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《29話》

誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いします


零は何時より早く起き、今日行われる模擬戦闘の下準備をしていた。これといってやることはないのだが、模擬戦闘が楽しみで早く起きてしまったというのはあるのだが、零は事前にシャルティアからSクラスの大まかな情報を聞いて、1人興味を持った生徒がいた。その生徒は、16歳という若さで脈々と受け継がれてきた由緒正しき”聖剣”の史上最年少継承者。いくら戦争を乗り越えた者ではないからと言っても、その者は魔を打ち砕く聖なる剣、聖剣だ。普通の鉄剣で、挑んでも鉄剣自体が零の剣速に耐えられずに折れるだろう。仮に、耐えられても聖剣が鉄剣を打ち砕くだろう。その為、零は聖剣継承者対策……いや、継承者の対策ではないだろう、零が対策を考えているのは聖剣の方だろ。

そして、零は『無限収納アイテムボックス』を開き『神刀=黒白』を取り出し、黒白の手入れを行う。


って、もうこんな時間か…。行くか


黒白をしまって、ベッドに置いていたロングパーカーを着て部屋の扉を開ける。すると、丁度制服を纏ったシャルティアと鉢合わせる。


「今日でしたね、模擬戦闘」


「そう。楽しみだよ」


修行もしないといけないんだけどね。


二人は今日について話しながら、廊下を進む。


「今日の模擬戦闘、全校生徒が来ると思いますよ。」


「何で?ただの模擬戦闘だよ?」


「何でって、そんなの簡単です。英雄レイ対天才集団のSクラス…観ないわけないですよ。」


「そうか…。」


天…才ねぇ





―学園―


着いた…まだ時間は少しあるな。理事長に挨拶に行くか


「俺は理事長の所に行くから」


「分かりました。では」


シャルティアは軽く頭を下げ、教室がある本校舎へと向かう。そして、零は別校舎にある理事長室に向かう。



やっぱりこの学園、広すぎ。


それは一瞬であった。ほんの一瞬、零はこの学園のどこからか禍々しい魔力を感じとった。それは、どんな魔物からも感じたことの無い魔力。だが、零は1つ、感じた魔力に近い魔力が脳裏に蘇る。それは、八天魔王の”グレム”の魔力に少し似ていた。


何だ!?……今のは……気の、せいか…?


っと、着いた着いた…


―理事長室―


「失礼しまーす」


「おぉ、来たか。まぁ座りなさい」


「あ、はい。」


よく学校の校長室にあるソファーに座り、向かいに理事長が座る。そして、理事長 ゼルノは模擬戦闘について話し出す。


「レイくん。今日君と戦う者は5名だ。」


「分かりました。あ、その中に聖剣の継承者って含まれてます?」


「あぁ。一番最後にな」


よっし。まぁ最初に聖剣継承者と闘いたかったけど……楽しみは、最後にってことで納得しておこう。


「嬉しそうだね」


「え…ま、まぁ。楽しみです」


「そうか……おっと、もうこんな時間だ。レイくん、そろそろ演習場に移動しよう。」


「あ、もうそんな時間ですか。分かりました」



―演習場―


演習場には、大勢の生徒、教員が集まっていた。


おぉ、めっちゃ居るな。……ん?あいつらか?


零の目に映ったのは、シャルティア達が着ている制服に少し似ている物を着ている少年少女だった。


「おい、あの人って」

「あぁ、理事長が側に居るって事はあの人が大侵攻を阻止した英雄レイ」


「私生でレイ様見たァ」

「私もよ。かっこいい」


見に来た生徒達が零に、黄色い声などが聞こえてくる。その中、零はSクラスの選抜の5名の元へと歩む。


そして、数十メートル先で歩むのを止め

5人の前と、堂々とたたずむ。


「初めまして、僕はルムス伯爵家長男の”グリス=ルムス”と申します。今日はよろしくお願いします」


やっぱ異世界だけあって、美男美女が多いな。

このルムスの坊ちゃんといい、他の奴も顔はいい。


「私はサムルス伯爵家次女の、”サティ=サムルス”と申します。どうぞ、お見知りおきを。」


「僕はガルス辺境伯家の一人息子、”マルティス=ガルス”といいます。今後ともよろしくお願いします」


「俺はエレス子爵の一人息子の”ブルト=エレス”だ。よろしく」


伯爵家多いな…これで4人。てことは、この金髪爽やかイケメンが


「そして最後に、僕が10代目聖剣使いのゼノンバルドです。会えて光栄です、英雄レイさん。」


貴族じゃ、ないのか?。……でも、やっぱり此奴が聖剣使いか…。ん?ちょっと待てよ、此奴腰に聖剣疎か剣すら持っていない。まさか此奴も『無限収納アイテムボックス』を持ってんのか?。


「あぁ、よろしく。まぁ一応俺も自己紹介を。レイ=シンヅキだ、よろしく。」


「よろしくお願いします」



「さて、模擬戦闘を始めるとするかの。」


「そうですね。俺は何時でも大丈夫です」


「了解した。Sクラス選抜の諸君は、どうかな?」


「こちらも、何時でも大丈夫です。」


「分かった。では、第一回目の模擬戦闘を始めるとする。最初の代表者、前へ。」


そう理事長が言うと、グリスが前へ出る。


「よろしくお願いします」


「おう」


「それでは、グリス=ルムス対レイ=シンヅキの模擬戦闘を始める。ルールは両者大丈夫だな」


「はい」


「えぇ」


「では、模擬戦闘…………始め!」



ありがとうございましたm(_ _)m

感想お待ちしておりますm(_ _)m

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