《22話》
誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いします。
「零君、君は生き返れるけどどうする?」
「えっ………!?」
俺……生き返れる…
「生き返れるって、それ本当…なのか?」
「本当だよ。さっきも言ったように、零君の神体と魂は繋がっているからまだ蘇生は出来る。」
「……なぁ、魔龍神王をあのまま下界に放ておいたら………どうなる……?」
「当然、龍族 魔神族以外の種族は奴隷となり奴らのいいように使われるし、逆らう者は殺すという世界を造るだろうね。」
「…………俺…生き返るよ」
「分かった。…零君、君の神体の近くに寄ってくれ。」
「分かった」
魔龍神王を絶対に討伐すると決め、零は自分の神体の近くまで寄る。
「よし、それじゃあサティア…蘇生頼んだよ。」
クロノスは、零の神体の近くにいた女性に真剣な眼差しで話しかける。
「えぇ、完璧に蘇生させるわ。」
クロノスに話しかけられた女性は、クロノスに向かって満面の笑みで言葉を返した。
「あ、まだ彼女の紹介がまだだったね。彼女は僕の奥さんで、サティア。サティアは”生”と”死”を司る女神なんだ。因みに”女神王”とも呼ばれてる。」
クロノス奥さん居たのかよ……しかも美人の奥さん……良いな〜
と、零が思っているとサティアが笑を浮かべ零に話しかける。
「初めまして、零君。ダーリンが言ってくれたように、私は”生”と”死”を司る女神で、皆から”女神王”何て呼ばれているわ。よろしく、零君。」
サティアは言い終わると、零に握手を求めてくる。
「あ、えっと、よろしくです。」
握手を求めて来ているので、握手をする。
「それじゃあ、零君を蘇生させるわね」
「あ、はい。よろしくお願いします。」
「任せなさい…それじゃ始めるわよ………顕現なさい『神樹杖=ユグドラシル』」
女神王がそう唱えると、前の前に5個の魔法陣が縦となって出現し、出現した魔法陣から一本の杖が現れる。その杖の一番上には、太陽と月の様な小さい惑星が円を描きながら、杖の周りを廻っている。そさて、サティアは『神樹杖=ユグドラシル』を魂の零と魂が抜けた状態の零の神体の方へ杖を向け、こう唱える。
「………«神の血が流れし者よ 死者のソナタを我が今 我の力を持って蘇生させよ»…神蘇生魔法『ゴッドレサシテーション』」
サティアが魔法名を唱えると、零と神体を虹色の魔法陣が幾つも出現し魔法陣はドーム型となり、零と神体を覆う。
覆われた零は、心が癒されるような感覚になり、徐々に意識が朦朧として行く。
徐々に意識が無くなっていき、サティアが『ゴッドレサシテーション』を使用してから30秒、零(魂)は細かい粒子となり神体へと入り込んでいく。
魂が神体に戻ってから、3日後。
零は……3日ぶりにその閉じた瞼を開ける
「ん〜………どこだ…ここ…?」
ゆっくりと、ベッドに倒れていた体を起こし、辺りをキョロキョロしていると…。
扉が開く音がし、音がした方をみると見覚えのある人物がいた。
「あら?起きたのね。ご飯食べれるかしら?」
心配そうに話しかけて来たサティアの両手には、木製のお盆を持っており、お盆の上にはお茶碗と箸があった。
「あ、はい。大丈夫です、食べれます。」
「そう、良かったわ。あ、ここにお粥置いておくわね。」
ベッドの横にあった小さいテーブルに、お粥と箸があるお盆を置く。
そして、サティアはお盆を置き終わった時にサティアはある事を思い出し、零にこう聞いて来た。
「念の為聞くのだけれど、零君、体に違和感は無い?」
「違和……感…?ですか?」
零は不思議そうな顔をして、サティアに言葉を返す。
「そうよ?零君は、私の神蘇生魔法で蘇ったのよ?。」
「………!!そうだった!」
両手を頭に持っていき、叫んだ。
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