《17話》
誤字脱字があると思いますが、よろしくお願いしますm(_ _)m
「よぉ……カス共」
いつの間に!?
「英雄殿!気おつけて下さい!彼奴が……八天魔王のグレムです!」
彼奴が……焔使いのグレム…
「ほぉ……俺を知ってるのか」
「無論だ!貴様ら八天魔王全員の顔を覚えている!」
「ん?お前は俺達”八天魔王”と、どこかであったことあるのか?」
「あぁ…あるとも。しかし、それは私が一方的に貴様らを知っているにすぎん。」
「一方的にねぇ……」
「貴様は、覚えているか……剣神という男を……。」
「剣……神………あぁ、思い出した。やたら剣筋が速かった奴か。まぁそれだけしか取り柄のない、雑魚だったがな。」
グレムが、笑いながらそう言い放つとトルースは自身の聖剣2本を抜き、グレムに向かって走り出す。
「ハッハッハッハ!!今のでキレんのかよハッハッハ!」
トルースをよそに、グレムは一人、倒れ、笑い転げていた。
そして、そこにトルースが聖剣を構え、飛び込む。
「貴様だけは!絶対に…!絶対に!許さない!必ず私の手で貴様をこの世界から葬ってやる!今すぐに!ハァァァァッ!!双聖剣術=奥義!『千剣乱撃』」
トルースが放った、千ものの三日月状の刃がグレムを襲う。
ドドドドドン!!
攻撃が収まった後、グレムがいた場合はもの凄い、砂煙が舞っていた。
「ハァ…ハァ…ハァ…やった…か…」
トルースは、自分が今出来る自身の最強の技をグレムに放った。……だが
「あぁ……終わったか?」
砂煙から現れたグレムは、無傷であった。
「何……だと……何故アレを喰らって生きていられる!」
「んー…………弱いから?」
「ッ!……」
「はぁ…もうお前には飽きた。死ね…『ヘルムスピア』」
ミニサイズの槍に、黒炎が纏い、トルースめがけて放つ。放たれた槍は、音速の速さで、トルースの心臓一直線で行く。
槍を弾く為、トルースは聖剣を構えて弾こうとしたが、槍は聖剣を砕き、鎧を貫通して、トルースの心臓へと突き刺さる。
「トルースさん!しっかり!今治しますから!気をたしかに!蘇生魔法『リサシテーション』『リサシテーション』『リサシテーション』『リサシテーション』……何で……何で蘇ないんだよ!」
「フッン……そんなもん、蘇生出来る訳ないだろ。お前、知らねぇのか?」
「何が…」
「蘇生魔法の対象は、人ではない、魔物だ。」
蘇生魔法が蘇生出来るのは、魔物……
零は、ステータスを開き蘇生魔法の詳細を見る。
[蘇生魔法]
『選択した、対象を蘇生させる。(魔物呑み)』
マジ…かよ…じゃあ、もうトルースさんは……クソっ!トルースさんを守れなかった!
「騎士…団長……ッ!…僕が今、団長の仇を取ります…!。」
ナザリスさん……
「ナザリスさん」
「何でしょか……英雄殿」
「ナザリスは、トルースさんの傍に居てあげて下さい。」
「……しかし、僕が「俺が彼奴を討伐します」……一つ聞いていいですか?」
「はい」
「……………僕は、足でまといですか」
「……」
「正直に言って構いません」
「分かりました……はい、足でまといです。」
「……英雄殿、お願いします!騎士団長の仇を必ず、取って下さい。お願いします」
「任せて下さい」
泣きながらナザリスさんに、頼まれたんだ。必ず、トルースさんの仇を打つ!。
「話は終わったかぁ」
「あぁ、終わった」
「そうか、それじゃあ…殺ろうか!」
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