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《19話》

短いです

誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いしますm(_ _)m

《我々もこのままではおれん!》


ほぉ…ヘルムやガルドをここまで、本気にさせるとはな………フッン…仕方ない、アレを使う事を許可してやるか……。久しぶりに彼奴にも会うのもいいしな


「おい、ヘルム、ガルド…アレ使ってもいいぜ」


《承知》


《了解した》


《まぁ、アレを使わなくばまともに彼奴と、殺り合えないからの…》


《そうだな…では、やるとするか…ヘルム》


《承知した》


《《開放!魔神龍融合!!》》


そう言った瞬間、ヘルムドール ガルドヘルムートの身体が光だし、天高く羽ばたき、回転をしながら飛行する。そして、2匹の龍が衝突した瞬間眩い光と共に一人の人影が現れる。徐々に地上へと降りて来る。零達は信じられない光景を今、目の当たりにした。それは、穹を飛行していたヘルムドール ガルドヘルムートが一つとなり、人間の姿をしていたのだ。


「………………久しいな、この感覚……。」


「久しぶりだな、”ヘルグラン”」


「ん?…あぁグレムだったか、久しいな。」


「まぁこんなのはどうでもいいんだ、今は…。」


「うむ、分かっておる。あ奴らの記憶を我は、持っているのだからな。」


「そうだったな」


「お主が、ヘルム坊とガルド坊の記憶にいた膨大な神気を所持せし神族か。」


「お前…まさかあの龍か」


「半分当たっておる」


「半分…?」


「我は、ヘルム坊 ガルド坊であって、ヘルム坊 ガルド坊ではない。」


「つまり、ヘルグランはヘルム ガルドの脳 神臓が融合して復活した魔龍神王だ。」


「うむ、魔龍神王か……久し名だ」


「魔龍……神王」


「まぁお主に分かりやすく説明するのであれば、”龍族” ”魔神族” を統一する王だ。」


「一つ聞きたい事がある」


「何かな、神族の子よ。一つとは言わず幾らでも良いぞ」


「いや、遠慮しておく。それじゃ…グレムとお前はどっちが強い」


答えは分かっている。このヘルグランって奴は現れた瞬間から異常なまでの威圧感、存在感がある。確実に、グレムより遥かに……強い


「お主を分かっていてその質問をするか……まぁ良い。答えよ、我がグレムより1000倍強い」


「認めたくはないがな」


「それで、神族の子よ、後は何かあるか?無ければ、戦を始めよう……。っと、始める前に一つやる事を忘れていた。」


「どうした、お前らしくないな。ヘルグラン」


「うむ、何せ戦など数千ぶりなのでな。」


「まぁいいがな。早くしてくれよ」


「何、そう時間は掛からん。」


「そうか。俺は早くあのクソ神族を殺してぇんだ」


「そうか、だがお前の望みは叶わん」


「はっ?ヘルグラン、お前何言って………グハッ!おま……え…」


それは一瞬であった。グレムが前へと数歩進んで、ヘルグランが数メートル後ろにいた状態で、グレムが後ろを振り向いた瞬間…………グレムの心臓がある位置に風穴が空いていた。そして、ヘルグランの手には心臓と思われる物を手にしていた。


「まさか……それは」


「ん?あぁ、そうだ……これはグレムの”魔臓”だよ。分かりやすく言うのであれば、これはグレムの心臓だ……。」


「何で……」


「何で?フッン、そんなのグレムがもう用済みだからだよ。」


「用済みだから…殺すのか……?」


「そうだ」


「そんな……」


「こんな話をしても限りがない、早く戦を始めよう………神族の子」


「『轟雷虎』」


目の前に黄色の魔法陣が出現し、魔法陣から雷を纏う虎が現れた。


「行け!」


《グァァッ!!!》


現れた虎は、ヘルグランへと突進を始める。


ヘルグランは突進をしてくる虎へ、人差し指を向け


「ふむ………『黒死火』」


ヘルグランの人差し指から現れたのは、漆黒の火であった。その火は小さく、今にも消えそうな火であった。ヘルグランから放たれた漆黒の火はゆっくりと虎との距離が近づいて行く。そして、漆黒の火が虎に触れた瞬間、虎は巨大な漆黒の火へと飲み込まれ、漆黒の火は徐々に球体化して行き、少しづつ中心へと圧縮して行き、虎、漆黒の火の球体は消えた。


「何だよ……アレ」


「ふむ……貧弱だな。次は我だ……」


「ッ!………」


鋭い殺気を感じとった零は、即座に隙だらけの態勢から、神滅抜刀術を放てる構えとする。


「『雷霆散』」


ヘルグランがそう言った瞬間、穹が曇って行き、ゴゴとなり始め、4、5回鳴った時だった、巨大な雷が無数に降り始める。


ヤベッ!こっちに降ってくる!


「神魔法『聖天龍の加護』」


零を中心に光り輝くオーラが現れ、零を包み込む。


《ドォォォン!!》


「神族の子よ、霆に気をとられ過ぎだ。隙だらけだぞ」


「英雄殿!前!!」


ナザリスの言葉は、遅かった……


「ッ!いつの間に!?」


眼の前には、漆黒の剣を持つヘルグランがいた。


零は、バックステップで距離を稼ごうとしたが……


「遅い……」


《グサッ》


漆黒の剣は零の神臓を、貫通していた。


「………グアッ…………」


《ブシッ》


漆黒の神を抜かれると、零は抵抗無くして地面へと倒れる。


「英雄殿ーーッ!!!」


「グレムよりは、少し楽しめたぞ。憎き神族の子」



ありがとうございました

感想お待ちしております。m(_ _)m

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