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虚実の連環 —the Gate of stagnation—  作者: 詠み人知らず
2/2

冬の朝

「────」


閉じたままの瞼が少し明るい。

恐らくは日の光だろう。

目をあけるのも億劫だ。

凍るような大気は行動力を蝕んでいく。


夢見が悪かったせいもあるのか、

今日はいつにも増して倦怠感がある。

あの景色を夢に見るのは

昔から何度もあったがやはり慣れるものではない。


そんな今朝の憂鬱さを嘲笑うように寒い。

つまるところ、冷たい冬の空気に、

布団から出るという意思のことごとくは屈服したりするのだ。

........................................こうしていても仕方がない。

なので布団の端を持って一思いに投げる──────

ほどの勇気は無いのでゆっくりと横にのけた。


布団を名残惜しそうに見つめながら

彼、エルディアはベッドをあとにするのだった。

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