《30話》
誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いします。
グリス=ルムス、属性を剣などに付与させ戦うスタイルの剣士。
現時点では、これくらいしかあいつの情報は得られてない。
っと、剣が赤くなった。火属性かな。お、踏み込んでな。....来る
「逝きます!はぁぁっ!『火焔斬』!」
グリムは、両手で剣を構え右斜めに剣を薙ぎ払う。
すると、こちらに三日月状の燃え盛る炎の刃がすごい速さと共に向かってくる。
「いい炎だな....でも、火力が弱いな『アイスロックブレイク』」
そう零が唱えた瞬間、グリムが放った炎の刃は三日月状のまま凍りつた刃は凍ったと同時に粉々となり消えていった。
やはりこれぐらいでは、ダメか。なら次は!僕の全力を持って....レイさんを倒す!。
グリムは、右足を前に少し開きながら右足に力を入れ、体重をやや前に掛けた体勢をとる。剣を両手で持ち、右側に持っていく。そして、剣に火属性を付与し、次に、履いている靴に、雷属性魔法の中級魔法『雷速』という魔法を付与させる。
そして、一呼吸して数秒後....力を入れていた右足をバネに、グリムは零に突っ込んでいく。グリムの速さはは、スローにしないと見えない程の速さだった。グリムが通ったであろう場所から、一瞬だけ一筋の雷筋が見える。そして、周りにいる生徒達はグリムがどこに行ったのか分からずにいた。
だが、零はその居場所が分かっていた。
速いな。この速さは、良い武器になる。けど、今の速さのままじゃそこまで通用しないな。位置がバレバレだ。つか、真正面って....まぁ一か八かの賭けに出たのかな?。
「ハァァァァァッ!『業火蒼斬』」
目の前に姿を現したグリムの、剣の炎が赤から青い炎へと変わりその青い炎が付与されていた剣の刀身以上の長さの刃を創り出し、グリムは下からのぞき込む体勢のまま剣を左斜めに薙ぎ払う。
薙ぎ払った後、すごい火の粉が舞っていたが
グリムにはハッキリと分かっていた。剣を薙ぎ払った場所には、零がもう既にいないことを。
ヤバいですね.......僕の最高速攻撃を躱されるなんて。でも、諦めませんよ。後ろにいることは分かっているんです。右回りに薙ぎ払えば....多分胴体を斬れる可能性がある。
炎を最大火力にもう一度、上げて....3…2…1....今!
「はぁっ!もらったァ!……ッ!」
予定道理、右回りで剣を薙ぎ払ったグリム。
しかし、後ろを向いた瞬間....グリムの目には微笑む零の顔が映り込む。
何で....笑って....
「『アイスブロックハンマー』」
零の手には巨大な氷の塊で出来た、木槌状のハンマーが現れる。そして、そのハンマーでグリムがこちらに薙ぎ払ってきた剣を、ハンマーで叩き折る。
「参り....ました」
「勝者、レイ=シンヅキ。」
「遊ばれていたな、グリム。」
そう声をかけてきたのは、マルティスであった。
「あの人は、化け物だ。」
「いきなりどうした」
「多分だけど、僕の雷速...普通に認識してる。」
「本当か?もしも、その話が本当ならば....俺らよりも何倍何十倍何百倍は強い。グリムの脚力、雷速を合わせた技は使用者と同等またはそれ以下の者には決して速さには追いつけない。けど、使用する者よりも強い者には認識されるという欠点がある。」
「あぁ、だから....次マルティスだろ。気おつけろよ。レイさん、あれでまだ本気も出てないぞ。」
「分かった。なるべく気おつける。それじゃ、行ってくる。」
「頑張れ」
「第二回、模擬戦闘始める。二回目、マルティス=ガルス対レイ=シンヅキの模擬戦闘を行う。では....始め!」
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