《18話》
久しぶりの投稿…
誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いしますm(_ _)m
「そうか、それじゃあ…殺ろうか!」
「あぁ、殺ろうか……トルースさんの仇と、王国の民の為にも……貴様を殺す!」
「ハッハッハ!!いいねぇいいねぇ!!そゆいうの俺好きだぜぇ!!」
「黙れ!『フリージングドラゴン』」
手のひらをグレムに向け、魔法名を唱えると手のひらから魔法陣が現れ、魔法陣から1匹の氷竜が現れ、グレムに襲いかかる。
「消えろカス『炎龍滅』」
グレムが魔法名を唱えると、魔法陣が現れ魔法陣から、炎で出来た龍が現れ、現れた炎龍は氷竜を叩き潰す。
「まだだ!『氷虎』」
地面に魔法陣が現れ、魔法陣から氷で出来た虎が現れる。現れた氷虎は、グレムに襲いかかる。
「無駄だカス『灼炎の鎖』」
グレムがそう唱えると、氷虎の足元に魔法陣が展開され、炎を纏った鎖が現れ氷虎を拘束していく。
「氷虎!」
「塵になれ…カス『緋天槍』」
空に巨大な魔法陣が展開され、炎の槍が氷虎へと降る。
《ドドドドドドドドドドン!!》
炎の槍が降った場合は、無数の穴が空いていた。
「クソっ!これでも駄目なら、近距離戦だ!『オープン』」
零は、走りながら”神刀=黒白”を取り出す。
「ほぉ、妙な剣だな。それじゃあ俺も武器を使おうか。来い『神魔銃=ヘルムドール』『神魔銃=ガルドヘルムート』」
現われたのは、右に手に赤い銃、左に手に黒い銃が現われる。
「喰らい尽くせ、ヘルム、ガルド。」
《ドォン!》《ドォン!》
ヘルム、ガルドから放たれた銃弾がぶつかり合った瞬間、膨大な魔力で出来た巨大な竜の口が現れる。
「ッ! 『純白ノ銀氷刀化』神滅抜刀術=五ノ型『神速一閃』」
鞘から抜かれた黒白は、神速如き速さで、竜の口を斬り裂く。
「ほぉ、『魔龍ノ牙』を斬り裂いたか。面白い!もっと俺を楽しませてくれ!『ブリットメテオ』」
2丁の神銃の銃口を天高く向け、銃口に溜まった魔力の弾を放つ。
放たれた弾は、高く上がって行ったが少しすると減速し、魔力の弾は分離し、分離した数、約5000物の弾が出来た。そして、その弾は石へと変化し地上に落下してくる。
「さぁ、どうする?カス。」
不敵な笑みを浮かべ、零に問う、
「ッ……!」
どうする、あの石〔隕石〕を砕いてもいい。だが、砕いた後ナザリスさんの方へと破片が行くかもしれない。どうすればいいんだ…………そうだ、粉々に破壊すれば!…でも、何で粉砕すれば……破壊…魔法…。破壊魔法なら!?
「どうした?どうした?諦めちゃったかなぁ?」
うぜぇ…まぁ今はいい。あの隕石を破壊しないと。
「ふぅ……」
黒白を鞘に収め、隕石を粉々に破壊するイメージをする。
「……破壊魔法…『破爆拳』」
手に炎を纏い、次々に降ってくる隕石目掛け『神速空』で移動して破壊して行く。『破爆拳』を当てた隕石は、木っ端微塵となって行く。
「ほぉ……」
これで最後!
「ハァァッ!!ハァッ!」
《バゴーン!》
隕石破壊は、終わったけど……まだ、グレムが残ってる。彼奴を討伐しない限り、この戦は終わらない……。
ゆっくりと、地面へと降り、着地する。
「隕石は全て、木っ端微塵にした。そして、次に……グレム!貴様を殺す!」
「いいぜぇ……来いよ…カスッ!」
黒白を構え、零は一直線に走り出す。
「『神速空』」
空中を蹴り上げ、真っ直ぐ突出する。
「ヘルムドール・ガルドヘルムート”固有スキル”発動」
固有スキル……?何だ、固有スキルって?でも、今はどうでもいい!彼奴を討伐する!
