の)恋人同士になった時に買った、決して値打ちはないが、二人だけの絆を示す、キーホルダを忍ばせて…。





 優香の家は、青森市のとある閑静な住宅街の一角にあった。彼女の家を訪れるのはこれで二度目だが、前回とは全く状況が違う。特に、今回は、優香がいないのだ。彼女の親に、これまでのことを打ち明けつつ、仏壇にお線香をあげるつもりだった。











 隆太は、優香の母に出迎えられ、すぐさま、仏壇のある部屋へと案内された。そこには、小さな遺影となった優香が、花に囲まれて笑顔を見せている様子があった。そして周りを見渡すと、幼少期の優香が、水泳で勝利した時にもらったであろう、メダルやトロフィーが数々並べられていた。そして、いくつかの写真も添えられていたが、その表情も、変わらず、笑顔そのものだった。





 線香に火を点けて、供物のおやきを彼女の遺影の前に置いた。そして粛々と手を合わせ、優香の笑顔に目線を合わせた。








 「小野君だよね。あなたのことは、娘からよく聞かされていましたよ。あなたが入学してすぐの頃は、将来有望な男子部員が入って来たと、毎日のように嬉しそうに話していてねぇ…」





 「そ、そうでしたか…。ぼ、僕にとっても、優香さんはとても大切な親友でした。先輩としても頼りになりましたし、時に、背中を押してくれる頼もしい存在でした。まさか…、こんなことになってしまうなんて、僕は、夢にも思わず…。僕が何か出来るのなら、彼女を救うことができたかもしれないのに…。ごめんなさい…。」








 優香の母は、穏やかな表情でそれに答えた。








 「そう思わないで。あの子は、小さい頃、自分から水泳の道を選んで歩いてきたのです。こうなることも、水泳の道を選んでいた以上、避けることができなかったのだと思いますよ。あの子はしっかり頑張ってくれました。幼い頃に私達夫婦は離婚して、優香を私が引き取って育ててきましたが、あの子が気持ちだけでも前を向いてくれるように…と、笑顔でいることの大切さと、物事に打ち込む素晴らしさを教えてきたつもりでした。」








 「そうだったんですか…。優香さん、そんなこと、一言も言わなかった…」








 「たぶん、それはあの子なりの配慮だったのでしょうね。私はいつも教えていました。誰かを笑顔にすれば、自分も必ず笑顔のお返しがもらえますよ…と。その笑顔こそが、水泳の競技で勝機を呼び込むものだと、小さい頃から教えていました。」





 





 優香の母は、時折ハンカチで涙を拭う様子を見せたが、必要以上に落ち込む様子もなく、隆太の訪問を、歓迎している様子だった。








 (仏壇の鐘を鳴らして…)「優香ちゃん、ほら、お友達の小野君が来てくれたよ。お菓子まで持って来てくれたんだよ。こんなに思われているあなたは幸せ者だねぇ…。」








 隆太は、優香の母が気丈な振る舞いを見せてくれることに、ただただ驚いた。


 心には優香に対する想いが無数に残っているが、いま、この場で何を言えばいいのか、どうしても、思いつかない…。








 そして隆太は、その場の空気に堪えかねて、家を後にすることにした。その直前に、彼は優香の遺影に向かってこう話した。








 「優香さん…。いままで、ありがとう。僕は、、、きっと、優香さんの果たせなかった目的を、果たして見せます!」








 











 しかし、友を失った虚無感は、次第に隆太の心も体も、弱らせていった。





 部活もあの日以来全く顔を出していないし、最近では学校を休むことすら増えていた。





 このままでは単位の取得に影響が出て、下手をすれば、留年も有り得る。





 それを危惧した姉の流美は、彼の夫(愛希)を通じて愛莉、あきら達に連絡を入れた。そしてとある土曜日、愛莉とあきらは、隆太のもとを訪ねた。またこの時は、涼子の姿もあった。彼女もまた、この一報を知っていたので、ずっと気になっていたのだという。








 あきら「りゅ…隆太…。その…、、、何て言うか…俺、、、こういう時に、親友のお前に対して、何て言葉かけていいのか、わかんなくて…。ホントにごめん…。でも、、、ちょっとずつでも、元気になっていこうぜ。辛い気持ちは俺達が受け止めてやるからさ。お前は、一人じゃないんだ。お前が気を落としていると、俺達だって沈んだ気持ちになっちゃう…。大丈夫だよ。一歩一歩、立ち直っていこう。」





 愛莉「そうだよ…隆太。私もあのニュースを聞いてたんだけど、まさか亡くなったのが隆太の親友だったなんて思いもよらなかったよ…。隆太…、どんなに心が痛むか、それは第三者の私でもわかるよ。けれどね、こういう時こそ、友達同士、元気になる方法を探し合おうっていうのが、本当じゃないかなって思うわ。隆太!あきらめないで!」





