《34話》
誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いします
さてさて、最後の相手は....
「流石と言いますか、なんと言いますか....。兎も角、流石英雄と謳われる人だ。」
何だろうな....この感じ....。...........こいつ、人間か?。
「ん?....気づかれたようでね。僕もレイさん同様……神族なんですよ。」
こいつ、神族だったのか!?。
「お前、神族だったんだな。驚いたぜ」
「レイさん。1つ、良いこと教えましょう。」
「?」
「僕は、レイさんと神族であり、そして、僕はレイさんと同じ....転生者なんですよ。」
「転生....者....!?」
「えぇ。そもそも、歴代の全聖剣使いもまた、転生者です。」
「ってことは、聖剣は神からのギフト..か。」
「ギフトというか、なんというか....。」
ゼノンバルドは、空間が裂けた中へ右手を入れて
神気を纏う、一本の剣を取り出す。
「この聖剣使うには、この聖剣が放つ神気に耐えゆえる體を手に入れること。そして、神気に耐えることが出来た種族が、神族。僕は、神族になるために必死に努力して....ついに、人神になり晴れて僕は聖剣の使い手として名を名乗れる様になったのです。」
そうか、こいつ努力して神になったのか。俺は転生して、種族が神族だったからな。
にしても、あの聖剣....放出されてる、神気がヤバいな。
「さ、レイさん。戦闘を始めましょうか。」
神族対神族の戦いか。面白い、少し本気で行くか。
「あぁ、そうだな。聖剣使いが相手なら、俺は....神刀使いとして戦おう。『オープン』」
「それが、レイさんの武器ですか。凄い、神気の量ですね。」
「ありがとう。お前の、聖剣も中々の神気だぜ。」
「ありがとうございます。でも、手加減はしません。勿論、レイさんも手は抜かないでくださいね。」
「分かった」
はぁ、本気で行くか....。
「両者、準備は良いな?。」
「えぇ(はい)」
「模擬戦闘....始め!」
「『獄炎聖剣化』」
「『漆黒ノ焔刀化』」
ふっん。炎と炎か....
「行きます…!」
「来い....!」
「はァァァ!」
炎を纏いし、聖剣を右斜めに斬り払う。
零は、その攻撃を黒白で受け止める。
ゼノンバルドを、黒白で押し返す。
押し返されたゼノンバルドは、体を安定させた後
炎の火力を上げ、再び攻めに行く。
零もまた、火力を上げ、ゼノンバルドと零の激しい攻防戦が始まりを告げる。
剣と剣がぶつかり合った場所は、クレーターが出来。
周りの観戦している者達は、この戦いを見て、愕然とする。
「『純白ノ銀氷刀化』はァっ!」
黒白の刀化を変え、純白ノ銀氷刀化に変えた瞬間に
黒白で、地面を横に斬り払い巨大な氷壁を造る。
「鳳凰斬!」
零が貼った、氷壁はゼノンバルドによって容易く破壊される。
ちっ。なら!
黒白を、地面に刺し込む。
「アイスクレイモア」
刺し込んだ場所からゼノンバルドがいる場所に無数の巨大な氷の剣が、地面から現れる。
「危なかった....」
避けたか
「こちらも、行きます!。『聖剣解放』」
聖剣から放たれた、光により一瞬目を閉じり
目を開け、ゼノンバルドを見ると....。
「それは....」
「これですか?これは、聖剣の力を解放させて解放された神気を発動者に纏わせ、身体能力を上げる力です。」
神力装に、似てるな。....神力装使うか。
魔力から”神力”へと変換……
「『神力装』...........ふぅ」
「灰色の髪に、赤の眼....。それが、噂に聞いたレイさんのもうひとつの力。面白いですね、ワクワクしてきました。」
「すまんが、この一撃で終わらせる。」
「えっ....!?」
黒白を鞘に収め、抜刀の構えをとる
「神滅抜刀術=漆ノ型『空斬』」
鞘から黒白を一閃の如き速さで、抜く。
「....ただ、刀を抜いただけ....?」
零が、刀を収めると
「....っ!何だろう、この痛み。」
「ゼノン!右腕!」
「ん?右腕?」
ゼノンバルドが、自分の右腕に視線を向けると
「ぼ、僕の右手が....無い!いっ!」
「その腕で、戦えまい?。戦うのであれば、次は左足を斬る。」
「...........くっ!負けました」
零は、黒白をアイテムボックスにしまい
ゼノンバルドの右腕を再生させる。
「これで、右腕を斬り落としたことは許してくれ。」
「1つ、分かったことがあります。それは、レイさんが最初から100%の力を出せば、僕は完全に手も足も出ずに....敗北すると。」
「ありがとう。今日は、楽しかったよ。」
「こちらこそ。また、お相手よろしくお願いします。」
この時、零とゼノンバルドは固い握手をした。
「勝者、レイ=シンヅキ!。これにて、模擬戦闘を終r「ドォォォォォォォォォォォォォォン」」
地面に何かが衝突して、鳴り響く轟音。
あまりの音に、皆、耳を塞ぐ。
「何だ....!?」
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