《36話》
誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いします
「ふぅ....久しぶりの、外の空気はいいですね。....おや、あの御方が復活されておりましたか。これはこれは...........。」
これはまずいな....俺の考えがあってるならこいつ、七天魔神の一人。
「ですが、おかしいですね。へルグラン様の力の残留はあるけれど、へルグラン様自身がこの世界にいないとは。...........まさか、虚無世界にでも封印されたのか....?。だとするならば、そんな超高難易度の封印魔法を実行出来るのは....たった一人。....まぁ、へルグラン様のことは後で考えましょう。今は....」
「ねぇ、ハイラルト。早くアイツら殺してよォ。」
「そうですね。ですが、あの方達を殺す前に....エレティナ、貴女を殺さなければね。」
顔は笑顔であるのに、とてつもない殺気を放つハイラルトと言われるスーツ姿の男。
「ヒッ........な、何言ってるの?。私達、仲間じゃない。」
「そうなんですか?私は、一度も仲間と思ったことはありませんが?。というか、私はもう貴女に用はないので。召喚魔法『フェンリル』」
ハイラルトを中心に、巨大な魔法陣が展開される。
展開された魔法陣から、鎖を體中に巻き付け、鋭い牙を持ち更には足の爪も鋭く尖っていた。
「フェンリル、この子を喰らいなさい。」
《了解した》
フェンリルは指示されたとうりに、エレティナをその大きな口で丸呑みする。
「後始末は、しましたね。では、あの方達と戦いますか。フェンリル、力を貸しなさい。」
《了解した》
「ゼノンバルド」
「何でしょ....」
「お前に、フェンリルの相手を任せたい。頼めるか?」
「....!....任せてください!」
嬉しいなぁ。レイさんから、何か頼まれるのは....。
これは、聖剣使いの名にかけて....負けられない!!。
「来るぞ!」
《『煉獄球』》
大きな口を開き、開けた口にバスケットボール程の真っ赤な球体が生成される。生成された球体の手前に、魔法陣が展開される。そして、フェンリルが球体を放ち魔法陣に触れた瞬間....バスケットボール程の大きさだった球体は、その何百倍の大きさへと変わっていた。
な....何だなの出鱈目な大きさの球体は....。
「おや、この程度の力で驚いているのですか?。
フッン、やはり下等生物ですね。少しでも、楽しめると思った私は愚かでした。」
この程度で驚くかよ....こっちとら、お前らの大将に1回殺されてんだ。
「ゼノンバルド!」
「はい!」
「フェンリルは任せたからな。...........死ぬなよ」
「何言ってるんですか!ここで死んだら、聖剣使いなんて....名乗れませんよ!。絶対に、あのフェンリルを討伐してみせます!。」
勇敢だな。....うっし、フェンリルのことは頭から消そう。今は、あの魔神に集中しよう。まだ何か、隠し玉を持ってる可能性があるしな。
「ふぅ...........行くぞ....白天、黒天。」
ありがとうございましたm(_ _)m
感想お待ちしておりますm(_ _)m