表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/53

《53話》

短いですが、よろしくお願いします。


誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いしますm(_ _)m

「諦めんじゃねぇ!!」


そう怒号が、広大無辺のこの地に響き渡る。

その声には聞き覚えがあり、我が息子のような男。


「なに、情けねぇ顔してんだ!───クロノス!」


情けない顔か……。君の背中が大きく見えるよ……


「ハハッ────まだ…僕は…死ねない…彼らの為にもっ!」


力の入らない体を、無理矢理起こす。

ふらつきながらも、鋭い眼光をべクトファルに向ける。


「ハハハハハハッ!!まだ立つか!クロノス!」


不気味な笑みを浮かべ、奇声のような笑い声を上げるベクトファル。


「僕は立ち続けないと行けない、僕は彼らの為にお前を討たなければならない。この身が滅びようとも、朽ち果てようとも、僕は─────僕達はお前を殺す…!」


尋常ではない殺気と、神気量に背筋がゾッとする。


「バカな…どこにそんな神気が……」


「僕にも分からないさ……力が溢れてくるんだ。今の状態なら、お前を確実に殺れる」


「加勢するぜ、クロノス」


「ありがとう零君」


僕は思い上がっていたようだ……

ベクトファルを討てるのは、僕だけだと思っていた。

神王である僕だけが、討てると……。

だけど、一人居たんだ。こんなにも近くに。


「だが一人増えた所で、この状況は変わりはしない。クロノス、お前は分かっている筈だ。お前では、俺には勝てはしない。力が戻ろうと、仲間が来ようともな」


「お前、クロノスをナメるなよ」


「なに?」


「確かに、クロノスはバカでバカでバカでバカだが!

それでも、お前とは違う。その身に背よってるモノが、違い過ぎるんだよ。お前は欲望を満たす為だけに、破壊をする。だが、破壊行為には背負うモノはない。自分の欲を満たす為だけに力を振るう奴と、何かを守る為に力を振るう奴、どっちが強いと思う…」


「貴様は何を言ってる?」


「正解は───」


何だ?何故笑っている……っ!!


「後者だ」


「しまっ…」


後ろを向くと、拳を強く握り締めるクロノスがいた。


「ハァァァッ!!『魔拳=ブリトラ』!!」


「ガッ!!」


重たい一撃を顔面に受けたベクトファルは、鈍い音と共に地に落ち、地面にクレーターを作り倒れる。


「あまりバカを連呼しないでくれよ。ちょっと傷つくな」


「悪い悪い。でもさ、バカは事実だろ?」


「バカじゃないよ!」


「そうか。自覚症状がないのか…」


「どこが、バカなのさ!」


「何もかも、一人で背負うとする所だよ」


「えっ…」


「半分でもいい、俺達にもその背負ってるもん背おらせろ」


「零君……ありがとうありが「お話の所悪いんだけどさ、君ら俺に勝ったつもり?」」


狂気じみた目を向けてくるベクトファル


「まさか」


「今から第2ラウンドの開始だ」






ありがとうございましたm(_ _)m

今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