 涼子「隆太くん…。かわいそうに…。まだ青春を共にするべき親友に、先立たれるなんて…。だけど、、、今は思いの限り、泣いてもいいよ。そして、泣き疲れたら、もう一度上を向いて歩きましょう。あなたはその優香さんに、素質を見抜かれているのでしょう? それに、あなた以外に、青い森高校から一級選手が出る可能性も、優香さんの分を生きられる人も、いないでしょう? だったら、今すぐとは言わないわ。あなたが叶えるべき夢、必ず叶えてみせましょうよ。天国の優香さんは、あなたの成績や活躍よりも、あなたが元気に生きていることを、一番望んでいると思うわ。」











 「…。。。み、みんな…」











 …思わず、ドッと涙が溢れ出た隆太は、その場で大粒の涙を零した。そしてそんな彼を、あきら、愛莉、涼子が慰めた。








 


 …そして、暫しの沈黙が続いたのち、隆太はこう叫んだのだった。








 「ぼ、僕、必ず、オリンピックで金メダル獲るよ!!」








 一同「えぇ…っ…!?」








 隆太「だって、それは、愛莉の叶えたかった夢でもあるし、優香さんの追っていた夢でもあるんだ。それに、なにより自分のために…。やってみせるさ!!僕は、優香さんに言われた言葉を信じるよ!!彼女のために、もう泣くことなんて、できないよ…!!」





 あきら「お、おいおい…、気持ちは立派だけど簡単に言うなよ…??無理して特訓でもしようってのかい?無茶なことしてまで…」





 隆太「いや…、やれることは、やらなきゃ。この間、友加里ともそんな話してたんだ。グダグダと煮え切らない水泳に対する僕の気持ち、しっかりと未来に繋がる具体的な行動をとっていかなきゃ…って…。」





 愛莉「それは大事だろうけど、あんまり無茶しちゃだめだよ…。」





 涼子「そうだよ。できることからやっていこうよ。隆太くん。」











 隆太は、その言葉にあえて逆らうかのように…











 「うん。ありがとう。でも、今日より若い明日はない…って言うじゃん。間もなくある東北大会じゃなく、全国区の選抜選手権大会に出て、オリンピックへの道を拓くんだ。僕は、何だかやれそうな気がするんだ…!!」








 愛莉「ちょ…!!そんないくら何でも目標高っ…」





 すると涼子がその会話に割って入った。











 「いいじゃない隆太くん。私は、否定も止めもしないわよ。自分がやれそうだと思ったら、失敗を恐れないで挑んでみればいいわ。仮に敗れたって、あきらめない心さえ持っていれば、チャンスはいくらでもあるんだからね。あとは、立ち向かう隆太くんの”勇気”一つだわ。応援するわよ。ファイトっ!!」











 …涼子のその一言で、隆太の心の中の何かが目覚めたようだった。











 優香の無念を糧に、自分は強くならなければ…!!








 


 その意志はたちまち頑ななものとなっていき、ある日、水泳部の顧問の先生に、選抜大会への出場を目指したいから特訓してくれと申し出た。


 あまりに突拍子もない彼の発言に、顧問の先生も大きく戸惑ったが、隆太は自らの気持ちが生半可なものではないことを、瞳で訴えた。








 「お、小野?気持ちはわかるが、いきなりそんな特訓さえすれば何とかなるって話ではないぞ。ましてや、青い森高校創立70年の歴史の中で、男子、女子共にそこまで登り詰めた者はいないんだ。仮に特訓をしたとしても、大会まではあと1か月弱だ。付け焼刃的な練習をしても、身体の故障に悩むのがオチだぞ?」





 「それは覚悟しています。でも僕は、何が何でも挑みたいのです!!どんなに辛い練習でも音を上げたり、弱気になったりしません!!どうか、僕にチャンスをください!!お願いします!!」





 隆太はなおも、瞳で先生に訴え続けた。











 すると、先生は半ば押し負けた感じで、こう話した。











 「よしわかった!そこまで言うのなら、来週のこの時間、お前の泳力テストを行ってやろう。その時、公的に残っている、小砂川優香の記録をわずかでも超えることができたなら、選抜大会への選手としてお前を推薦しよう。ただし、お前の身体を考えて、試験は一度きりだ。それでもよいなら、お前の出せる泳力を見せてみろ。いいな?」








 「はいっ!!」




 …その日から隆太の猛特訓が始まった。学校の部活動の時間だけでは飽き足らず、土日はもちろん、部活のない放課後でも、自らでプールへと通って、ひたすら練習に励んだ。また、泳ぎ以外にも、体力をつけるための腹筋、背筋運動、懸垂、スクワット等々、某ブートキャンプ並みのハードな訓練を、泣き言一つ零さずに繰り返した。






 学校でも部活中は、先生の熱い指導が飛ぶ。わずかでも泳ぎに乱れや不安定さがあればみっちり怒られた。それでも隆太は、決して泣かなかった。優香のことを思えば、このくらいで悲鳴をあげるわけには、いかないのだった。








