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虚実の連環 —the Gate of stagnation—  作者: 詠み人知らず
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赤色の夢

石畳の間を縫うように流れる赤色の液体。

液体(あかいろ)を辿るように上げた視界は


─────肉塊だった。


横に転がる顔がなければ判断がつかぬ程にそれは(ヒト)の形からかけ離れていた。繋がっていない首から噴き出すその赤色は視界を埋め尽くす。


その視界(あかいろ)に恐怖する。


その匂い(あかいろ)に吐き気がする。


しかし、そんな不快感よりも

──血の海に落ちている(かお)が何よりも恐ろしかった。


惨状に意識が赤く染まっていく。


...あぁ、だから...赤色は嫌いなんだ...


点滅する意識(ゆめ)に別れを告げるように呟いた。

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