「『魔神龍化』」
グレムが手に持っていた、ヘルムドール、ガルドヘルムートが光を放ち、余りにも眩しい為目を隠す。ヘルムドール、ガルドヘルムートは、形が徐々に変化して行く。そして、放たれた光が収まり、グレムの方を見ると……グレムを守る様に2匹の龍がこちらを見ていた。
「ヘルムドール、ガルドヘルムートの固有スキル!”魔神龍化”。魔神龍化を発動する事で、ヘルムドール ガルドヘルムートの本来の姿へと変化する。……さぁ、どうする?カス」
明らかにさっき討伐した、魔物とは格が違うぞ!
《人間………では無いようだな。》
《そうだな、こ奴の神気の質は最高神の奴らと同等もしくは更に上位の神気だ》
《うむ。》
あれ?俺が神族だってバレてね
「ほぉ、テメェ神族だったのか」
「そうだが、それがどうした」
「何、相手が神なら断然この戦!燃えて来る!!殺れ!ヘルム!ガルド!」
《承知》
《良かろう》
2匹の龍は地面を蹴り上げ、物凄いスピードで此方に突進してくる。
アレ使ってみるか……
魔力から”神力”へと変換……
「『神力装』…発動」
《ん!?何だ!この尋常ではない神力わ!?》
《ガルド!気を付けよ!彼奴、先程とは何か違う…》
《うむ》
「…………これが、神力装…」
”神刀=黒白が固有スキルを習得しました”
固有スキル……グレムが使ってたやつか
でも、固有スキル習得するのに何か条件みたいのとかあるのか?
まぁ今いいか、アイツらを討伐するのに集中しよ。
《何だ彼奴、姿もそうだが彼奴から感じていた”魔力”が無くなり、今は逆に膨大な”神力”を感じる。》
《ヘルム、こ奴、魔力を神力へと変換したのではないか》
《成程、ならば油断は禁物だぞガルド》
《うむ》
何時もとは何か違う、今は身体が軽いし、何でも出来るかもしれない。
ナザリスは今、信じられぬ光景を目の当たりにしている。零がグレムと戦い続け、信じられない戦いが目の前で起きていたが、そんな事よりも、もっと信じられない事が起きた。グレムが所持していた、銃、2丁が変化して2匹の龍へとなった。そして、零は何かのスキルを発動したのであろう、零の姿が変わったのである。髪は灰色へと変わり、眼の色は赤へと変化していた。
《来るぞ!》
「神刀=黒白”固有スキル”発動」
「ッ!?貴様!固有スキルを所持していたのか!?」
「フンッ、たった今習得したんだよ!」
「何!?」
「«漆黒の焔なりて 純白の銀氷の刃となる 故に我は望む 何物も貫く千の刃となれ »『無千斬』」
零の周りに千本の黒白が、宙に浮いて出現する。
「行くぞ…」
零が走り出した瞬間、固有スキルにて出現した黒白が一斉に刃先をグレムらへと向け、零に着いて行く。
《ガルド!先程出現したあの、剱、気お付けよ……》
《分かっている》
《魔神龍魔法『天魔業拳』》
ガルドの拳に、渦巻く炎が纏っていく。
《フッン!!》
炎を纏った拳は零へと、振り下ろされる。
「遅い…神滅抜刀術=弍ノ型『絕斬』」
鞘から抜かれた黒白の刃には、黒い靄が掛かっていた。
《クッ!!避けられん!》
《ガルド!》
「ハッ!」
《グッ!!》
ガルドが振り下ろした拳をスレッスレの所で躱し、弍ノ型=『絕斬』で腕を斬り落とす。
《『氷結』……これで腕は大丈夫だ》
《済まない、ヘルム》
《よい…それよりも…》
《あぁ、やはり油断ならんな》
《だが……》
《我々もこのままではおれん!》
ありがとうございました。
感想お待ちしておりますm(_ _)m