 家庭でも隆太の両親、そして流美や愛希がサポートに徹した。みんな、隆太の意志を受け止め、協力する気持ちを固めたのだった。


 隆太の父は、市営プールへの車での送り迎え、母は、栄養面を考えて食事の献立を一流アスリートのそれをネットで勉強し、取り入れた。


 流美と愛希は、あまり真剣になりすぎて彼が倒れてしまわないよう、時々、話し相手になってくれた。








 そして、先生と約束した時が来た。








 「小野?わかっているな。先生としても、限界までできることは尽くしたつもりだ。これ以上お前をビシバシ叩いて特訓させても、後は身体をいじめるだけになってしまう。では、始めようか。この学校のプールを、本当のオリンピック会場だと思って挑め。いいな!」





 「はいっ!!!!」











 「よーい、はじめ!!」














 隆太の泳ぎは、まるで人が変わったかのような秀逸ぶりだった。先生はもちろん、この「プライベートテスト」の開催を聞きつけた他の部員や生徒達も、思わず言葉を失った。





 生徒A「ななな…なんというスピードだよ…?あんな奴今まで見たことねぇぞ…!?」





 生徒B「マジかよ!?ありゃマジモンのオリンピック選手だぜ…!?この学校の歴史変わるってか…!?」





 生徒C「す、、、すごいわ…!!まるでイルカのように泳いでる…。」











 観衆一同「がんばれ!がんばれーーー!! がんばれ!がんばれーーー!!」








 いつしか学校のプールは、さながら、オリンピックの競技会場のごとく騒然としていた。





 


 隆太は泳ぎ方の練習の中に、かつての優香と奈美の実践していた、独特のフォームを取り入れていた。あの二人が”最強”と呼ばれた所以は、その独自の泳ぎ方に秘密があることを突き止めていたのだった。














 そして隆太はフィニッシュのタッチ! その瞬間、先生がストップウォッチを止めた。





 先生が無表情のまま隆太のもとへ歩いて来た。隆太はその様子を見て、「無理だったか…」と、心を落とした。











 だが、プールから上がった隆太に、先生はストップウォッチを見せつけてこう言った。











 「小砂川優香の記録を、3.29秒更新だ。よってお前は合格だ!!よくやった!!おめでとう!!」








 観衆一同「うわーーー!!」





 


 何と、隆太はそれまで出したことのない自己記録を遥かに超えるタイムを叩き出すことに成功した。





 無論、全国区の選抜選手権大会への推薦がとんとん拍子に決まったのは言うまでもない。この驚異的な成長は、たちまち学校内にその噂が広まった。





 もしかしたら、我が校からオリンピックのメダリストが生まれるかもしれない。





 先生方はもちろん、他の生徒も期待と羨望の眼差しであった。





 それからも特訓は続き、ついに試合を二日後に控える時となった。学校では盛大な壮行式が行われ、青い森高校の歴史始まって以来の、全国区の選抜選手権大会出場者、小野隆太の健闘を祈り、エールが送られた。














 「優香さん、行って来るよ…。僕はもう、絶対に負けないよ…。ありがとう…。」











 ワイシャツの胸ポケットには、お守りとして、優香と一緒に買ったキーホルダーを入れて、大会会場へと足を踏み入れた。








 そこは、全国から名うての選手ばかりが集う、真剣勝負の舞台。男女を問わず、ピリピリした空気が漂い、とてもではないが、挨拶ひとつすら簡単にできる雰囲気ではなかった。





 「プロの世界って、きっとこうなんだろうな…。」





 隆太はそう考えつつ、開会式前日は会場の下見をしたり、競技に向けて鋭気を養ったりする時間を過ごしていた。







 そして、競技会場となるプールを見学して、その独特な緊張感漂う様子にやや当惑していたら、彼に声をかけてきた、ある女性がいた。












 「やはり現れましたか。どうやらあなたは、北国のマーメイドのカタキを取る運命にあった人物だったのですね!!」








 その声には憶えがある…!!














 ”サーベルシャーク”こと、水島奈美だった。














 「優香が言ってたわ。たとえ自分が敗れても、私に肩を並べる存在は必ず現れるって…。図らずも、カンは当たってしまったということですね。いいでしょう。あなたを優香そのものだと思って、真剣勝負をお願いしますわ!!」














 優香の言葉を思い出した。「サーベルシャーク」に勝たずして、大会での優勝はない…と。











 試合そのものは男子、女子が別々に行うため、直接的な対決にはならないが、タイムだけを並べれば、どちらの実力が勝るかはわかる。





 しかし、奈美の表情は少し冴えず、何か心に暗闇を抱えているかのようだった。











 「お互い、全力で挑みましょうね!小野君…、いや、北国のサンダードルフィンさん!!」








 「(なに勝手なあだ名付けてんだよー。。。)」








 「これが私の、最後の舞台なのですからね…。」








 「ちょ…!?それって、どういう意味…!?ねぇ、奈美さん…!?」











 -つづく-


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