《25話》
誤字脱字があると思いが、よろしくお願いします
サティアの魔法にて、下界に帰還した零。彼が転移した場所は、ゼルセット王国の王城の王の間だった。
王の間には、国王とギルド長のライアント他リセント公爵家の当主らがいて皆、零が生きていた事に安堵する。
零が神界(神殿)にいる頃、ゼルセット王国ではゼロス騎士団団長のトルースの葬式が開かれた。この葬式は、国王や貴族、ゼロス騎士団のナザリスや他の団員、王国の民などが集まり開かれたそうだ。皆、トルースの死に涙したそうだ。
そして、トルースの死について英雄の失踪。ナザリスの証言により、あの英雄でも勝てない相手が現れたと報告される。
ナザリスは今、自宅で体を休ませているという。
そして、零を探そうと会議を行っていた所に零が現れた。その後、零はリセント公爵家の屋敷に泊まる事となった。
「ん〜………」
上半身を起こし、部屋の辺りを見回す。そして、扉を誰かが2回叩く。
「はぁーい。どちら様ですか?」
ベッドから起き上がり、扉へと向かい。
扉を開けると、そこには久しぶりに会う少女がいた。
「お久しぶりです。レイさん」
久しぶりに会ったシャルティアは、零に挨拶をし部屋の中へと踏み入れる。
そして、部屋に入ったシャルティアは部屋にあるソファーに座り、零はそのソファーの向かいにある椅子に座る。
シャルティアが零の元に訪れた理由は、久しぶり会いたかったから、そして何があったのか聞きに来る為であった。
そして、零は先の戦で何があったのか
シャルティアに話す。
魔物をトルースさん、ナザリスさん達と全て討伐し。討伐し終わると突然、鋭い殺気を感じ振り向くと魔王グレムがいた事。そして、その後の事も話した。
零が魔龍神王に殺され、神界にある神殿に行き女神王という人に蘇生してもらい神王の力を授かったことも。
「女神王…ですか。そんな神は存じ上げませんね。それに、神王という方。私が知る神話の中に神王という神は出て来てませんね。」
下界では知られてないのか…クロノスとサティアさん。
「というか、レイさんがあの最高10神 全員の子であるという事が驚きです。」
やはり驚くか…
勿論、零がホムンクルスである事も話した。
「まぁな。でもまぁ、まだ4人の親としか会ってないけどな。」
そして、零とシャルティアの会話はシャルティアが通う魔法学園について。
話は弾み、朝だったのが今では昼となっていた。
「そろそろ、昼食にしましょう。」
そう言ってシャルティアは、ソファーから立ち上がる。それに続き零もまた椅子から立ち上がる。2人は部屋の扉を開け、廊下へと出る。廊下に出た2人は、シャルティアの父親と母親がいるリビングへと向かう。
リビングの扉を開けると、よく海外映画で貴族の家にありそうなテーブルにシャルティアの父親と見られる男性が椅子に座っており、その男性の席の右向かいの席に母親と見られる女性がいた。そして、男性の後には黒いスーツを着た60代程の男性が立っていた。
零とシャルティアは部屋に入り、まず零は座っている2人に挨拶をする。
「こんにちは。」
そう挨拶すると、男性から返事が返ってくる。
「こんにちはレイ殿。ささ、立ってないでお好きな席に座って下さいな。」
そう言ってき、続けて女性も声をかけてくる。
「そうですよ、レイさん。シャルティアの相手は疲れたでしょ?」
女性がそう言うと、シャルティアが女性に向けて言葉を返す。
「それはどう言う事ですか!お母様!?」
「あら?そのままの意味なのだけれど?」
シャルティアとシャルティアの母による口喧嘩が、始まり。そんな中、シャルティアの父がそぉっと零に近ずいていき。声の音量を下げ、零に声をかける。
「レイ殿、お見苦しい所を見せてしまってすまない。」
シャルティア父は、そう言って頭を下げる。
「あ、いえそんな。いい親子じゃないでか。」
「そう言ってもらえると、助かる。」
そして、数分後執事の方達が料理を運んで来てきてくれる。運ばれてきた料理は、スープ系の物に何かの肉を焼いた物とパンであった。
パンが硬く食べれず、後の料理は普通だった。
食事を終え、部屋へと戻る。
部屋に戻って来た零は、ベッドへとダイブして枕に顔を埋めたまま眠るのであった。
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