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《50話》

誤字や脱字があると思いますが、よろしくお願いしますm(_ _)m

─インフェルゴーン─


「やはりここは熱いな....」


「そうね。て言うか、眼鏡大丈夫?曇ってるけど」


ブラッドは中指を使い眼鏡を上げて


「問題ない」


と、目をキリッとさせ言う。


「キリッとした状態で言っても、全然カッコよくないからね?」


「うっ....そんなことよりも、あの魔物を何とかするぞ」


顔を少し赤くしながら、少し強めに言葉を発する。


「はいはい。それで?どうするの?」


「奴ら(魔物)は二足歩行型の魔物だ。そこで、アリス、お前が奴らの身動きを一時的に止めた所を俺が仕留める。」


「シンプルね。でも、楽だから賛成よっ!」


「フッ、お前ならそういt「鼻で笑うな!!」最後まで言わせろ!!」


「アンタが鼻で笑うからでしょ!」


「それでもだ!言い終わってからでもよかっただろうが!この幼女!」


「........誰が....誰が幼女じゃァァアア!!!」


拳を強く握り締め、ブラッドの鳩尾を狙い打ち放つ。


「お二人共....イチャイチャしてないで、目の前の敵に集中しましょうよ。」


「「イチャイチャしてなねぇし!!(ないわよ!!)」」


見事に声がシンクロする2人。

2人の喧嘩を仲裁に入った大天使の”サンティエル”は、心の中でこう思った


やはり、最高神の方々はおかしな方が多いようですね。

他の最高神の方々の所に行った大天使達は、うまくやっているでしょうか....


「まあ何だ....サンティエルの言う通り、目の前の敵に集中しないとな....。」


「そ、そうね。一時休戦って事で」


「そ、そうだな。....さっさと終わらせて、バッカスに戻ろぜ。」


「そうね」


魔物の数はざっと千体って所かしら....。


アリスは一歩前に進み、魔法陣を展開する。


「『屍者の拘束』」


疎らに侵攻し続ける魔物の足元に紫色の魔法陣が、展開される。魔物は足元の魔法陣に気がつき、その場に立ち止まる。すると、魔法陣から無数の骸が呻き声を発しながら魔物の脚に腕を絡ませる。骸らは、魔物を冥府に落とそうと魔法陣の中に引き摺り込む。


「ブラッド、準備が出来たわよ」


「あぁ....顕現しろ『虹天翔滅(コウテンショウメツ)』」


ブラッドらの目の前に広がる無数の魔法陣。

赤色の魔法陣、青色の魔法陣、緑色の魔法陣など様々な色をした魔法陣が疎らに展開される。

そして、ブラッドが「殲滅しろ」と声をかけると全ての魔法陣から一斉に矢が放たれる。


放たれた矢は魔物の心臓に命中し、次々と魔物を仕留めて行く。己が持つ武器や魔法で抵抗するが、その抵抗も虚しく死んで逝く。武器で抵抗すれば、武器は壊れ、魔法で抵抗すれば、魔法を貫き、切り裂き仕留めて逝く。


約一分の間で、魔物の群勢は全滅。

残ったのは、魔物の屍体のみとなった。

アリスは、『黄泉への誘い』という魔法を使用し

魔物の屍体を黄泉へと落とす。


「さっ、戻りましょ。」


「そうだな。熱いしな」



おかしな方々ですが....その力は確かなものですね





─ホーティル─


「暖かいな」


「そうだね。ここは気温が変化しないエリアだから、年中暖かい。リゾート地としても人気だよね」


「今度、零と来よ....。」


「それもいいね」


「二人とも、ここは戦場だぞ。気を引き締めろ」


「あっ、ごめ....ってサティ顔ニヤけてるよ?」


「二、ニヤけてなどいない!嘘を吐くな!ユグリット」


「ごめんごめん」


貌を真っ赤にしながら、ユグリットに弁解をするサティ。

そんな中、ゼフィールはユグリットの裾を二三回引っ張る。


「ん?どうしたのゼフィール」


ゼフィールは人差し指を、自分達の前方を指す。


「来た....」


「そのようだな」


「だね」


「かなりの数だが....私達なら大丈夫であろう」


「僕はいつでもいいよ」


「私も....」


「ならば、早々に終わらせよう。」


「「おけ(うん)」」


「『無限キューブ』」


ゼフィールが使用した魔法により、魔物の群勢を一箇所に寄せ集める。次に、ユグリットが手に持つ杖を地面に挿し詠唱を始める。


「≪自然とは世界の根源 自然とは天地 宇宙の万物

自然とは生命の源なり≫『自然天災』」


そう言い終わると、キューブ内の魔物らの頭上から大量の水が降ってくる。遠目から見ていたサティ達からは、その光景はこう見えていた。キューブ内に流れる滝....


「相変わらずの馬鹿みたいな破壊力ね....」


「褒めてるのか馬鹿にしてるのか、どっちなのかな?」


「7:3ね」


「7が褒めだと信じてるよ」


「7が馬k「サティ....早くして」に....って、忘れてたわ。ありがと、ゼフィール」


「うん....」


キューブに手を翳し、自分の視界からキューブを消す。


「『神隠し』」


翳していた手をゆっくりと握っていく。

握り終わり、拳を視界から退かすと───キューブは消えていた。


「どこに送ったんだい?」


「冥府よ」


「アリスに怒られないかな?」


「大丈夫よ。それよりゼフィール、キューブを解除しても構わないわよ」


「うん....『解除』」



その頃冥府では────────大洪水が起きていた





私出番なかったなぁ....by.大天使=エルティエル



ありがとうございましたm(_ _)m

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